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日本海沿岸東北自動車道(にほんかいえんがんとうほくじどうしゃどう)は、新潟県から東北地方を日本海沿岸を縦貫する国土開発幹線自動車道(国幹道)の路線名である。略称は日沿道(にちえんどう)。

本項目では、国幹道としての日本海沿岸東北自動車道および事業名としての日本海沿岸東北自動車道について述べる。

目次

概要編集

国土開発幹線自動車道建設法では、日本海沿岸東北自動車道は以下のとおりとされている。

起点 主たる経過地 終点
新潟市 村上市付近 鶴岡市付近 酒田市付近 秋田市付近 能代市付近 大館市付近 青森市

この全区間が高速自動車国道の路線を指定する政令で下記のとおり高速自動車国道の路線とされている。

起点 重要な経過地 終点
新潟市 新発田市 胎内市 村上市 新潟県岩船郡朝日村 鶴岡市 酒田市 にかほ市 由利本荘市 秋田市 潟上市 秋田県山本郡三種町 能代市 北秋田市 大館市 同県鹿角郡小坂町 弘前市 平川市 黒石市 青森市

北陸自動車道東北縦貫自動車道東北自動車道)を結び、日本海国土軸の強化を目的としている。

鶴岡市 - 酒田市が東北横断自動車道酒田線と、秋田市が東北横断自動車道釜石秋田線と、秋田県鹿角郡小坂町 - 青森市が東北縦貫自動車道弘前線と重複している。

事業路線名編集

※は高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路(今泉IC - 大館能代空港IC間は秋田県道)。

沿革編集

  • 1987年(昭和62年)6月30日 : 第四次全国総合開発計画(四全総)が閣議決定高規格幹線道路が構想される。
    • 日本海沿岸縦貫自動車道 : 新潟 - 青森
  • 1987年9月1日 : 四全総を受け国土開発幹線自動車道建設法改正、国幹道の予定路線となる。
  • 1989年(平成元年)2月27日 : 基本計画が告示される。
    • 新潟 - 村上
    • 本荘 - 河辺
    • 秋田 - 琴丘
  • 1991年(平成3年)12月20日 : 基本計画が告示される。
    • 村上 - 朝日
    • 温海 - 鶴岡
    • 象潟 - 本荘
    • 大館 - 小坂
  • 1995年(平成7年)11月30日 : 道路審議会答申、並行する一般国道自動車専用道路による代替が示される。
    • 象潟仁賀保道路、仁賀保本荘道路、琴丘能代道路、大館西道路
  • 1997年(平成9年)2月5日 : 基本計画が告示される。
    • 朝日 - 温海
    • 酒田 - 象潟
    • 琴丘 - 大館

新潟 - 中条編集

新潟市(新潟空港IC) - 胎内市(旧中条町)(中条IC)、27.7 km

中条 - 荒川編集

胎内市(旧中条町)(中条IC) - 村上市(旧荒川町)(荒川胎内IC)、9.7 km

荒川 - 朝日編集

村上市(旧荒川町)(荒川胎内IC) - 同市(旧朝日村)(朝日まほろばIC)、20.9 km

朝日 - 温海編集

村上市(朝日まほろばIC) - 鶴岡市大岩川(あつみ温泉IC)、40.8 km

温海 - 鶴岡編集

鶴岡市大岩川(あつみ温泉IC) - 鶴岡市山田(鶴岡JCT : 山形自動車道)、25.9 km

  • 1996年(平成8年)12月27日 : 国幹審、整備計画を策定(有料方式)。
  • 1997年(平成9年)12月25日 : 施行命令。
  • 2003年(平成15年)12月25日 : 第1回国土開発幹線自動車道建設会議で新直轄方式に切り替え。
  • 2012年(平成24年)3月24日 : 開通。

酒田 - 遊佐編集

酒田市(酒田みなとIC) - 山形県飽海郡遊佐町(遊佐鳥海IC)、12.0 km

  • 2009年(平成21年)4月27日 : 第4回国土開発幹線自動車道建設会議、整備計画を策定(新直轄方式)。
  • 2020年令和2年)度 : 酒田みなとIC - 遊佐比子IC 開通予定[3]

遊佐 - 象潟編集

山形県飽海郡遊佐町(遊佐鳥海IC) - 秋田県にかほ市(旧象潟町)(象潟IC)、17.9 km

象潟 - 仁賀保編集

秋田県にかほ市(旧象潟町)(象潟IC) - にかほ市(旧仁賀保町)(仁賀保IC)、13.7 km

仁賀保 - 本荘編集

秋田県にかほ市(旧仁賀保町)(仁賀保IC) - 由利本荘市二十六木(本荘IC)、12.5 km

  • 2007年(平成19年)9月17日 : 両前寺仮出入口 - 本荘IC 開通。
  • 2012年(平成24年)10月27日 : 仁賀保IC - 両前寺仮出入口 開通、両前寺仮出入口 廃止。

