施設園芸農業
施設園芸農業(しせつえんげいのうぎょう)とは、農地をより高度に利用するために、ガラス室、ビニールハウス、トンネル、温室、マルチ、暖房、冷房、灌水、換気、空調などの施設で行われる園芸農業のことをいう。加温設備を備えるものと無加温のものがある。栽培されるのは、露地では夏季に生産される作物が主で、これらを秋から春の間に生産するためには、地域によっては無加温でも栽培できるが、厳寒期に安定的な生産を進めるためには加温が必要になる。
参考文献
編集- 『地理用語集』山川出版、2006年。
- 『社会科 間違いやすい・紛らわしい用語指導辞典』明治図書出版、2007年。
外部リンク
編集- 施設園芸のページ - 農林水産省
- 『季節のない野菜』(1963年) - 年中過不足無く野菜を供給出来る仕組み開発の一環として、温度調節によって発育をコントロール出来る野菜栽培の模様を映し出した短編映画。関西電力の企画の下で日映科学映画製作所が制作。『科学映像館』より