明智駅 (岐阜県恵那市)

日本の岐阜県恵那市明智町にある明知鉄道の駅

明智駅(あけちえき)は、岐阜県恵那市明智町445-2にある明知鉄道明知線である。駅番号は1。明知線のすべての列車の始発終着駅であり、駅近くには明知鉄道本社がある。駅周辺は旧恵那郡明智町の中心市街地であり、住民が大正時代の町並みを保存して観光資源として活用している「日本大正村」の玄関口である[1]

明智駅
駅舎(2018年8月)
あけち
Akechi
2 野志 (2.0 km)
地図
所在地 岐阜県恵那市明智町445-2
北緯35度18分22.13秒 東経137度23分14.61秒 / 北緯35.3061472度 東経137.3873917度 / 35.3061472; 137.3873917座標: 北緯35度18分22.13秒 東経137度23分14.61秒 / 北緯35.3061472度 東経137.3873917度 / 35.3061472; 137.3873917
駅番号 1
所属事業者 明知鉄道
所属路線 明知線
キロ程 25.1 km(恵那起点)
電報略号 アチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
326人/日
-2019年-
開業年月日 1934年昭和9年)6月24日[1][2]
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終日駅係員配置駅。窓口営業時間は始発から最終列車発車前まで。

歴史 編集

駅構造 編集

駅舎に接して1面1線の単式ホームがある地上駅。構内に車両基地があり、車両の夜間滞泊もある。また、多くの側線を有する。

2012年に喫茶店や地元産品の販売コーナー、トイレを備えた交流施設「明智駅前プラザ」が駅舎の隣に開設された[4]

乗客・貨物の推移 編集

年度 乗車人員 降車人員 貨物発送トン 貨物到着トン
1934 36,106 34,777 901 3,073
1935 44,217 40,813 988 4,048
1955 155,905 141,862 7,486 28,950
1956 173,909 154,763 12,110 3,486
1957 189,203 173,994 12,413 26,016
1958 193,585 167,311 10,164 21,930
1959 195,331 182,768 13,212 26,126
1960 196,065 183,253 13,561 27,268
1961 190,389 180,309 13,581 17,795
1962 195,140 185,394 12,899 16,561
1963 229,337 216,337 16,863 15,914

出典 - 『岐阜県統計書デジタルアーカイブ』岐阜県より1936-1954年は該当項目なし、1964年以降はネット未公開

年度 定期 定期外 1日平均(人)合計
乗降人員(千人) 1日平均(人) 乗降人員(千人) 1日平均(人)
2004 96 264 74 202 466
2005 87 239 50 138 477
2006 73 201 57 155 356
2007 83 227 60 164 391
2008 106 291 55 150 441
2009 130 356 47 129 485
2010 96 262 41 113 375
2011 104 285 52 142 427
2012 80 222 34 95 317
2013 77 212 41 111 323
2014 63 173 40 110 283
2015 70 191 54 148 339
2016 56 154 37 101 255
2017 66 181 46 126 307
2018 71 195 60 164 359
2019 66 181 53 145 326

出典 - 『恵那市統計書』より

駅周辺 編集

バス路線 編集

その他 編集

  • 1999年、中部の駅百選(第1回)に選定された。
  • 硬券の販売が今も行われている(ただし、隣駅の野志駅へは軟券のみの販売)。JR東海との連絡乗車券も硬券のものが販売されている。
  • 駅開業当初の駅名、「明知」は当時の所在地だった明知町に由来する。その後、明知町は1954年(昭和29年)7月1日に静波村と合併して明智町となった。それに伴い、1985年の転換時に新町名に合わせて駅名を「明智」に改称している[1]。旧町名の明知は古くは城名であるが(明知城)、現在でも会社名(明知鉄道)や路線名(明知線)に使われている。新町名の「明智」は自治体としては2004年の「平成の大合併」によって消滅しており、現在は恵那市の市内町名となっている。
  • 2013年12月、明智小学校に静態保存されていたC12形蒸気機関車が駅構内に移された。明知鉄道は将来の蒸気機関車運行を目指しており、2014年以降、構内での運転見学や体験乗車のイベントを開催している[5]
  • 国鉄線だけでなく、国鉄バス中馬線、恵那線も通じていたが、1986年に撤退した。

隣の駅 編集

明知鉄道
明知線
野志駅(2) - 明智駅(1)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、12-13,17頁。 
  2. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、171頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「明知鉄道 列車の運行支え70年 腕木式信号機 24日、歴史に幕 明智、岩村両駅の6基 きょうイベント」『中日新聞中日新聞社、-2004-03-20、朝刊、24面。
  4. ^ 出典 : 恵那市ホームページ
  5. ^ 出典 : 明知鉄道ホームページ

関連項目 編集