新田一郎 (ミュージシャン)

日本のトランペッター、歌手、作曲家、プロデューサー (1954-)

新田 一郎(にった いちろう、1954年5月2日 - )は、日本ミュージシャン管楽器奏者)、音楽プロデューサー

新田 一郎
別名 新田イチロー
新田ヨロシク一郎
Mr.NEE
生誕 (1954-05-02) 1954年5月2日(66歳)
出身地 日本の旗 日本, 奈良県奈良市
ジャンル ロック
職業 歌手
担当楽器 トランペット
活動期間 1977年 - 1985年
(ソロ活動は1982年 - )
レーベル ビクター
コンチネンタルレコード
ラジオシティレコード
共同作業者 スペクトラム
公式サイト ダイプロ・エックス

芸能プロモーターであり、かつて存在した芸能事務所・代官山プロダクション代表取締役社長を務めていた。プロデューサーとしての表記はNITTA MAN作曲家活動などでは新田イチロー新田ヨロシク一郎Mr.NEEの名義を使用することあった。

奈良県奈良市出身。

略歴編集

渡辺プロダクション専属のトランペット奏者としてデビュー。伊丹幸雄バックバンド「ロックンロール・サーカス」から、あいざき進也のバックバンド「ビート・オブ・パワー」、その後キャンディーズのバックバンドも務めた「MMP(ミュージック・メイツ・プレイヤーズ)」での活動を行っていた。

自らのユニット「ホーン・スペクトラム」を結成(初期メンバーは新田・兼崎順一中村哲)し、キャンディーズの元マネージャー・大里洋吉原田真二をマネジメントする為に設立した芸能事務所・アミューズに所属した。1977年には「ホーン・スペクトラム」名義で、「サーキットの狼」のイメージソング「裕矢のテーマ」をシングル発売。引き続きキャンディーズのサポートをMMPと行いながら、当時アミューズの新人バンドだったサザンオールスターズ編曲も担当しており、「勝手にシンドバッド」等の楽曲で、「ホーン・スペクトラム」の一員として管楽器でレコーディングやライブに参加していた。

キャンディーズ解散後、1979年に「ホーン・スペクトラム」を発展させた「スペクトラム」を結成し、8月25日にデビュー。レイバンのサングラスをかけ(ライヴでは外している時もあった)、右手を耳元あるいはマイクに当てて非常に高いファルセットで歌い、トランペット吹奏時は身体を揺らしながら吹くのが特徴であった。

スペクトラムの解散後は、ホーン・スペクトラムを率いてのスタジオワークや、作・編曲、プロデュース、振り付け等の活動を行う傍ら、ソロアーティストとして、レコード会社を二度変えながらも6枚のオリジナルアルバムを発表していた。

1985年にアミューズからの暖簾分けで芸能プロダクション「代官山プロダクション」を設立し、以降は爆風スランプ嘉門達夫などを所属させてのプロデュース業や、テレビ・映画音楽などの作家活動に専念することになる。自身のアーティスト活動停止に際し、「演奏者としての新田一郎ではなく、アーティストであり、表現者としての新田一郎が唯一存在できる場所、それがスペクトラムだった」ことに気が付いたと、後に発売されたベスト・アルバムのライナーノーツで書いている。以降は長らく表舞台には出てこなかったが、2008年4月4日に行われた「キャンディーズ・チャリティー・カーニバル」へ出演した。この時は久々に、兼崎・西慎嗣渡辺直樹らスペクトラムの元メンバー達と同じステージで演奏し、トレードマークでもあった「トランペット回し」も披露した。

2009年10月、代官山プロダクションと子会社のレコード会社「DAIPRO-X」が倒産し、プロデュース業を含めて一切の沈黙が続いたが、2013年、専門誌『SAX&BRASSマガジン』vol.27 2013summer号(リットーミュージック)のスペクトラム特集記事で元メンバーの兼崎順一、吉田俊之と共にインタビューと写真が掲載された。現在は新規の芸能事務所「ナラド・エンタテインメント」にて社長業に復帰している[1]

