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新札幌駅

日本の北海道札幌市厚別区にある北海道旅客鉄道の駅

新札幌駅(しんさっぽろえき)は、札幌市厚別区にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅番号H05電報略号シン事務管コードは▲131413[2]

新札幌駅
デュオ2と新札幌駅(2018年8月)
デュオ2と新札幌駅(2018年8月)
しんさっぽろ
Shin-Sapporo
H06 上野幌 (2.9km)
(2.9km) 平和 H04
所在地 札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6番1号
駅番号 H05
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 千歳線
キロ程 51.5km(沼ノ端起点)
電報略号 シン
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
14,599人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1973年昭和48年)9月9日[1]
乗換 新さっぽろ駅T19
備考 [札] 札幌市内
社員配置駅
みどりの窓口
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駅ホーム外観(2004年6月)

目次

概要編集

札幌市厚別区の中心駅かつ新札幌副都心の玄関口であり[1]特急を含めた全ての旅客列車が停車する。札幌市営地下鉄東西線新さっぽろ駅代替輸送の指定駅になっている他、新札幌バスターミナル・タクシー乗り場にも隣接している。

2010年代以降、老朽化に伴いモルタル片・コンクリート片などの落下事故が発生しているため、JR北海道では新札幌駅・新札幌高架橋について[3][4][5][6]、耐震補強工事を行うことを発表した[7]

利用可能な優等列車編集

歴史編集

 
1976年(昭和51年)の新札幌駅と周囲約1 km範囲。左が札幌方面。駅周辺は開発途中であり南側には「サンピアザショッピングセンター」を建設している。一方、北側は旧北海道陸軍兵器補給廠附属弾薬庫(厚別弾薬庫)跡地が更地になっている。戦時中は上端中央辺りまで厚別駅から軍用線が敷かれていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅周辺の土地は、1944年昭和19年)に白石に開設した旧北海道陸軍兵器補給廠の附属弾薬庫(厚別弾薬庫)であり、当時は林のくぼ地であった場所に4,000トンもの弾薬を保管していた[8]。戦後はアメリカ軍に接収された後、陸上自衛隊が引き継いだが[8]1966年(昭和41年)に札幌市が土地を取得した[9]日本国有鉄道(国鉄)千歳線のルート変更によって現在のルートに鉄道が通ることが決まると、都心部において商業業務機能が過度に集中することによる大気汚染渋滞などの都市型公害や市街地周辺部における住宅地の急激な拡大に対応する整備が追いつかないなどの課題が生じていた札幌市は[10]1971年(昭和46年)策定の「札幌市長期総合計画」において「『多核分散型の都市形態』を計画的に誘導して行う」基本方針を打ち出し、新札幌駅周辺を「副都心」(厚別副都心)として位置づけた[9][10]。こうして、1973年(昭和48年)にまだ何もない土地に高架駅の「新札幌駅」が開業した[9]。開業前の仮称は「下野幌駅」であり「新札幌駅」の駅名は札幌貨物ターミナル駅が使用していたが、駅開業に伴い駅名を譲り受ける形になった[9]。なお、「新札幌」の名称は駅名で初めて使用したことに由来している[10]

駅構造編集

相対式ホーム2面2線を有する高架駅通過線・待避線が無いため、列車の追い抜き・緩急接続はできない。平和駅寄りには札幌貨物ターミナル駅への分岐点があり、新札幌駅構内の扱いとなっている。

ホームは短く、特急列車が増結して10両編成で運転される際には進行方向後寄りの数両がホームから外れて停車するため、駅ホーム外の車両はドアカットされる。

3階が駅ホーム・2階が駅舎・1階が店舗という駅構造になっており、駅ビル「新さっぽろ駅ターミナルビル」に直結している他、隣接する商業施設と連絡通路によって接続している。高架下には「新札幌名店街」がある[21][22][23]

終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:6時20分 - 21時30分)・自動券売機自動改札機エレベーターエスカレーターキヨスク設置。改札口にはからくり時計がある。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 千歳線 上り 千歳新千歳空港苫小牧東室蘭函館帯広釧路方面
2 下り 札幌手稲小樽方面

利用状況編集

2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員14,599人であり[24]、JR北海道の中では札幌駅新千歳空港駅手稲駅に次いで4番目に利用者数が多い駅である[25]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1975年(昭和50年) 2,100 [26]
1980年(昭和55年) 3,684 [26]
1985年(昭和60年) 4,459 [26]
1990年(平成02年) 7,774 [26]
1995年(平成07年) 11,460 [26]
2000年(平成12年) 12,201 [26]
2001年(平成13年) 12,229
2002年(平成14年) 12,608
2003年(平成15年) 13,098
2004年(平成16年) 13,081
2005年(平成17年) 13,197
2006年(平成18年) 13,283
2007年(平成19年) 13,552
2008年(平成20年) 13,615
2009年(平成21年) 13,514
2010年(平成22年) 13,576
2011年(平成23年) 13,700
2012年(平成24年) 13,879
2013年(平成25年) 14,097
2014年(平成26年) 14,118
2015年(平成27年) 14,120
2016年(平成28年) 14,267
2017年(平成29年) 14,599 [24]

