日本 > 長野県 > 松本市 > 新村 (松本市)

新村(にいむら)は、長野県松本市の地名(大字)。旧市内の北西の地区。旧新村郵便番号390-1241[2]

新村
松本大学 正面入口
松本大学 正面入口
新村の位置(長野県内)
新村
新村
新村の位置
北緯36度13分13.81秒 東経137度54分39.16秒 / 北緯36.2205028度 東経137.9108778度 / 36.2205028; 137.9108778
日本の旗 日本
都道府県 長野県
市町村 松本市
人口
2018年(平成30年)10月1日現在)[1]
 • 合計 3,252人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
390-1241[2]
市外局番 0263 (松本MA)[3]
ナンバープレート 松本

地理 編集

国道158号沿いや、松本環状高家線沿いには住宅が集中している。そのほかの部分は住宅と田畑が混在している。俗地名では北新(きたにい 北東部)、南新(みなみにい 西部)、東新(ひがしにい 南東部)、上新(かみにい 北西部)、下新(しもにい 北東端)、根石(南西端)、安塚(南西部)、山王(南部)などが該当する。

歴史 編集

古くは信濃国筑摩郡に相当する地域で、古墳群があり古代より開発の跡が見られる。室町時代から「新村」の名が見え、「新村南方」が諏訪大社下社の社領となり、また郷として社殿造替のための負担をしている。戦国時代には波田若沢寺の寺領とされる。江戸時代松本藩領となり、北新村、南新村、東新村、上新村、下新村の五箇村に分かれた。明治7年(1876年)、上記五箇村を合併し「新村」とし筑摩県、二年後長野県に属す。明治12年、東筑摩郡所属。昭和29年(1954年)松本市に合併し現在に至る。

御伽草子物くさ太郎』の舞台となった地域とされ、物くさ太郎の生誕地と伝える場所がある[4]

世帯数と人口 編集

2018年(平成30年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
新村 1,308世帯 3,252人

交通 編集

鉄道 編集

道路 編集

施設・旧跡 編集

   
新村にある物くさ太郎伝承地と、そこに立つ物くさ太郎の銅像(右)。

脚注 編集

  1. ^ a b 松本市の人口 - 世帯数大字町丁別人口・世帯数 - 月次別 最新”. 松本市 (2018年10月1日). 2018年10月8日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年9月26日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年9月26日閲覧。
  4. ^ 以上、『長野県の地名』(『日本地名大系』20)616 - 617頁及び『角川日本地名大辞典20 長野県』850 - 851頁に拠る。

参考文献 編集

  • 『長野県の地名』〈『日本歴史地名大系』20〉 平凡社、1979年 ※「新村地区」(616 - 617頁)
  • 「角川日本地名大辞典」編集委員会編 『角川日本地名大辞典20 長野県』 角川書店、1990年 ※「新村」の項(850 - 851頁)

関連項目 編集

外部リンク 編集