ディスコグラフィー編集

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シングル編集

NOT FOR SALE1982年7月5日発売ビクター
B面:サンライズ・サンセット
街角から愛をこめて(作詞:山川啓介 作曲:新田一郎、M.C.AMODY 編曲:新田一郎)1982年12月16日発売ビクター
B面:今夜はミステリー
Daybreak~夜明け~(作詞:山川啓介 作曲・編曲:新田一郎)1983年5月21日発売コンチネンタルレコード
B面:NOT FOR SALE-Part 2(作詞:山川啓介、宮下康仁小林和子 作曲:新田一郎、M.C.AMODY、TONY SCIUTO 編曲:新田一郎)
ほ・ろ・り(作詞:三浦徳子 作曲:新田一郎 編曲:新田一郎、新川博1983年10月21日発売コンチネンタルレコード
B面:WONDERFUL NIGHT(作詞:三浦徳子 作曲:新田一郎、M.C.AMODY 編曲:新川博、新田一郎)
渡り鳥はぐれ鳥(作詞:三浦徳子 作曲:新田一郎 編曲:笹路正徳、新田一郎)1984年5月21日発売コンチネンタルレコード
B面:流星City(作詞:小林和子 作曲:新田一郎 編曲:難波弘之、新田一郎)
ガラスのスクリーン(作詞:三浦徳子 作曲:新田一郎)1984年12月16日発売ラジオシティレコード
B面:CASINO(作詞:園部和範 作曲:新田一郎)
自由はすぐそこに1985年5月21日発売ラジオシティレコード
B面:Face In The Night.

アルバム編集

これらのアルバムは長らく廃盤となっていたが、「一番」はスペクトラムのアルバム4点と共に[2]、そして「二番」から「六番」は新田自身のリマスタリングによる紙ジャケット限定版として[3]2013年タワーレコードから復刻されている。

一番 クールが熱い1982年6月21日発売ビクター
1.クールが熱い 2.未来来(ミラクル) 3.気分はこれから… 4.今夜はミステリー 5.サンライズ・サンセット 6.LADY MADONNA 7.孔雀色の夜 8.ピアニシモのように 9.東京ジャズ・クラブ 10.スペース・アンリミテッド
二番 残像 アフター・イマージュ1983年5月21日発売コンチネンタルレコード
1.流星City 2.コンプレックス 3.7月のミラージュ 4.残像(アフター・イマージュ) 5.こわれものSituation 6.Moment 7.もういちどSingle Girl 8.Daybreak〜夜明け〜 9.傷ついた白夜(Island Nights) 10.街角から愛をこめて(Album Version) 11.1983' アミューズカンパニー
三番 KOTOBUKI1983年11月21日発売コンチネンタルレコード
1.出逢って5秒 2.バイセクシュアル 3.背中でGOOD LUCK 4.おめざめエアロビクス 5.綺麗さっぱり 6.WAITING FOR YOU 7.NEW WINDS 8.AOYAMA "FLY ME TO THE MOON" 9.WONDERFUL NIGHT 10.渡り鳥はぐれ鳥[4]
四番 福助1984年5月21日発売コンチネンタルレコード
1.嘘つきカモメ 2.月の女のエピソード 3.勝手な夜 4.涙プラス 5.夢の行方 6.原宿心中[5] 7.伐折羅大将 8.ミモザ館 9.さよならから始めよう 10.一日だけの淑女 11.渡り鳥はぐれ鳥(Live Version) 12.福助
五番 SIMULATION1985年5月21日発売ラジオシティレコード
1.さよならは楽しく 2.Face In The Night. 3.サーカスが来るから 4.MESSIN' WITH THE NEW KID 5.自由はすぐそこに〜SOONER OF LATER〜 6.WALKIN' 7.シュミレーション[6] 8.Suspicion Blue 9.浅い眠り 10.朝焼けRock-A-Bye
六番 SAGA(新田一郎 WITH ホーンスペクトラム名義)1985年6月5日発売ラジオシティレコード
1.SAGA 2.ATTACK THE EVIL 3.KIRA KIRA BOSHI WA TUNDRA NO KANATA 4.MOTI NO BLUES DE DONJYARA HOI 5.GAIKOTSU NO ODORI 6.KIREI NA ENDING O ARIGATOU 7.SON OF JUPITER~PAN SIRENS~

