於福温泉(おふくおんせん)は、山口県美祢市(旧国長門国)にある温泉。近年は道の駅開設の影響もあり、平仮名でおふく温泉と呼ぶこともある。

於福温泉
温泉情報
所在地

山口県美祢市

於福温泉の位置(山口県内)
於福温泉
於福温泉
山口県地図
座標 北緯34度14分15.8秒 東経131度12分30.5秒 / 北緯34.237722度 東経131.208472度 / 34.237722; 131.208472座標: 北緯34度14分15.8秒 東経131度12分30.5秒 / 北緯34.237722度 東経131.208472度 / 34.237722; 131.208472
交通 鉄道:JR美祢線於福駅下車
自動車:国道2号線から厚狭にて国道316号を北上
泉質 単純温泉
泉温(摂氏 25.4 °C
pH 8.22
液性の分類 弱アルカリ性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 2軒
外部リンク https://michinoeki-ofuku.jp/free/ofukuonsen
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泉質 編集

  • 単純温泉

「道の駅おふく」の入浴施設では、源泉かけ流しの加温浴槽、非加温の源泉水風呂がある。

周辺環境 編集

国道316号線沿いの丘陵地にある小規模の温泉。また、国道沿いにある「道の駅おふく」でも温泉入浴が可能。

歴史 編集

弘法大師が開いたという伝説が残る。昭和7年(1932)にボーリングを行い源泉が湧出した。本格的な開発は昭和29年(1954年)に合併で美祢市が誕生してからで、市によって掘削が進められ、昭和31年(1956)に公衆浴場が開設された。湯量が少なく、三軒の温泉旅館(現在は2軒)が佇む鄙びたいで湯の雰囲気を漂わせていた。しかし2000年、近隣の国道316号線沿いに「道の駅おふく」が建設され、中に温泉水を引湯した浴用施設が設けられた。2006年にボーリングを実施し、豊富な湯量を獲得したことにより、循環式から掛け流し式となり、今日に至る。

アクセス 編集

参考文献 編集

  • 野村春畝『防長風土記』(青雲社、1957年)。
  • 和田健『防長紀行 いでゆの旅』(マツノ書店、1975年)。
  • 『角川日本地名大辞典35 山口県』(角川書店、1988年)「於福温泉」の項
  • 『山口の温泉郷』(ザメディアジョン、2007年)。

関連項目 編集