文化省(ぶんかしょう、:Ministério da Cultura:MC)は、ブラジルの中央官庁。ブラジルにおける芸術、文化的アイデンティティの推進・奨励や、考古学、民俗伝承、歴史財産の研究・保護などを職掌とする。

沿革 編集

ジョゼ・サルネイ大統領政権下の1985年3月15日にn 91.144号法に従い創設される。

フェルナンド・コロール・デ・メロ大統領政権下の1990年4月12日に文化総局に改編され大統領直轄の官庁となるが、イタマル・フランコ大統領政権下の1992年11月19日にn 8.490法が施行され再び文化省に戻される。

フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ大統領政権下の1998年5月27日にn 9.649法により大規模な改編が実施される。これにより文化省は国家的に重要と指定した特定の分野(演劇や映画)への後援を推進した。

2003年にはブラジルを代表する音楽家ジルベルト・ジルが大臣に就任した。

組織 編集

歴代大臣 編集

歴代大臣
氏名 在任期間 大統領
文化大臣
1 ジョゼ・アパレシド・デ・オリヴェイラ 1985.3.15 - 1985.5.29 ジョゼ・サルネイ
2 アルジオ・ピメンタ 1985.5.30 - 1986.2.14 ジョゼ・サルネイ
3 セレソ・フルタード 1986.2.14 - 1988.7.28 ジョゼ・サルネイ
4 ウーゴ・ナポレアン・ド・レゴ・ネト 1988.7.28 - 1988.9.19 ジョゼ・サルネイ
5 ジョゼ・アパレシド・デ・オリヴェイラ 1988.9.19 - 1990.3.14 ジョゼ・サルネイ
文化総局長
6 イポジュカ・ポンテス 1990.3.14 - 1991.3.10 フェルナンド・コロール・デ・メロ
7 セルジオ・パウロ・ロナネチ 1991.3.10 - 1992.10.2 フェルナンド・コロール・デ・メロ
文化大臣
8 アントニオ・オワイス 1992.10.2 - 1993.9.1 イタマル・フランコ
9 ジョゼ・ジェロニモ・モスカルド・デ・ソーサ 1993.9.1 - 1993.12.9 イタマル・フランコ
10 ルイス・ロベルト・ド・ナシメント・エ・シルヴァ 1993.12.15 - 1994.12.31 イタマル・フランコ
11 フランシスコ・ヴィファールチ 1995.1.1 - 2002.12.31 フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ
12 ジルベルト・ジル 2003.1.1 - 2008.7.30 ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ
13 ジューカ・フェレイラ 2008.7.30.4 - ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ

外部リンク 編集