特定非営利活動法人キフジャパン(きふじゃぱん、略称:キフ: Koyamada International Foundation Japan、英語略称:KIF Japan)は、東京都新宿区に本部を置く特定非営利活動法人東日本大震災の支援活動がきっかけで、2011年3月に発足。ロサンゼルスに国際本部を置く国際NGO国際キフ機構」に加盟する唯一の国内組織。

特定非営利活動法人キフジャパン
KIF Japan
KIF Japan
略称 KIF Japan、KIFジャパン
国籍 日本の旗 日本
格付 NPO法人
法人番号 3011105010145 ウィキデータを編集
専門分野 国際
設立日 2011年3月(発足)
2022年2月(NPO法人)
代表者 小山田真
活動地域 国際連合の旗 国際連合
日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
 コロンビア
ブラジルの旗 ブラジル
 ケニア
タンザニアの旗 タンザニア
ガーナの旗 ガーナ
トーゴの旗 トーゴ
 ウクライナ
主な事業 国際青年リーダーシップ事業
国際ジェンダー事業
国際緊急支援事業
国際地域外交事業
国際環境保護事業
国際宇宙教育事業
郵便番号 〒169-0072
事務所 東京都新宿区
主な協力組織 国連人口基金
ガーディアン・ガールズ・インターナショナル
主な加盟組織 国際キフ機構(国際本部)
関係する組織 国際機関
在日外国公館
外部リンク 公式ウェブサイト
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目的は、世界平和国際理解教育持続可能な開発を促進するために、人道援助を提供し、グラスルーツで市民交流の国際関係を強化し、世界の青年と女性の才能を最大限に引き出すことによって、人々の生活の質を向上させること。

概要 編集

2011年3月11日の東日本大震災の時に、ロサンゼルスに拠点を置く非営利公益法人国際キフ南カリフォルニア付近で日系人アメリカ人から寄付やファドレイジングなどで集めた義援金や支援物資を被災地に提供する[1][2]。この支援がきっかけとなり、正式にキフジャパンが発足される。

これがきっかけで、継続的、定期的に青年を対象にしたグローバル人材育成事業を実施するため数名の地元の青年達と共にキフが宮城県大阪府宮崎県鹿児島県沖縄県に拠点が設置される。

理念とビジョン 編集

基本理念は、⼈々と地球の豊かさのために国際協調すること。ビジョンは、豊かで持続可能な地球社会を実現するために、国際社会の課題に対して主に民間レベルで解決に向け貢献する。

事業とプロジェクト 編集

主な事業は、国際青年リーダーシップ事業、国際ジェンダー事業、国際緊急支援事業、国際地域外交事業、国際環境保護事業、国際宇宙教育事業の6事業に分かれている。

国際地域外交事業 編集

地⽅活性化や異⽂化の理解及び外国との相互理解を深める為、⻘年、⽂化、教育、経済、医療、スポーツ等の地域レベルでの草の根国際交流を推進。プロジェクトは、『サブナショナルX』。

姉妹都市国際交流活動の一環として、日本と海外の姉妹都市間の提携事業を⽀援する為、⽂化、⻘年、経済、教育等の民間交流事業を企画、開催。2019年に、全米国際姉妹都市協会・国際キフ機構・サンアントニオ市共催イベント「日本テキサス・リーダーシップシンポジウム」を、同市で実施。両国から、国の当局者、民間外交官、市長や議員、企業経営者、文化パフォーマー、学生などを含む250人以上の著名な方達が参加。2020年と2021年に、キフジャパン・キフアメリカ・日本青年会議所共催オンラインイベント「日米サブナショナル青年リーダーフォーラム」を日米6姉妹都市間で開催。

国際ジェンダー事業 編集

国内外の⼥性を対象に、ジェンダー平等と⼥性のエンパワーメントを推進し、ジェンダーに基づく暴力を撤廃⽀援。プロジェクトは、『ガーディアン・ガールズ』。

ガーディアン・ガールズ
ガーディアン・ガールズ事業は、主に発展途上国の少⼥や⼥性を対象に、武道の訓練を通じて⼼技体をさらに磨きあげることにより、GBVを妨げ、撤廃すること。ガーディアン・ガールズ・インターナショナルが、各国で当事業と各プロジェクトを統括管理。国連人口基金(UNFPA)、世界空手連盟(WKF)、国際合気道連盟(IAF)とグローバル提携。
女性講演会
地方公共団体や教育機関と連携して主に女性を対象にした女性リーダーシップ講演会等を実施。鹿児島市にて、当市と共催で現地の女性関係者約300名の出席のもと、国際キフ機構のニア・ライト事務総長がジェンダー平等や女性リーダーシップ等について講演。 京都外国語大学にて、ニア・ライト事務総長が出演し、グローバル人材育成や女性エンパワメント等を講演。立命館大学にて、当大学生を対象にニア・ライト事務総長が、過去の経験話を踏まえて女性リーダーシップ等の講演会を実施。

国際緊急支援事業 編集

国内外の地震や洪水等の自然災害時の人道援助、また紛争など危機的状況下の被災者を対象に教育物資の提供。プロジェクトは、『スターエンジェル・スクール』と『オペレーション・スターエンジェル』。

『オペレーション・スターエンジェル』
2011年3月の東日本大震災発生時、国際キフ機構と連携してアメリカのNPO、大学、個人などからの義援金を12万米ドル集め、被災県に全額寄付援助。
2018年7月の西日本豪雨発生時、西日本にて河川の氾濫や堤防の決壊による浸水土砂災害が相次ぎ、岡山県では全半壊・浸水家屋の数は19日時点で少なくとも14,000棟。倉敷市真備町では7日朝までに小田川と支流の高馬川などの堤防が決壊し、広範囲が冠水。日米のキフで連携し、義援金や支援物資を被災者に提供。

国際青年リーダーシップ事業 編集

次世代若者たちがグローバル社会でより一層活躍するため、在学生 を対象に国際講演会を開催。


国際環境保護事業 編集

自然環境における野生生物熱帯雨林及びそこに暮らす先住民の保護。

『アマゾン・ハビタット』
南米7カ国が含まれるアマゾン熱帯雨林の保全と再生、またそこに暮らす先住民族と生息する野生生物・動物の保護活動を促進。
『サファリ・ハビタット』
アフリカ大陸サバナ地域に暮らす野生動物や先住民族の保護活動とサファリ体験のプロモーション支援。

国際宇宙教育事業 編集

国内外の若者を対象に宇宙事業を通じてチームリーダーシップ育成支援及び相互の理解と友好関係を深化。

『スペースステラー・アカデミー』
宇宙をテーマにした活動を通じて相互の関心、情熱、理解を共有し、チームリーダーシップスキルを育成し、宇宙科学と技術の知識と経験を積むこと。

略歴 編集

国際本部(国際キフ機構)との関係 編集

アメリカの非営利公益法人国際キフ機構は、ロサンゼルスに国際本部を置く国際NGO

キフジャパンも含めて国際本部に加盟する各国の全国組織は、当該国・地域の法律に従い独立した非営利組織

国際本部に加盟するプロセスとしては、国際本部と使命等に国際協調して当該国・地域において活動する為、申請した非営利組織が国際本部の「国際協定規約書」(Alliance Bylaw)に合意し、国際本部の加盟組織になるための条件を定めた国際本部の「国際加盟組織同意書」(Affiliate National Chapter)に署名し、最終的に国際本部より正式に承認されること。

大学

企業

団体

など

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集