駅周辺編集

駅を南北に挟む形で立地している駅ビル「新さっぽろ駅ターミナルビル」(新さっぽろアークシティ デュオ1・デュオ2、新さっぽろアークシティホテル、新札幌バスターミナル、タクシー乗り場)があり、連絡通路によって接続している「サンピアザショッピングセンター」(サンピアザ、イオン新さっぽろ店、カテプリ、サンピアザ劇場、サンピアザ水族館)や駐車場とともに「札幌副都心開発公社」が管理・運営している施設は愛称を「新さっぽろアークシティ」としている[27]。新札幌循環器病院まで徒歩約5分、厚別警察署厚別優良運転者免許更新センター)まで徒歩約6分、地域医療機能推進機構札幌北辰病院(JCHO札幌北辰病院)まで徒歩約7分、羊ヶ丘病院まで徒歩約8分に位置している。

バス路線編集

隣の駅編集

北海道旅客鉄道(JR北海道)
千歳線
快速「エアポート
北広島駅 (H07) - 新札幌駅 (H05) - (一部白石駅 (H03)) - 札幌駅 (01)
普通
上野幌駅 (H06) - 新札幌駅 (H05) - 平和駅 (H04)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 当時の停車列車は、エル特急ライラック」(当時は室蘭駅 - 札幌駅 - 旭川駅の運転)、急行「えりも」(札幌駅 - 様似駅)、急行「ちとせ」(札幌駅 - 室蘭駅)、急行「まりも」(札幌駅 - 帯広駅)であった。

出典編集

  1. ^ a b c 副都心部の玄関口、国鉄千歳線「新札幌駅」。昭和48年9月9日オープン”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1982年7月25日). 2017年5月22日閲覧。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ “鉄道高架からの排水管の落下について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2010年12月20日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2010/101220-2.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  4. ^ “鉄道高架橋からのモルタル片の剥落について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年12月23日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151223-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  5. ^ “鉄道高架橋からのコンクリート片の落下について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年3月28日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170328-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  6. ^ “鉄道高架橋からのコンクリート片の落下について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年5月10日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170510-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  7. ^ “高架橋の耐震補強工事の実施について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年5月11日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170511-2.pdf 2017年5月15日閲覧。 
  8. ^ a b 厚別弾薬庫”. 札幌市平和バーチャル資料館. 札幌市. 2017年5月18日閲覧。
  9. ^ a b c d 北海道ファンマガジン 2010.
  10. ^ a b c 副都心地区.
  11. ^ 副業に懸命の札鉄局”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1982年5月23日). 2017年5月22日閲覧。
  12. ^ a b 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、21頁。
  13. ^ 新さっぽろ駅ターミナルビル—副都心の顔、6月1日に開業。事業費は150億円。ホテル、店舗など”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1990年5月15日). 2017年5月19日閲覧。
  14. ^ 雨にぬれずにバス待てます ターミナルで発車式 新さっぽろ駅”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1990年6月1日). 2017年5月19日閲覧。
  15. ^ 「デュオ—2」5日開店 新さっぽろ 副都心2期事業が完成 年商目標40億円 女性ファッション中心に”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1992年6月3日). 2017年5月19日閲覧。
  16. ^ “Kitacaサービス開始日決定について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2008年9月10日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2008/080910-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  17. ^ “新札幌駅バリアフリー化完成! 改札内エレベーターを2月28日から使用開始します!” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2009年2月18日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090218-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  18. ^ JTB小さな時刻表2016年秋号「函館本線・室蘭本線・千歳線(函館-長万部-札幌)」、pp.654-667。
  19. ^ “ツインクルプラザ(JR旅行センター)5店舗の閉店について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2017年1月17日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170117-1.pdf 2017年5月22日閲覧。 
  20. ^ “JR北海道 3月にツインクルプラザ5支店閉店”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年1月19日) 
  21. ^ 新札幌名店街1号館”. 北海道ジェイ・アール都市開発. 2017年5月23日閲覧。
  22. ^ 新札幌名店街2号館”. 北海道ジェイ・アール都市開発. 2017年5月23日閲覧。
  23. ^ 新札幌名店街3号館”. 北海道ジェイ・アール都市開発. 2017年5月23日閲覧。
  24. ^ a b “新千歳空港駅6%増の2位 昨年度JR乗車人数 新函館北斗駅11%減”. 北海道新聞. (2018年8月19日). オリジナル2018年8月19日時点によるアーカイブ。. https://archive.fo/Xt7BZ 2018年9月7日閲覧。 
  25. ^ 会社概要 各種データ”. 北海道旅客鉄道. 2017年5月22日閲覧。
  26. ^ a b c d e f JR 駅別乗車人員経年変化(1日平均) (PDF)”. 札幌市. 2017年5月22日閲覧。
  27. ^ 新さっぽろアークシティ外観図”. 札幌副都心開発公社. 2017年5月19日閲覧。

参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集