无部(むぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

无 旡
康熙字典 214 部首
方部 无部 日部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

康熙字典214部首では71番目に置かれる(4画の11番目)。

概要 編集

「无」の字は「」と同字で、「存在しないこと」を意味する。

无部は、もっぱら「无」の形やそれに近い「旡」の形を筆画に持つ漢字を収めている。

なお「无」とは別字であるが、「旡」はため息をつく様の象形文字で、『説文解字』では欠の反文としている。『説文解字』では旡部は存在したが无部は存在しなかった。

この部首は日本語では「むにょう」と呼ばれることがあるが、この部首に属する日常的な漢字は、「旡」をに持つ「既」の1字のみで、実際にの位置に来る漢字は日常の範囲には存在しない。2024年現在のUnicodeを見ても「无」の形で繞の位置に来る漢字はなく、「旡」の形でも拡張Bの「𣄰」「𣄲」「𣄷」「𣄺」といった日常ではまず用いられない漢字しかない。またそもそも部首として「无」の形のまま用いられている漢字も2024年現在のUnicodeでは「无」自身以外では「𣄳」「𰕰」の2字しかなく、无部に所属する漢字のほとんどは「旡」の形で用いられている。

部首の通称 編集

  • 日本:なし、むにょう、ぶ、すでのつくり、む[1]
  • 韓国:이미기방부(imi gi bang bu、すでの既の旁の部)
  • 英米:Radical not

部首字 編集

例字 編集

  • (既)

脚注 編集

  1. ^ 部首:无 旡(む・むにょう・ぶ・なし・すでのつくり)の漢字一覧”. 漢字辞典オンライン. ジテンオン. 2023年5月18日閲覧。