のぞき屋』(のぞきや)は山本英夫による漫画作品。小学館刊「ヤングサンデー」により掲載された作品である。実写映画化しており、テレビ東京系列で2007年ドラマ化している。また、2008年Vシネマも制作されている。なお、本項では『新・のぞき屋』についても説明する。

概要 編集

屈折した社会を創っているのは、個人のゆがんだ欲望である。

主人公・見(ケン)の職業は依頼を受ければどんな人間の生活も覗き、ターゲットの心の中も覗いてしまうプロの“のぞき屋”。新人のスマイル、イルカ並の聴覚を持つ聴(チョウ)と探偵稼業を営んでいる。見(ケン)を通して、依頼された調査にからむ様々な事件や人間模様を描いて行く。

登場人物 編集

見(ケン)
主人公。幾多の事件を、その眼で覗いてきた「のぞき」のプロ。盗聴ピッキングなど、裏社会のあらゆる技術にも精通している。左眼は序盤ではブ厚いコンタクトレンズで濁っていると言っているが実は義眼。その眼で「心の奥」まで覗き込む。
高見沢レイカ
有名進学校に通う高校2年生。成績も学年トップ3に入るほどの秀才だが、影では売春斡旋の元締めをする冷めた一面も持つ。
父親から歪んだ愛情を受け、当初は父親が「のぞき屋」に素行調査を依頼していた「対象者」であったが、見(ケン)らのぞき屋メンバーに救われた事をきっかけに「のぞき屋」のメンバーとなる。
スマイル
“のぞき屋”見習い。『探偵物語』の工藤ちゃんに憧れて「のぞき」の世界に飛び込んだ。仕事は未熟だが、熱いハートで難事件に挑む見(ケン)の右腕的な存在。普段は粋がっているが、実は奥手なチェリーボーイ
聴(チョウ)
イルカ並みの聴力を持つ探偵のスペシャリスト。興信所での豊富な経験を活かして“のぞき屋”の危機を救う。昔気質で警察との関係も深く、若きメンバーたちの頼れる人生の先輩。
ハスキー
のぞき屋で飼われている犬。

テレビドラマ 編集

キャスト 編集

レギュラー 編集

ゲスト 編集

1話-3話

4話-6話

7話-9話

10話-12話

サブタイトル 編集

  1. 因縁の周波数
  2. 売春の周波数
  3. 圏外の周波数
  4. 妄想の周波数
  5. 背徳の周波数
  6. 偶像の周波数
  7. 盗聴の周波数
  8. 脅迫の周波数
  9. 対決の周波数
  10. 失踪の周波数
  11. 追憶の周波数
  12. 眼球の周波数
  13. 再生の周波数

ネット局 編集

地域 放送局 系列  放送期間 放送曜日と時間 放送日の遅れ
関東広域圏 テレビ東京(TX)【製作局】 テレビ東京系列 2007年4月2日7月2日 月曜 26時00分~26時30分  —
福岡県 TVQ九州放送(TVQ) 2007年7月9日10月1日 月曜 25時23分~25時53分 約3ヶ月遅れ

スタッフ 編集

主題歌 編集

  • エンディングテーマ:FLAME「スリル」(作詞:齋藤博美、作編曲:齋藤真也)
  • 挿入歌(4話~6話):みひろ「大きなモノ小さなモノ」
テレビ東京 月曜日夜26時枠
前番組 番組名 次番組
のぞき屋

映画 編集

のぞき屋 NOZOKIYA』は、1995年05月13日から東映系列にて劇場公開した日本映画

キャスト 編集

スタッフ 編集

オリジナルビデオ 編集

  • 新のぞき屋 援助交際(エンコー)のぞきます (1998)
  • 新のぞき屋 盗聴尾行(ストーカー)のぞきます(1998)