星のカービィ スターアライズ
『星のカービィ スターアライズ』(ほしのカービィ スターアライズ、英:Kirby Star Allies)は、ハル研究所が開発し、任天堂より2018年3月16日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。
ジャンル | アクション |
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対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
人数 | 1-4人 |
メディア | Nintendo Switch専用ゲームカード/ダウンロード販売[1] |
発売日 |
2018年3月16日[2][3][4][5][6] 2018年4月26日[7] 2018年11月30日[8] 2019年3月29日[9] 2020年1月17日[10] |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象)[1] ESRB:E10+(10歳以上)[3] PEGI:7(7歳以上)[4] |
コンテンツアイコン |
[ESRB]Cartoon Violence[3] [PEGI]Violence[4] |
売上本数 |
131万本[11] 438万本(2022年12月末時点)[11] |
概要
編集星のカービィシリーズ初のNintendo Switch用ソフトであり、星のカービィの本編シリーズとしては『ロボボプラネット』以来2年ぶり、本編作品の据え置き機用ゲームとしては『Wii』以来7年ぶり、HDハードの星のカービィとしては『スーパーレインボー』から2作目である。また、シリーズで初めて日本語タイトルに「スター」が使用された作品でもある。
本作では『Wii』以来である本編での4人同時プレイが復活しているほか、『スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス』以来であるヘルパーが復活している。なお、本作でのヘルパーはフレンズハートの力を得たカービィがコピー能力を持った敵キャラクターにハートを当てることで仲間にするという形式となっており、仲間になった敵は本作ではフレンズヘルパーと呼ばれる。また、自身のコピー能力とヘルパーの能力を合体させ発動する新能力「フレンズ能力」が登場する。
本作では、過去作の主要キャラクターが様々な形で登場する他、一部はドリームフレンズという特殊なヘルパーとして仲間になる(発売後も無料アップデートにより追加)[12]。
これらの要素から、星のカービィシリーズの本編の集大成ともいえる作品となっているほか、シリーズ全般としては平成最後の作品である。一方で、カービィ役の大本眞基子が声優事務所のアトミックモンキーに所属(2018年2月~)してからは初の作品ともなった[13](フリー時代の作品を省くと、星のカービィ 20周年スペシャルコレクション以来となる)。
ストーリー
編集ある日、宇宙の彼方で怪しげな儀式が行われ、世界中に無数の光が放たれた。その光のうち、闇の心「ジャマハート」が降り注いだことによってプププランドに異変が起きる。もう一方の光である「フレンズハート」は昼寝をしていたカービィの元に飛来する。目覚めたカービィはワドルディ達が国中の食べ物を奪っていくのを目撃し、フレンズヘルパーとともに暗雲に包まれたデデデ城を目指す旅に出る[2]。
登場キャラクター
編集- カービィ
- 声 - 大本眞基子
- 本作の主人公。宇宙からジャマハートから降ってくる中昼寝をしていたところ、運良くフレンズハートによって敵をフレンズヘルパーにすることができる力を宿す。ジャマハートによって異変が起きたプププランドの真相を突き止めるためフレンズヘルパーとともに旅立つ。
フレンズヘルパー
編集- ブレイドナイト(ソード)
- ワドルドゥ(ビーム)
- サーキブル(カッター)
- バーニンレオ(ファイア)
- ポピーブロスJr.(ボム)
- ブルームハッター(クリーン)
- チリー(アイス)
- ロッキー(ストーン)
- ウェスター(ウィップ)
- ギム(ヨーヨー)
- パラソルワドルディ(パラソル)
- コンセ(プラズマ)
- コモ(スパイダー)
- ナックルジョー(ファイター)
- バイオスパーク(ニンジャ)