本荘 - 岩城編集

由利本荘市二十六木(本荘IC) - 由利本荘市岩城内道川(岩城IC)、21.6 km

  • 1996年(平成8年)2月27日 : 整備計画を策定(有料方式)。
  • 1997年(平成9年)12月25日 : 施行命令。
  • 2003年(平成15年)12月25日 : 第1回国土開発幹線自動車道建設会議で新直轄方式に切り替え。
  • 2007年(平成19年)9月17日 : 開通。

岩城 - 河辺編集

由利本荘市岩城内道川(岩城IC) - 秋田市(河辺JCT)、16.7 km

昭和 - 琴丘編集

潟上市(旧昭和町)(昭和男鹿半島IC) - 三種町(旧琴丘町)(琴丘森岳IC)、20.7 km

琴丘 - 二ツ井白神編集

三種町(旧琴丘町)(琴丘森岳IC) - 能代市二ツ井町(二ツ井白神IC)、33.8 km

  • 1983年度(昭和58年度) : 旧八竜町鵜川 - 能代市浅内間を国道7号の自動車専用道路「八竜能代道路」として事業化[5]
  • 1987年(昭和62年) : 日沿道が国幹道の予定路線に指定され、八竜能代道路が日沿道の密接関連区間として整備されることになる[5]
  • 1989年度(平成元年度) : 事業区間の起点を旧琴丘町に延伸して「琴丘能代道路」に名称変更[5]
  • 1993年(平成5年)3月17日 : 八竜IC - 能代南IC 開通(当面無料とされる)[5]
  • 1994年度(平成6年度) : 事業区間の終点を能代市鰄渕に延伸[5]
  • 1995年度(平成7年度) : 事業区間の終点を二ツ井町駒形に延伸[5]
  • 2001年(平成13年)4月18日 : 琴丘森岳IC - 能代南IC間について日本道路公団に対し有料道路の事業許可[6][7]
  • 2002年(平成14年)3月30日 : 琴丘森岳I - 八竜IC 開通[7]、 琴丘森岳IC - 能代南IC間を国土交通省から日本道路公団に移管[6]
  • 2006年(平成18年)7月29日 : 能代南IC - 能代東IC 開通[8]
  • 2007年(平成19年)8月12日 : 能代東IC - 二ツ井白神IC 開通[8]

二ツ井白神 - 大館能代空港編集

能代市二ツ井町(二ツ井白神IC) - 北秋田市(大館能代空港IC)、約8 km[8]

うち、二ツ井バイパスは二ツ井今泉道路・鷹巣西道路の開通後事業化予定。

大館能代空港 - 大館編集

北秋田市(大館能代空港IC) - 大館市釈迦内PA)、22.7 km

  • 1998年(平成10年)12月5日 : 大館西道路 大館南IC - 釈迦内仮出入口(大館北IC)間 (4.6 km) を暫定2車線で供用開始。
  • 2011年(平成23年)12月17日 : 大館西道路 二井田真中IC - 大館南IC間 (2.6 km) が暫定2車線・一部4車線で供用開始[12]
  • 2013年(平成25年)11月30日 : 大館西道路 大館北IC - 大館市商人留 (1.6 km) 間の暫定2車線での供用開始により、大館西道路が全線開通[13]。同時に、釈迦内仮出入口を大館北ICに名称変更。
  • 2016年(平成28年)10月22日 : 鷹巣大館道路 鷹巣IC - 二井田真中IC間開通[14][15][16]
  • 2018年(平成30年)3月21日 : 鷹巣大館道路 大館能代空港IC - 鷹巣IC間開通[17]

大館 - 小坂編集

大館市(国道7号大館西道路に連続) - 鹿角郡小坂町(小坂JCT)、14.0 km

  • 1996年(平成8年)12月27日 : 国幹審、整備計画を策定(有料方式)。
  • 1998年(平成10年)12月24日 : 施行命令。
  • 2003年(平成15年)12月25日 : 第1回国土開発幹線自動車道建設会議で新直轄方式に切り替え。
  • 2004年(平成16年)5月29日 : 起工式。
  • 2012年(平成24年)4月20日 : 小坂JCT手前に地域活性化インターチェンジ・小坂西IC(仮称)の連結許可がおりる[18]
  • 2013年(平成25年)11月30日 : 秋田自動車道として開通し、仮称の小坂西ICが小坂北ICに決定される[13]
    • 構造物
      • 釈迦内トンネル、大茂内第一トンネル、大茂内第二トンネル、雪沢第一トンネル、雪沢第二トンネル
      • 釈迦内橋、大茂内沢橋、大川目沢橋、支根刈沢橋、新遠部川橋

