早射ちマック』(はやうちマック、原題:Quick Draw McGraw)は、1959年から1962年までアメリカ合衆国で放送されていたハンナ・バーベラ・プロダクション制作のテレビアニメ白馬保安官・マックが活躍する、西部劇をモチーフにしたコメディ作品である。

番組自体は原題が"The Quick Draw McGraw Show"とあるように、内包アニメとして『ドラ・チュウ助探偵』(原題:Snooper and Blabber)と『オギーとダディー』(原題:Augie Doggie and Doggie Daddy)も放送されており、それぞれのキャラクターがマックらと掛け合いをすることもある。アメリカではケロッグの一社提供で、商品のパッケージに本作の主人公・マックが掲載されていた。

登場人物 編集

マック(Quick Draw)
声 - ドーズ・バトラー英語版 / 吹き替え - 滝口順平森功至(VHS版)
白馬の保安官。早射ちを得意とする。正義感は強いが、少々ドジな所がある。悪人退治の際には「怪傑マック」に変身し、ギターを武器に大立ち回りをすることもある。
ルイ(VHS版ではバーバ)(Baba Looey)
声 - ドーズ・バトラー / 吹き替え - 田辺奈々子松島みのり(VHS版)
マックの助手を務めるロバソンブレロを被っている。チビ助だが、マックよりしっかり者。
ドラ
声 - ドーズ・バトラー / 吹き替え - 丸山邦彦
ネコ探偵。『ドラ・チュウ助探偵』に登場。
チュウ助
声 - ドーズ・バトラー / 吹き替え - 野村道子
ドラの助手を務めるネズミ。『ドラ・チュウ助探偵』に登場。
パパ
声 - 不明 / 吹き替え - 立川恵三
チビ助
声 - 不明 / 吹き替え - 水垣洋子
ナレーター
声 - ドーズ・バトラー、ヴァンス・コルヴィグ英語版、エリオット・フィールド、ピーター・リーズ英語版ドン・メシック英語版ハル・スミスダグ・ヤング英語版 / 吹き替え - 不明、コロムビア・トップ(VHS版)

サブタイトル 編集

他作品の共演 編集

本作のキャラクターは、他のハンナ・バーベラ・プロ作品のキャラクター集合作品にも登場することがある。

日本での放送 編集

日本では、1960年11月13日から1961年8月6日までNET(現・テレビ朝日)系列で、1977年10月から1978年3月まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送。NET系列では毎週日曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)に大商証券(後の新日本証券 → 新光証券みずほ証券)の一社提供で放送。東京12チャンネルでは毎週月曜 - 金曜 19:23 - 19:30 に放送されていた。

後にカートゥーン ネットワークでも放送されたが、同局での放送は不定期で、2004年までは7分程度の短編エピソードをおよそ2つずつ放送というかたちを取っていた。

外部リンク 編集

NET系列 日曜19:00枠
大商証券一社提供枠】
前番組 番組名 次番組
早射ちマック
(1960年11月13日 - 1961年8月6日)
続々 珍犬ハックル
(1961年8月13日 - 1962年1月7日)
東京12チャンネル 月曜 - 金曜19:23枠
ピンクパンサー
(1977年4月 - 1977年9月)
早射ちマック
(1977年10月 - 1978年3月)
ベティちゃん
※19:15 - 19:25
かいけつタマゴン 再放送
※19:25 - 19:30