- ビートリー(ビートル)
- バードン(ウィング)
- ネスパー(エスパー)
- プルアンナ(ウォーター)
- ジャハルビート(スティック)
- ビビッティア(アーティスト)
- バグジー(スープレックス)
- コックカワサキ(コック)
- ボンカース(ハンマー)
ドリームフレンズ
編集冒険を進めると出現する「ドリームしんでん」にある「ドリームロッド」を取ることで、ルーレットにより呼び出せる仲間キャラクター。発売後も無料アップデートで続々追加。デデデ大王とメタナイトは撃破直後にフレンズハートをぶつけることでもその場で仲間にできる。
発売から始めに登場する以下の3体はポータルサイトでも紹介されているシリーズ代表キャラとなっており、2018年11月30日の無料アップデートで新技が追加された[14]。
- ※は本作で初めてプレイアブル化したキャラクター。
- バンダナワドルディ
- シリーズ皆勤賞のワドルディを代表して登場。ドリームしんでんが出現したときからドリームフレンズとして同行可能になる[12]。能力はスピア(本作ではカービィは使用不可)。
- デデデ大王
- 声 - 熊崎信也
- 初代『星のカービィ』の最終ボスでカービィをライバル視しているプププランドの大王。ボスのデデデ大王撃破後は正気を取り戻し、ドリームフレンズとして同行可能になる[12]。ハンマーの能力に加え今作ではお馴染みのヘッドスライディングを使用可能。また、無料アップデート第3弾でスーパーデデデジャンプも使用可能になる。ハンマーに属性をつけてもらうことができる。今作ではCGモデルが2016年に発売されたamiiboを基準にした物に変更されている。
- メタナイト
- 『夢の泉の物語』で初登場。カービィのライバルで凄腕の剣士。ボスのメタナイトを倒すと正気を取り戻し、ドリームフレンズとして同行可能になる[12]。能力はソード。属性をつけてもらうこともできる。ウィングと同じ技も使える。
無料アップデート第1弾
編集2018年3月28日の無料アップデートにて追加[12]。
- リック&カイン&クー
- 『星のカービィ2』で初登場、プレイアブルキャラクターとしては『3』以来の登場。リックは陸、クーは空、カインは水中での移動が得意(陸上では今までと違いその場でただ跳ねているだけだが攻撃でき、水の属性もある。またそれ以外なら普通にその場で立っている)。能力はリックのバーニング[15]&ストーン、カインのアイス、クーのパラソル&カッター。それぞれ炎、水/氷、風の属性などを1キャラ分に保有しており、ロープ切断や杭打ちなども含め非常に広範囲のギミックに対応できる。ガードすると袋詰めにされた姿になり、削りダメージを無効化する。
- マルク※
- 『スーパーデラックス』のラストボス。地上ではボムのような操作が可能なボール、空中ではラスボス戦を再現した「きらめきのはね」を生やして飛行する。マルク自身に属性付与ができ、属性によって一部の技が様々に変化するが、全てのアクションが原作でも使っていた攻撃パターンである。中にはブラックホール(空中タメ攻撃)やマルク砲(せーのでドン!)などの大技もいくつか使用することが出来る。なお、ボイスとして当時のボス戦で使われたSEが割り当てられている。
- グーイ
- 『星のカービィ3』以来の2Pから再登場となる、悪の心を持っていないダークマターの一族。本作ではほおばりからのコピー能力は一部のコマンド技以外は継承しておらず、通常攻撃として舌による打撃や捕縛を行える。能力としてはウィップ(水属性あり)&パラソル、バーニング[15]、ストーンおよびブンナゲフレンズの特性を保有している。また最終決戦時のダークマターに酷似した姿への変身や、その状態での原作でダークマターが使用した技の使用が可能。ガードするとリック達同様、デビュー作の『星のカービィ2』で袋詰めにされた姿になり、削りダメージを無効化する。
無料アップデート第2弾
編集2018年7月27日の無料アップデートにて追加。
- アドレーヌ&リボン※
- 『64』以来の登場。カービィと共に冒険を繰り広げた絵描きが得意な女の子とリップルスターからやってきた妖精の女の子。『64』では基本的に操作できなかったが(アドレーヌはミニゲームでのみ使用可能)、本作で初めて操作可能キャラとなった。基本的な操作はアドレーヌで、空中ではリボンがアドレーヌを抱えて飛ぶ。能力は基本的にアーティストのものと同じだが、カービィやビビッティアとは描き出すキャラの種類が異なり、一部のキャラ(ボスキャラクター)は乗ることで操作・属性攻撃ができるようになる。また過去の作品にもあったキャンパスに隠れたり、がむしゃらに筆を振り回す攻撃もする。空中では『64』で登場したクリスタルによる射撃や、リボンと一緒に円を描く「フェアリーダンス」が可能。