事業主体編集

  • 東日本高速道路
    • 新潟支社 : 新潟空港IC - 荒川胎内IC
    • 東北支社 : 鶴岡JCT - 酒田みなとIC、岩城IC - 河辺JCT - 秋田北IC、昭和男鹿半島IC - 能代南IC、小坂JCT - 青森IC
  • 国土交通省
    • 北陸地方整備局新潟国道事務所 : 荒川胎内IC - 村上瀬波温泉IC、朝日まほろばIC - 新潟・山形県境
    • 北陸地方整備局羽越河川国道事務所 : 村上瀬波温泉IC - 朝日まほろばIC
    • 東北地方整備局酒田河川国道事務所 : 新潟・山形県境 - 鶴岡JCT、酒田みなとIC - 山形県・秋田県境
    • 東北地方整備局秋田河川国道事務所 : 山形県・秋田県境 - 岩城IC、秋田北IC - 昭和男鹿半島IC
    • 東北地方整備局能代河川国道事務所 : 能代南IC - 二ツ井白神IC、小繋IC - 今泉IC、大館能代空港IC - 小坂JCT
  • 秋田県
    • 建設部道路課 : 北秋田市今泉 - 大館能代空港IC(秋田県道325号大館能代空港西線・鷹巣西道路区間)

道路名編集

開通予定年度編集

  • 朝日まほろばIC - あつみ温泉IC : 未定
  • 酒田みなとIC - 遊佐比子IC : 2020年度[3]
  • 遊佐比子IC - 象潟IC : 未定

出典編集

  1. ^ a b “日沿道県境区間、津波配慮しルート選定 - 国交省正式発表、計画段階評価に着手”. 山形新聞 (山形新聞社). (2011年8月25日) 
  2. ^ a b 日本海沿岸東北自動車道 県内各事業区間の状況”. 国土交通省東北地方整備局酒田河川国道事務所. 2013年6月30日閲覧。
  3. ^ a b 日本海沿岸東北自動車道が延伸します! 酒田みなとIC〜(仮)遊佐比子IC間が2020(令和2)年度までに開通予定! (PDF)”. 国土交通省東北地方整備局 酒田河川国道事務所 (2019年5月23日). 2019年5月23日閲覧。
  4. ^ “日沿道 象潟仁賀保道路(象潟IC〜金浦IC)が平成27年10月18日(日)に開通します〜地域の産業・観光・救急医療・防災への効果が拡大〜” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所, (2015年8月20日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/57655_1.pdf 2015年8月20日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f 事業のあゆみ”. 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所. 2013年5月22日閲覧。
  6. ^ a b 一般国道7号 琴丘能代道路(日本海沿岸東北自動車道)”. 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所. 2013年5月22日閲覧。
  7. ^ a b 事後評価の概要及び対応方針(案) 日本海沿岸東北自動車道・琴丘能代道路(昭和男鹿半島〜八竜間) (PDF)”. 東日本高速道路. pp. 40-56. 2013年5月22日閲覧。
  8. ^ a b c 2012年秋田県の高速道路 (PDF)”. 秋田県 (2013年1月28日). 2013年10月3日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年1月27日閲覧。
  9. ^ 日本海沿岸東北自動車道(二ツ井白神〜あきた北空港)計画段階評価について (PDF)”. 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所. 2018年7月6日閲覧。
  10. ^ “県が自動車専用道路化に着手へ 日沿道・二ツ井 - 空港間の県道”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社). (2011年10月13日). オリジナルの2011年11月16日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111116153617/http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111013d 
  11. ^ “「二ツ井今泉道路」・「鷹巣西道路」の 中心杭設置式を開催します” (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所・秋田県北秋田地域振興局建設部, (2012年8月22日), http://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/k_hap/h24/k_240822_douro.pdf 2013年1月27日閲覧。 
  12. ^ “大館西道路の二井田真中IC〜大館南IC間(延長2.6km)が、平成23年12月17日(土)に開通!” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局能代国道河川事務所, http://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/k_hap/h23/k_231129_douro.pdf 
  13. ^ a b “日本海沿岸東北自動車道(大館北IC〜小坂JCT)が平成25年11月30日(土)に開通します。 〜日沿道が東北道と直結〜” (PDF) (プレスリリース), 東北地方整備局能代河川国道事務所・東日本高速道路東北支社十和田管理事務所, (2013年10月17日), http://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/k_hap/h25/k_251017_douro.pdf 2013年10月17日閲覧。 
  14. ^ “鷹巣大館道路(鷹巣IC〜二井田真中IC)が10月22日(土)に開通します 〜地域の産業・観光支援、冬期の走行環境の改善効果が期待されます〜” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所, (2016年9月15日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/62892_1.pdf 2016年9月15日閲覧。 
  15. ^ “平成25年度予算を踏まえた道路事業の見通しについて” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局, (2013年6月14日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/46191_1.pdf 2013年6月16日閲覧。 
  16. ^ “28年度に大館〜鷹巣 日沿道の整備 29年度には空港まで 東北地方整備局開通見通しを公表”. 北鹿新聞 (秋田県大館市): p. 1. (2013年6月15日). "開通見通しは復興道路事業等を推進するための復興関係予算と通常道路予算が引き続き確保されることが前提" 
  17. ^ “鷹巣大館道路(大館能代空港IC〜鷹巣IC)が3月21日(水)に開通します 〜産業・観光支援、救急患者の安定搬送等が期待されます〜” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所, (2018年1月29日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/68780_1.pdf 2018年1月29日閲覧。 
  18. ^ “東北管内で新たに6箇所のインターチェンジが整備されます” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省東北地方整備局, (2012年4月20日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/40267_1.pdf 2013年6月16日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集