新見駅

岡山県新見市西方にある西日本旅客鉄道の駅

新見駅(にいみえき)は、岡山県新見市西方にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

新見駅
駅舎(2023年6月)
にいみ
Niimi
地図
所在地 岡山県新見市西方471
北緯34度59分14.78秒 東経133度27分24.2秒 / 北緯34.9874389度 東経133.456722度 / 34.9874389; 133.456722座標: 北緯34度59分14.78秒 東経133度27分24.2秒 / 北緯34.9874389度 東経133.456722度 / 34.9874389; 133.456722
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 ニミ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
520人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1928年昭和3年)10月25日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 V 伯備線
P 芸備線直通含む)
駅番号 JR-V18
キロ程 64.4 km(倉敷起点)
岡山から80.3 km
JR-V17 石蟹 (4.7 km)
(3.9 km) 布原[* 1]
所属路線 K 姫新線
キロ程 158.1 km(姫路起点)
岩山 (8.3 km)
備考
  1. ^ 布原駅には芸備線の列車のみ停車(伯備線の列車は全て通過する)。
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概要

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新見市の代表駅で、津山駅三次駅と並んで中国地方中央部の主要駅の1つである。特急寝台特急を含めた全列車が停車する。伯備線の普通列車も新郷駅始発の1本(休日運休)と、全線走破する列車、および当駅に発着しない列車以外は当駅を起終点としており、当駅を越えて運転される列車も乗務員の交代が行われることが多い。伯備線の工事は新見駅構外で南北が結ばれた。ちなみに、新見駅は伯備北線の第九区間として作られている。

夜間滞泊も設定されている。

ICカードICOCA」は、伯備線のうち当駅以南の全駅と、当駅以北の生山駅根雨駅および伯耆大山駅以降(米子方面)の駅で利用可能。姫新線芸備線ではICOCAを利用できない[3]

事務管コードは▲650414を使用している[4]

乗り入れ路線

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当駅の所属線[1]である伯備線と、当駅を終点とする姫新線が乗り入れている。また芸備線の線路名称上の起点は備中神代駅であるが、運転系統上は当駅を起点としている。なお、当駅 - 備中神代駅間の途中にある布原駅には、本来の所属路線である伯備線の列車は全て通過し、芸備線の列車のみ停車する。 駅番号は伯備線のみにJR-V18が設定されている。

特急「やくも」の車内販売は当駅から岡山駅までの区間で営業することが多かったが、2009年平成21年)9月30日をもって廃止された[5]

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を持つ地上駅。島式ホーム間にはホームの無い線路が2本あり、貨物列車は全列車この線路に停車するほか、当駅発着の列車の入替用途にも使われている。トイレは駅舎の構内側と1・2番線ホーム津山方にある。各ホーム上には待合室がある。ホーム上屋の柱は古レール等であるが、黒褐色系の塗装がされており、木造風のような景観も示す。

ホームと駅舎は地下道で連絡している(地下道はコンクリートの造り、一部木造)。駅舎は木造2階建、等でかれている。改札を出て右の駅舎内にはJR西日本HeartStoreがあったが、2008年(平成20年)3月に閉店した。

直営駅であり、2008年5月31日までは、伯備線の清音駅 - 新郷駅間各駅、芸備線の坂根駅 - 備後落合駅間各駅、吉備線の全所属駅を管轄していた備中鉄道部が構内に置かれていた。同組織が支社直轄体制に移行して以降も、これらの路線を管轄する管理駅として位置づけられているが、備中高梁駅にも地区駅長(部内的には新見駅助役)を配置して業務を区間毎に分担している。ただし、吉備線の備前三門駅 - 備中高松駅間は岡山駅の管理下(地区駅を介さず岡山駅の直轄)に変更され、総社駅が地区駅として管轄していた吉備線の足守駅 - 東総社駅間と伯備線の備中広瀬駅 - 清音駅間が倉敷駅の傘下(引き続き総社駅が地区駅を担当)に変更された。逆に津山鉄道部管内だった姫新線の月田駅 - 岩山駅間が当駅に移管されている。

布原駅方面にかけて1kmほどの行き違い線が設けられており(新見駅構内扱い)、実質の複線区間となっている[注 1]

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1   芸備線 - 東城備後落合三次方面[9] 三次方面は備後落合で乗り換え
2   姫新線 - 中国勝山津山方面[9]  
5   伯備線 上り 倉敷岡山方面[9] 一部6番のりば
6 下り 米子松江出雲市方面[9]  
付記事項
  • 従前より列車運行上の番線番号は、前述したホームのない中線を3番線・4番線と数えてきた。そこで、列車運行と旅客案内とで異なっていた呼称の統一化を図るため[注 2]、2019年3月16日のダイヤ改正より従前の3番のりば・4番のりばの呼称について、それぞれ「5番のりば」・「6番のりば」へと変更された。
  • ホーム駅名標における隣の駅の表示は1・2番のりばのみ布原となっており、5・6番のりばは備中神代である。

利用状況

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1日の平均乗車人員は以下の通りである[10]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 1,074
2000 1,054
2001 1,046
2002 1,001
2003 1,009
2004 971
2005 916
2006 856
2007 814
2008 789
2009 798
2010 929
2011 818
2012 836
2013 839
2014 815
2015 797
2016 764
2017 770
2018 726
2019 733
2020 475
2021 520

駅周辺

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「新見市新見」はここから1km程南東に行った所を流れる熊谷川の対岸にあり、当駅は本来の「新見」からは離れている。

バス路線

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主に備北バスが運行する路線バスが発着している。

のりば 運行事業者 行先 備考
路線バス
1 備北バス
  • 新見千屋温泉 / きらめき広場哲西 / 長谷川病院前・渡辺病院前 / 天原
  • 市街地循環「ら・くるっと」:横見方面
 
2
  • 満奇洞 / ピオーネ交流館 / 土橋 / 坂本(高梁市)/ 市役所
  • 市街地循環「ら・くるっと」:石蟹方面
一部坂本で高梁行に接続

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  伯備線
普通
石蟹駅 (JR-V17) - 新見駅 (JR-V18) - (布原駅(全列車通過)) - 備中神代駅
  姫新線
快速
刑部駅 - 新見駅
普通
岩山駅 - 新見駅
  芸備線(当駅 - 備中神代駅間は伯備線)
快速(早朝下り1本のみ運転)
新見駅矢神駅
普通
新見駅 - 布原駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 2014年4月頃まではさらに500mほど延びていた。
  2. ^ 京都駅の0番のりばと同様の理由(2002年に1番のりばから0番のりばへ呼称変更)。

出典

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  1. ^ a b c d e 石野 1998, p. 261.
  2. ^ a b c 新見駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月19日閲覧。
  3. ^ ご利用可能エリア - ICOCA”. JRおでかけネット(西日本旅客鉄道). 2021年11月28日閲覧。
  4. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  5. ^ 交通新聞社『JR時刻表』2009年10月号 冒頭の黄色い「JRニュース」の1頁目に掲載されている「一部の在来線特急列車が、車内販売の営業を終了します」の項目より。
  6. ^ 石野 1998, p. 252.
  7. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、100頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  8. ^ 奥平真也 (2016年12月18日). “イコカ使って改札通り初め 松江・米子駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 島根版 
  9. ^ a b c d 新見駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月26日閲覧。
  10. ^ 岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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統計資料

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参考文献

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  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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