- リボンはストーンの変身パターンのひとつとしても登場している。
- ダークメタナイト※
- 『鏡の大迷宮』で初登場。同作のボスキャラクターの一人でメタナイトが僅かに持つ邪悪な心がディメンションミラーによって実体化した姿。基本的な攻撃はメタナイトと同様ソード(属性付与強化も同様)だが、敵の攻撃を鏡で反射したり分身を出現させる、ガードでは鏡の中に隠れるなど、ミラー能力(本作には未登場)を原典とした技が多い。
- ドロッチェ※
- 『参上! ドロッチェ団』で初登場。宇宙を渡り歩く盗賊団「ドロッチェ団」を率いるネズミの盗賊。攻撃としては溜め技を多く持ち、爪によるひっかき、トリプルスターやレーザーなどの攻撃を使う。部下の団員を召喚することも可能(それぞれ属性持ち)で、対応ギミック・属性が多い。
無料アップデート第3弾
編集2018年11月30日の無料アップデートにて追加。
- マホロア※
- 『Wii』で初登場。カービィを騙して全宇宙を支配しようと企んだ虚言の魔術師。能力は魔力球やキルニードル、ウルトラソードの他、ジェムリンゴボムや母船ローアを駆使して攻撃する。
- ストーンの変身パターンのひとつとしても登場し、姿は『みんなで!カービィハンターズZ』におけるよろず屋としての姿となっている。
- タランザ※
- 『トリプルデラックス』で初登場。浮遊大陸・フロラルドの女王クィン・セクトニアの部下だったクモのようなキャラクター。基本的な攻撃はスパイダーと同じだが、魔法による広範囲攻撃や巨大なツタを出す「いとしのワールドツリー」、クィン・セクトニアの幻影を召還する「クィンズファントム」など独自の攻撃も行う。
- 秘書スージー※
- 『ロボボプラネット』で初登場。プレジデント・ハルトマン率いる企業「ハルトマンワークスカンパニー」の社長秘書。ジェットの能力(本作ではカービィは使用不可)に加え、光線銃「H.W.C.製レーザーガン」を使ったり『ロボボプラネット』同様、専用のインベードアーマー「リレインバー」に乗り込んで戦うことができる。属性付与強化も可能。
- ストーンの変身パターンのひとつとしてリボンとのセットで登場する。また、アーティストやビビッティア(フレンズ、中ボス問わず)の技「スカルプチャー」でやたら頭身の高いスージー像が出現することがある。
- 三魔官シスターズ※
- 本作のストーリーに登場するボスキャラクター。諸設定については『大ボス』の項目を参照。フラン・キッスは氷属性、フラン・ルージュは炎属性、ザン・パルルティザーヌは雷属性。交代は任意にすることができ、画面全体を攻撃する「シスターズころがり」も使用できる。
- 「アナザーディメンションヒーローズ」でフレンズハートを100個以上集めてクリアすると使用可能になる。「スターフレンズでGO!」でこのキャラクターを選ぶとボスが「アナザーディメンションヒーローズ」に登場する強化版に変わり、ボスとしての三魔官とハイネスが登場しない。また最後のボスは彼女らに代わってバルフレイナイトEXが登場する。
敵キャラクター
編集括弧内はコピーできる能力。
雑魚キャラクター
編集これまでの作品に登場したキャラクター
編集- ワドルディ
- パペットワドルディ
- キャピィ
- チップ
- カブー
- バウンシー
- プロペラー
- スカーフィ
- グリゾー
- ヌラフ
- コナー
- ブリッパー
- スクイッシー
- ゴルドー
- シャッツォ
- ウォンキィ
- ママンティ
- トゥーフェイス
- デカブー
- ガボン
- グランク
- ノディ(スリープ)
- ボンバー(クラッシュ)
- ウォーキー(マイク)
新たに登場するキャラクター
編集- プルアンナ(ウォーター)
- ジャハルビート(スティック)
- アンガーマスカー
- ころがるワドルディ
- ころがる100のワドルディ
- ころがる1000のワドルディ
- ジャハルビリーバ
- ドンパフル (フェスティバル)
- メラーガガード (ファイア)
- ブリザガード (アイス)
- フローティ ザ セルコア (ウォーター)
