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旦過市場北側入口
旦過市場内
旦過市場西側を流れる神嶽川(2017年5月撮影)

旦過市場(たんがいちば)は、福岡県北九州市小倉北区魚町にある市場北九州の台所とも呼ばれる。

概要編集

神嶽川(かんたけがわ)の東側に位置し、小文字通りをはさんで魚町銀天街に接続している。アーケードになっており、北側入口には長らく日本初の24時間営業スーパーマーケット丸和があったが、2019年3月1日からは運営主体の変更に伴いゆめマートになった[1]

200店舗以上が軒を連ね、鮮魚・青果・精肉・惣菜などを扱う店が多いが、郷土料理の「じんだ煮」や鯨肉を扱う店もある。北九州市を代表する市場であり、福岡県内においては福岡市柳橋連合市場と並び称される。

主婦をはじめとする一般消費者のみならず、料亭や料理店などの料理人も買い付けに訪れる。グルメ番組旅番組でしばしば紹介され、観光客も多く訪れる。また、近年は旦過市場の川側とは反対側の裏手に位置する「新旦過」(新旦過飲食街)と呼ばれる場所に、若者をターゲットにしたお洒落な飲食店が営業しており、週末の夜には若者の姿を見ることが出来る。

旦過とは修行僧の雲水が宿泊する場所で、東曲輪の町屋敷と小笠原家ゆかりの宗玄寺や開善寺などとを結ぶ橋が架けられ、城下町の南玄関の香春口に通じる[2]大正時代のはじめ、隣接する神嶽川から魚の荷揚げ場として成立し、その後、田川中津方面からの野菜の集積地となった[3]ことで市場としての機能が形成された。

1960年代を時代背景とした映画『初恋』(2006年公開)の撮影ロケーションが行われるほど昭和30年代に建てられた木造建築物が密集しており、そのため1999年9月14日には丸和が火元の火災が発生した際には消火活動が困難を極め旦過市場の川側約1/3近く(計12店舗、約1,250m2)を焼失した[4]。特に中央の通路を挟み川側(丸和側)は建物が神嶽川の上にせり出して建っている為、2009年7月の中国・九州北部豪雨および2010年7月の豪雨により浸水の被害に見舞われた。

そういった経緯もあり、かねてより再開発が検討されており、「旦過第一地区市街地再開発準備組合」が、河川の改修を行ったうえで現状の川の上にせり出す形で建て替えを計画し、それに対し2012年に国と福岡県が法的に問題ないと許可した[5]ため、今後は再開発実施に向け店舗所有者の合意形成を図っていく。

交通編集

脚注編集

参考文献編集

  • アクロス福岡文化誌編纂委員会『福岡県歴史散歩』海鳥社〈アクロス福岡文化誌 ; 10〉、2016年3月31日。ISBN 9784874159699NCID BB21501118

外部リンク編集