旧堀田邸(きゅうほったてい)は、千葉県佐倉市にある旧佐倉藩堀田正倫明治時代に建造した邸宅である。歴史的建造物、国の重要文化財。重要文化財指定名称は、旧堀田家住宅

旧堀田邸
Hotta residence4.jpg
全景
情報
用途 さくら庭園
旧用途 旧佐倉藩主邸宅
建築主 堀田正倫
事業主体 佐倉市
管理運営 佐倉市
構造形式 木造、瓦葺
竣工 1890年明治23年)
所在地 285-0025
千葉県佐倉市鏑木町274
座標 北緯35度42分50.39秒
東経140度14分9.04秒
文化財 国の重要文化財、国の名勝(庭園)
指定・登録等日 (重文)2006年平成18年)7月5日
テンプレートを表示

概要編集

佐倉藩の最後の藩主であった堀田正倫の邸宅として、1890年明治23年)に建築された。現存する明治時代の旧大名家の屋敷として貴重な建造物である。庭園は当時の有名庭師・珍珠園の伊藤彦右衛門によるもの。現在は寄贈され佐倉市の所有となっている。

庭園を含む一帯が、1997年平成9年)に佐倉市指定文化財(名勝)、2001年平成13年)に千葉県指定文化財(名勝)に指定され、2006年(平成18年)7月には国の重要文化財(建造物)に住居部5棟(座敷棟・居間棟・書斎棟・玄関棟・湯殿)と門番所・土蔵が指定された。庭園は2015年に「旧堀田正倫庭園」として国の名勝に指定された。また、2008年には「旧堀田家住宅と庭園」が「ちば遺産100選」に選ばれた[1]。「つば造り」や「火打ち貫」といった伝統的な和風建築の工法と、ボルトやナットを使用した西洋建築の工法が混在しており、明治初期の過渡期の様子が窺い知れる。

保存の経緯編集

1942年より敷地の一部を借地していた日産財閥結核対策機関「佐倉日産厚生園」が1952年に全面買収し、1962年には一般病院となったが、1975年に売却計画が持ち上がった。市民のレクリエーションの場としても利用されていたことから、市の商工会や観光協会が中心となって1982年に保存を求める署名運動が興り、市民の3分の1である約4万人の署名が集まった。これを受けて市は国庫補助を受けて買収に乗り出し、一部は1988年に日本老福祉事業団による老人ホーム(「佐倉ゆうゆうの里」)用地として売却された。庭園部分は「さくら庭園」と改称され、建物部分は「佐倉緑の銀行」(1984年設立の千葉県最初の緑の公益法人)が買収する方向で保存が決定した。[2]

利用情報編集

  • 所在地:千葉県佐倉市鏑木町274番地
  • 開館時間:午前10時 - 午後4時30分(入館は午後4時まで)
  • 休館日:月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)、臨時休館日
  • 料金:一般大人320円

画像編集

脚注編集

  1. ^ 「ちば遺産」100選(3)印旛沼の恵みとニュータウンのゾーン”. 千葉県教育委員会 (2014年3月12日). 2016年2月14日閲覧。
  2. ^ 千葉県下の自治体における都市緑地保全法の適用による市街地内緑地の保全 3.佐倉市の緑地保全地区橋詰直道、駒澤大学、駒澤地理30号、1994/03

関連項目編集

外部リンク編集