中ボス
編集場所によっては2体同時に出現することがある。レベル4やアルティメットチョイスの高難度では攻撃パターンが強化された白と黒のカラーリングの個体が登場する。
- ボンカース(ハンマー)
- これまでのシリーズに登場したハンマーを持ったゴリラのような敵。ココナッツを投げるほか、ハンマーを使って殴りつけたりジャイアントスイングなどを繰り出す。
- バグジー(スープレックス)
- クワガタムシのような敵。本作に登場するのは『ウルトラスーパーデラックス』以来である。
- あごを用いたつかみ攻撃やテントウムシ呼び出しを繰り出すほか、本作ではスープレックスのピンポイントキックのような技が加わっている。
- ビビッティア(アーティスト)
- 絵師のような敵。描いた絵を実体化させたり彫刻を用いた攻撃のほか、ガードを無視する効果のある絵の具飛ばしを仕掛ける。
- 本作に登場する中ボスの中では唯一新規に登場した中ボスである。
- コックカワサキ(コック)
- 料理人のような姿をした敵。バグジー同等『ウルトラスーパーデラックス』以来の登場。
- 食器を投げつけたりお玉で捕まえて炒めるなどを繰り出す。
- Mr.フロスティ(アイス)
- これまでのシリーズに登場したアザラシのような敵。本作ではこれまでのシリーズにあった氷ブロック投げが雪玉に変更されている。
- 倒した後フレンズハートを投げつけるとチリーに変化する。
大ボス
編集今作はレベルの最後で戦う事になるボスのほかに、ボス戦が存在しているステージで戦う事になるものがあり、本作では各ボスごとに異名が用いられている。一部のボスはクリア後に再び戦いもう一度倒した直後、フレンズハートを投げるとその場で正気を取り戻し、デデデ大王やメタナイトならドリームフレンズとしてその場で仲間にできる。
なお、本作では前作『ロボボプラネット』までのクリア後モードに登場した「色と名前が変更されただけの強化版ボス」が発売当初は少なく、代わりにストーリーモードにもそういった強化版ボスが個別のキャラとして登場する(ワールド3~4で二回戦う事になる三魔官、「スターフレンズでGO!」で戦うハイネスなど、同じ見た目でも攻撃パターンが強化されている場合はある)。斜体はボスの異名を表す。
- 森の番人 ウィスピーウッズ
- 1-4『フルーティフォレスト』のボス。最初に戦う事になるボスで、シリーズ恒例のリンゴの大木。ジャマハートに取り付かれており、黒色の空気砲を発射する。HPが減ると黒色の瘴気を放ちながら巨大化し、ジャンプする、大量のリンゴを降らせるといった攻撃を行う。撃破直後、フレンズハートを投げると正気に戻してくれたお礼に大量のアイテムをくれる。
- 『小惑星フォルナ』でも下記のユグドラルウッズの前に戦うボスとして登場。こちらの個体はジャマハートに取り付かれておらず、通常の空気砲を放つ(性能差はない)。
- 炎系の攻撃で与えられるダメージが大きい上、炎攻撃を大量に受けると炎上によって非常に大きなダメージを与えられる。
- 残桜の古樹 ユグドラルウッズ
- 4-2『小惑星フォルナ』のボス。ウィスピーウッズの強化版にあたる桜の老木。大量のチェリー(基本的に紫色だが、ストーリーで戦う時のみ1つだけ金色のチェリーが混ざっており、それを吸い込むとフェスティバルの能力が得られる)やブレドーを降らせたり、頻繁にジャンプ攻撃を行ったり空気砲を連射してくるなど、攻撃が激化しているのがウィスピーウッズとの違い。
- 異界の面樹 アナザーウッズ
- 「アナザーディメンションヒーローズ」に登場する異界のウィスピーウッズ。敗れ去った数々のウィスピーウッズの思念が異界に集い誕生した。ウィスピーウッズの更なる強化版であり、連続して空気弾を連発する、巨大化後のジャンプ攻撃時にリンゴを降らす、落下物にゴルドーが混じるなど、ユグドラルウッズよりも攻撃が激しくなっている。 そしてウィスピ―ウッズ、ユグドラルウッズ、アザナ―ウッズすべてに共通するが炎系の攻撃をずっと繰り返していると燃えるという隠し要素もある。
- 宿敵の暴君 デデデ大王
- 1-5『クライマックスオブキャッスルデデデ』のボス。ワドルディ達とおやつを食べようとしていたところで城に降ってきたジャマハートの影響を受け、再び国中の食べ物を独り占めする。最初は伝統であるハンマーを主体にした攻撃をしてくるが、HPをある程度削ると上半身がかなりマッチョな体型に変貌し、腕で殴りつけたり、食べ物を投げたり、ポールダンスのように柱に捕まって回転する等の攻撃をしてくる。
