料理長殿、ご用心』(シェフどの、ごようじん、原題:Who Is Killing the Great Chefs of Europe?)は、1978年アメリカイタリアフランス西ドイツ合作映画。

料理長殿、ご用心
Who Is Killing the Great Chefs of Europe?
監督 テッド・コッチェフ
脚本 ピーター・ストーン
原作 アイヴァン・ライアンズ
ナン・ライアンズ
製作 ウィリアム・オルドリッチ
製作総指揮 マーヴ・エイデルソン
リー・リッチ
出演者 ジョージ・シーガル
ジャクリーン・ビセット
ロバート・モーレイ
音楽 ヘンリー・マンシーニ
撮影 ジョン・オルコット
編集 トム・ノーブル
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 日本ヘラルド映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1978年10月6日
日本の旗 1979年5月5日
上映時間 112分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
西ドイツの旗 西ドイツ
言語 英語
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世界の4大料理長たちと美食家が巻き込まれる謎の殺人事件を描く、ミステリーとブラックユーモアを絡ませた、異色のグルメサスペンスコメディ映画である。

第36回ゴールデングローブ賞ジャクリーン・ビセット主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)に、ロバート・モーレイ助演男優賞にノミネートされた[1]

ストーリー 編集

大富豪・マックス(ロバート・モーレイ)は、料理専門誌を主催する有名なグルメでもあった。とにかく食べることが大好きで、美味しいものに目がない。連日豪華料理に舌鼓を打つので、医者からはその体調を心配される程だった。そんなマックスがある日ふと考えた。「この世で一番美味しい料理って何だろう?」そう思うと確かめずにはいられない。マックスは、世界一流の料理長を招いて実際に食べ比べてみることにした。招かれたのは、ルイ(ジャン=ピエール・カッセル)、ゾッピ(ステファノ・サタ・フロレス)、ムリノー(フィリップ・ノワレ)、それにナターシャ(ジャクリーン・ビセット)の4人の料理長だ。ところが、いよいよ試食会の日になってルイの姿が見えなくなった。一同で探しまわってみると、ルイはオーブンの中で黒焦げになった死体で発見された。一体誰が、何の目的で殺害したのか?謎が解けないままマックスは試食会を強行しようとする。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ テレビ朝日
ロビー ジョージ・シーガル 羽佐間道夫 黒沢良
ナターシャ・オブライエン ジャクリーン・ビセット 鈴木弘子
マックス ロバート・モーレイ 滝口順平
コーナー ジャン=ピエール・カッセル 雨森雅司 阪脩
ムリノー フィリップ・ノワレ 緑川稔 小林修
オーギュスト・グランヴィリエ ジャン・ロシュフォール 渡部猛 大塚周夫
ラヴェロ ルイージ・プロイェッティ 平林尚三 安原義人
ゾッピ ステファノ・サッタ・フロレス 徳丸完 緒方賢一
ビーチャム マッジ・ライアン 高橋和枝 京田尚子
ブロシェット フランク・ウィンドソー 真木恭介 大木民夫
マスネ ジャック・マリン 石森達幸 北村弘一
その他声の出演:石丸博也、北村弘一、鈴木れい子川浪葉子
  • テレビ朝日版:初回放送1985年11月24日『日曜洋画劇場 秋のミステリー特集第4弾』
その他声の出演:安田隆千田光男西村知道大滝進矢、鈴木れい子、横尾まり鈴木勝美色川京子佐脇君枝

※日本語吹替音声はテレビ朝日版が2023年1月30日発売のブルーレイに収録[2]

スタッフ 編集

日本語版 編集

フジテレビ版

  • 演出:春日正伸
  • 翻訳:戸田奈津子
  • 調整:中村修
  • 効果:南部光庸/大橋勝次
  • 選曲:河合直
  • 配給:ヘラルド・エンタープライズ
  • 制作:ザック・プロモーション[3]

テレビ朝日版

  • 演出:水本完
  • 翻訳:宇津木道子
  • 効果:赤塚不二夫/PAG
  • 調整:山田太平
  • 制作:ザック・プロモーション

脚注 編集

外部リンク 編集