ベストアルバム編集

プロデュースしたアーティスト編集

楽曲提供編集

編曲編集

音楽担当作品編集

テレビ編集

映画編集

  • スケバン刑事(1987年)
  • スケバン刑事・風間三姉妹の逆襲(1988年)
  • 魁!!男塾(1988年)

ビデオ編集

サウンドトラック編集

  • ななこSOS音楽編(ビクターエンタテインメント
  • ななこSOS音楽篇/ドラマ篇1-2(ビクターエンタテインメント)※上記商品とドラマ篇を2枚組にまとめた復刻盤
  • ダロス(ビクターエンタテインメント)
  • ダロス/テクノポリス21C(ビクターエンタテインメント)※上記商品と、久石譲による『テクノポリス21C』サントラを2枚組にまとめた復刻盤
  • エリア88 音楽編(キングレコード
  • エリア88 SOUNDTRACK(キングレコード)
  • エリア88 ACT3〜燃える蜃気楼 音楽集(キングレコード)
  • スケバン刑事スペシャル ドラマ名場面集(ポニーキャニオン
  • スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説 オリジナルサウンドトラック(CBS・ソニー
  • スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇 オリジナル・サウンドトラック(フォーライフ
  • スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇 オリジナルサウンドトラック(完結編)(ポリスター
  • 東映映画 スケバン刑事 オリジナルサウンドトラック(CBS・ソニー)
  • 東映映画 スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲 オリジナルサウンドトラック(ハミングバード
  • 完全収録版 スケバン刑事 総劇伴集(ポニーキャニオン)
  • 電脳警察サイバーコップ PERFECT MUSIC COLLECTION(東芝EMI
  • 全国洋画系劇場アニメーション 魁!!男塾 オリジナル・サウンドトラック(日本コロムビア

イメージアルバム編集

その他楽曲提供編集

団体テーマ曲及びエースの前田日明の入場曲を作曲した。それ以前に前田が使用していたキャメルの『キャプチュード』を彷彿とさせる曲で、旗揚げ後1年程で『キャプチュード』に戻ったが、WOWOWのリングス中継テーマとしてそれ以降も使われた。団体テーマ曲はその後、前田がスーパーバイザーを務める格闘技イベントHERO'Sでも一時期使われた。
かつて所属していた川田利明の旧入場テーマとしてラストバトルが使われていた。また、スタン・ハンセンがスペクトラムの「SUNRISE」を入場テーマとして使用していた。
1986年以降、フジテレビのスポーツ中継や『プロ野球ニュース』等の番組で新田の作曲した「フジテレビ・スポーツテーマ」が、主に1997年までテーマソングとして使用されていた。

脚注編集

  1. ^ [1] ビクターエンタテインメントハイレゾ音源配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Sound.」内記事にて、2015年1月12日確認。
  2. ^ スペクトラムと新田一郎のアルバム計5タイトルをタワレコ限定再発、タワーレコード、2013年3月8日、2014年5月24日閲覧
  3. ^ 新田一郎が1983~1985年に発表した5枚のアルバムが紙ジャケ再発、タワーレコード、2013年11月21日、2014年5月24日閲覧
  4. ^ 当楽曲はのち1984年4月25日に、沢田研二がカバー・シングルとしてリリースされた。
  5. ^ 当楽曲はのち1984年7月5日に高田みづえのシングル「原宿メモリー」と、題名・歌詞の一部を変えてカバー・リリースされた。
  6. ^ アルバムに付けられた帯のカタカナ表記及び歌詞カードのまま。2013年のタワーレコード復刻CDでは「シミュレーション」に変えられている。

外部リンク編集