文学忌(ぶんがくき)とは、作家命日(例外あり)をその雅号ペンネーム、代表作などにちなんで、その文学的な業績を偲ぶ日としたものである。また、俳句においては、著名な俳人やその他の有名人の忌日を季語として用いる[1]

主な文学忌の一覧編集

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文学忌を由来とする行事など(具体例)編集

主に作家にゆかりのある土地や記念館、団体などで、偲ぶ会を始めとした行事が行われている。

  • 尾崎士郎の終焉の地である馬込文士村では、NPO法人馬込文士村継承会により「飄々祭」が行われている[9][注釈 2]
  • 太宰治の没した翌年から「桜桃忌」と名付けた太宰治を偲ぶ会が行われており[7]、太宰の墓がある東京都三鷹市禅林寺では、6月19日に太宰ファンが参拝に訪れている[12][注釈 3]
  • 北原白秋生家北原白秋記念館がある福岡県柳川市では、白秋の命日である11月2日とその前後の日に「白秋祭水上パレード」などが行われる[14]
  • 三島由紀夫の命日の11月25日には、三島由紀夫研究会によって三島由紀夫氏追悼会「憂国忌」が開かれている[15]

その他の利用編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 6月19日は太宰治の遺体が発見された日であり、戸籍による死亡推定月日は6月14日となっている[7]
  2. ^ ただし、尾崎士郎の命日である2月9日に行われない場合もある[10][11]
  3. ^ ただし、太宰治の生誕地である青森県五所川原市では、太宰治の誕生日と桜桃忌が同じ6月19日であることと、遺族からの要望があったことにより、「太宰治生誕祭」に名称を改めて毎年6月19日に式典を開いている[13]

出典編集

  1. ^ 山崎ひさを「忌日 きじつ」『俳文学大辞典』加藤楸邨大谷篤蔵井本農一監修、尾形仂草間時彦島津忠夫大岡信森川昭編者、角川書店、1995年10月27日、202頁。
  2. ^ 作家・高橋揆一郎(昭和3年~平成19年)1”. 北海道歌志内市. 2020年8月6日閲覧。
  3. ^ 折口 信夫・春洋”. 羽咋市公式ホームページ (2020年1月14日). 2020年8月6日閲覧。
  4. ^ 中村真理子「ドナルド・キーンさんの命日は「黄犬忌」 資料も公開へ」『朝日新聞』、2020年1月8日。2020年8月6日閲覧。
  5. ^ 風信子忌について”. 立原道造の会. 2021年4月30日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k ふるさとゆかりの作家の文学忌|図書館 - 福井県立図書館・文書館・文学館 - ウェイバックマシン(2016年8月19日アーカイブ分)
  7. ^ a b 太宰治の生涯 略年譜”. 太宰ミュージアム. 2020年8月6日閲覧。
  8. ^ 水木しげるさんの命日を「ゲゲゲ忌」と命名、追悼イベント開催…東京都調布市 : スポーツ報知 - ウェイバックマシン(2017年1月8日アーカイブ分)
  9. ^ 飄々祭について”. NPO法人馬込文士村継承会. 2020年8月6日閲覧。
  10. ^ 第9回 瓢々祭(ひょうひょうさい) 講演(尾崎士郎と宇野千代の馬込村時代)と箏の調べ”. NPO法人馬込文士村継承. 2020年8月6日閲覧。
  11. ^ 第10回 瓢々祭(ひょうひょうさい) 馬込文士村はJAZZミュージシャンが愛した町”. NPO法人馬込文士村継承会. 2020年8月6日閲覧。
  12. ^ 桜桃忌 - 太宰が生きたまち・三鷹”. 三鷹市. 2020年8月6日閲覧。
  13. ^ 太宰治生誕祭”. 五所川原市. 2020年8月6日閲覧。
  14. ^ 第67回白秋祭水上パレード”. 柳川市公式ウェブサイト (2019年4月16日). 2020年8月6日閲覧。
  15. ^ 憂国忌”. 三島由紀夫研究会. 2020年8月6日閲覧。
  16. ^ 大野 2007, p. 152.
  17. ^ 高田正子「原爆忌と原発忌 俳句一口講座 広島忌」『日本経済新聞』、2011年8月6日。2020年8月6日閲覧。
  18. ^ 大野 2007, p. 157.
  19. ^ 「8.15」という語句が、俳句の季語として用いられているか知りたい。また、季語であるならば、どう読むか知りたい。”. レファレンス協同データベース (2013年10月30日). 2020年8月6日閲覧。
  20. ^ 『文豪ストレイドッグス』×青空文庫 勝手に応援#9”. aozorablog (2013年8月7日). 2020年8月6日閲覧。
  21. ^ そらもよう:2020年01月01日 届かないところ、埋もれたもののために”. 青空文庫 (2020年1月1日). 2020年8月6日閲覧。

関連項目編集

関連書籍編集

  • 佐川章『文学忌歳時記』創林社、1982年10月30日。
  • 佐川章『大往生事典 作家の死んだ日と死生観』講談社講談社+α文庫〉、1996年8月20日。ISBN 978-4062561587
  • 『文学忌俳句歳時記』大野雑草子編、博友社、2007年9月10日。ISBN 978-4826802062

外部リンク編集