新八日市駅

滋賀県東近江市にある近江鉄道の駅

新八日市駅(しんようかいちえき)は、滋賀県東近江市八日市清水二丁目にある近江鉄道八日市線(万葉あかね線)のである[4]駅番号OR16

新八日市駅
駅舎(2024年6月撮影)
(1922年(大正11年)竣工)
しんようかいち
SHIN-YOKAICHI
(カネヒョウ 古美術 熊木前)
OR15 八日市 (0.6 km)
(0.7 km) 太郎坊宮前 OR17
地図
所在地 滋賀県東近江市八日市清水2-137-2
北緯35度6分37.34秒 東経136度11分28.05秒 / 北緯35.1103722度 東経136.1911250度 / 35.1103722; 136.1911250座標: 北緯35度6分37.34秒 東経136度11分28.05秒 / 北緯35.1103722度 東経136.1911250度 / 35.1103722; 136.1911250
駅番号 OR16
所属事業者 近江鉄道
所属路線 八日市線(万葉あかね線)
キロ程 0.7 km(八日市起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]493人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1913年大正2年)12月29日[1][2][3]
備考 御園駅までの路線は1948年休止、1964年廃止(次は八日市中野
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歴史

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以前は当駅から御園駅(開業時は飛行場駅)に向かっていた(御園方面への分岐点は当駅の近江八幡駅寄りにあり、新八日市からはスイッチバックする形であった)[5][6]。近江鉄道に合併後、八日市駅方面への線路が敷設され、御園方面の通称”飛行場線”の区間は、長い休止期間を経て、後に廃止された。御園駅方面の隣駅は八日市中野駅であった[6]

年表

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駅構造

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相対式ホーム2面2線[15]を有する地上駅である[1]。平日朝(7時から8時50分まで)[16]および夕方(16時から19時30分まで)のみ有人となる(運用時間は2021年時点)[4]。ただし、夕方は降車客の改札業務のみである。なお、ホーム間は構内踏切で連絡している。木造駅舎を有する。

のりば

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番線 路線 方向 行先
駅舎側 八日市線
(万葉あかね線)
上り 八日市方面[17]
反対側 下り 近江八幡方面[18]

※案内上ののりば番号は割り当てられていない。

駅舎

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薄緑色に塗装された[11][12]洋風建築の駅舎を持つ[4]。開業時に建てられた駅舎であると言われていたが[19]、開業9年後の1922年(大正11年)に建てられたとされている[3][4][10][11][12]。駅舎2階はかつて八日市線の前身である湖南鉄道、八日市鉄道の本社として使用されていた[3][4][20]。建築当時は西側に平家部分があったが取り壊され、空き地となっている。駅舎1階には八日市鉄道時代までの特等客用待合室だったスペースがあったが[4][16]、現在は板で塞がれている[12][21]。外壁は夏季にはツタで覆われる[3]とあるが、他の季節でも覆われている。

利用状況

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近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。(東近江市統計書より)

年度 一日平均
乗車人員[注釈 2]
2002年(平成14年) 393
2003年(平成15年) 379
2004年(平成16年) 376
2005年(平成17年) 417
2006年(平成18年) 435
2007年(平成19年) 433
2008年(平成20年) 430
2009年(平成21年) 424
2010年(平成22年) 429
2011年(平成23年) 441
2012年(平成24年) 448
2013年(平成25年) 466
2014年(平成26年) 463
2015年(平成27年) 494
2016年(平成28年) 505
2017年(平成29年) [* 2]491
2018年(平成30年) [* 3]501
2019年(令和元年) [* 1]493

駅周辺

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住宅密集地にあるが、付近には商店や宗教法人の教会がある。公立小学校は駅から北西へ少し離れた所にある。国道421号八風街道。駅付近は滋賀県道13号彦根八日市甲西線との重複区間)は駅南側を、近江鉄道本線(水口・蒲生野線)は駅東側を通る。

タクシー路線

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駅前にちょこっとタクシー「新八日市駅」停留所があり、小脇・建部エリア八日市駅阿賀神社(太郎坊宮)付近を巡回するエリアタクシー[23])が経由する(要予約)。

隣の駅

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近江鉄道
八日市線(万葉あかね線)
快速
通過
普通
太郎坊宮前駅(OR17) - 新八日市駅(OR16) - 八日市駅(OR15)

かつて存在した路線

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近江鉄道
八日市線
新八日市駅 - 八日市中野駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ (※副駅名称の「カネヒョウ」は、この古美術商(骨董品店)の運営会社)
  2. ^ 東近江市統計書に記載のある年間乗車人員を年間日数(365または366)で除している。なお、小数点以下は四捨五入している。

出典

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  1. ^ a b c 川島 2009, p. 79.
  2. ^ a b 寺田 2013, p. 275.
  3. ^ a b c d e 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、103頁。ISBN 978-4-635-82209-1 
  4. ^ a b c d e f g h “和洋折衷、愛され100年 新八日市駅舎(もっと関西)”. 日本経済新聞. (2018年8月29日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34689970Y8A820C1AA2P00/ 2021年12月6日閲覧。 
  5. ^ 朝日 2011, p. 9.
  6. ^ a b 辻󠄀 良樹「消えた飛行場線」『トワイライトゾ~ンマニュアル5』所収 1996年 ネコ・パブリッシング[要ページ番号]
  7. ^ a b c d e f g h i j k 朝日 2011, p. 13.
  8. ^ 監修 辻󠄀良樹 (2023年). “滋賀の百年散歩 新八日市駅”. かけはし (滋賀銀行): 13-14. 
  9. ^ 「輕便鐵道停車場名改稱」『官報』1919年7月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ a b 高見彰彦「湖南鉄道の写真と新八日市駅の駅舎建築時期について」『鉄道史料』(鉄道史資料保存会)No.147 2016年、53-59頁
  11. ^ a b c “100年超え橋梁 往時語る”. 読売新聞オンライン. (2021年2月22日). オリジナルの2021年2月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210222030957/https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/feature/CO044595/20210222-OYTAT50005/ 2021年12月6日閲覧。 
  12. ^ a b c d 岩間 2016, p. 49.
  13. ^ 監修 辻󠄀良樹 (2023). “滋賀の百年散歩 新八日市駅”. かけはし (滋賀銀行): 13-14. 
  14. ^ 八日市線・新八日市駅に「副駅名称」を導入します”. 近江鉄道 (2022年9月15日). 2022年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月20日閲覧。
  15. ^ 川島 2009, p. 11.
  16. ^ a b 岩間 2016, p. 48.
  17. ^ 新八日市駅(八日市方面)の時刻表|近江鉄道”. 近江鉄道. 2022年9月18日閲覧。
  18. ^ 新八日市駅(近江八幡方面)の時刻表|近江鉄道”. 近江鉄道. 2022年9月18日閲覧。
  19. ^ 朝日 2011, p. 8.
  20. ^ 監修 辻󠄀良樹 (2023). “滋賀の百年散歩 新八日市駅”. かけはし (滋賀銀行): 13-14. 
  21. ^ 高見彰彦「湖南鉄道・八日市鉄道の乗車券と沿線案内」『鉄道史料』(鉄道史資料保存会)No.149 2016年[要ページ番号]
  22. ^ 東近江市埋蔵文化財包蔵地一覧” (PDF). 東近江市. 2023年10月11日閲覧。
  23. ^ ちょこっとタクシー 小脇・建部エリア” (PDF). 東近江市. 2022年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。

統計

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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