- 投げつけてくる食べ物の残骸は水系の攻撃をぶつけると回復アイテムに変えることができる。
- ちなみにストーリーモードでは倒すとエンドロールのような映像が流れる。
- 異界の暗君 アナザーデデデ
- 「アナザーディメンションヒーローズ」に登場する異界のデデデ大王。ジャマハートによって暴走していた頃のデデデ大王の思念が異界で具現化した存在。デデデ大王の強化版で、姿は似ているが野獣の如く暴れ回る猛者。カラーリングは灰色。タックル攻撃中に吸い込んできたり、殴打攻撃を連続して繰り出したりとより激しい攻撃を繰り出してくる。
- 孤高の騎士 メタナイト
- 2-5『セイントスクエアーズ』のボス。剣の手入れをしている時、空から降り注いできたジャマハートに気づくが、その影響により心の奥に眠っていた野心がよみがえり、カービィに決闘を挑む。 乱れ切りや斬撃波、さらには滑空等による攻撃をしてくるほか、HPが減ると4体(こちらの人数によっては2体)に分身してさらに攻撃が激しくなる。
- 剣を差し出してくるためソード能力に変えて戦えるが、今回も拾うのを無視して戦うことが可能。その際にデモカットが変化し剣を蹴り飛ばす。
- 異界の霧刃 アナザーメタナイト
- 「アナザーディメンションヒーローズ」に登場する異界のメタナイト。ジャマハートによって暴走していた頃のメタナイトの思念が異界で具現化した存在。メタナイトの強化版でカラーリングが暗くなり、目は赤くなっている。基本的にはメタナイトと同様の攻撃パターンだが、新たに光状で繋がれた糸で相手を拘束し、叩きつけるといった攻撃も行う。
- 阿吽の護獣 ポン&コン
- 3-1『衛門への道』のボス。『3』以来の登場となるタヌキとキツネのコンビ。今作ではジャマハルダから支給されたと思わしき鎧をまとっている。ジャマハートに操られ、ジャマハルダの衛門の番人として襲いかかってくる。『3』のように子供を連れて体当たりや爆弾を降らせる攻撃を行い、さらにHPが減ると画面端から突進をしてくるといった攻撃も行う。倒すとフレンズハートの力で正気に戻り、門を開いてくれる。
- 金閣銀閣 ゴールドン&シルバックス
- 4-4『小惑星マリーン』のボス。ポン&コンの強化版。金色のタヌキと銀色のキツネのコンビで、非常に縄張り意識が強く、足を踏み入れた者に対して容赦なく攻撃をしてくる凶暴な性格をしている。
- ポン&コンとは異なり、初めから突進攻撃を行うほか、HPが減るとステージを変形させ、ステージ間のラインの位置を入れ替え、ステージ中央部から火の爆弾を転がすといった攻撃が追加される。
- 金銀を狙う数々のトレジャーハンターを退けているが、たまには島から出て旅に出ようと思っている。立派なイカダを作ったことがあるらしいが、全身が金属なため失敗したらしい。
- 頑強なる大母 アンセスビッグマム
- 4-6『小惑星クード』のボス。シリーズの中ボス「アイアンマム」(アイアンマム自体は本作には登場しない)の大型版。頑丈な鎧を纏ってほとんどの攻撃を受けつけないため、このボスとはフレンズスターを発動した状態で戦うシューティングバトルとなっている。腕はロープで繋がっており、カッター等の切断属性を持ったコピーで腕を切断し、切断した腕のロープ部分に火を点けて爆破させ、鎧を破壊する必要がある(一定時間が経過すると再び鎧を装備する。また、戦っている途中で切断属性や火炎属性を持つ敵キャラが出現することがある)。
- 隻眼の雷雲 クラッコ
- 4-10『小惑星ガベル』のボス。シリーズ恒例の一つ目の雲。前半は『トリプルデラックス』等と同様、電撃や突進等をしてくるが、一度倒すと下記のツインクラッコに分裂する。今作ではワドルドゥのほかにチリーを体内から放ってくる。
- 乱舞する双雲 ツインクラッコ
- 二体一組のクラッコ。ガベルのクラッコはその環境から分裂能力を身に着けたとのこと。体力は共通している為、どちらを攻撃してもダメージは両方入る。クラッコよりも攻撃が激しくなっており、二体で同時に雨を降らしたり、雷撃を出すといった攻撃を行う。
- 降雨攻撃の間は電気系攻撃でもダメージを受けやすくなる他、氷攻撃をぶつけられると凍結し、一定時間硬直して防御力が下がる。また、パラソル能力があれば降雨攻撃を無効化できる。
- 異空の叢雲 アナザーツインクラッコ
- 「アナザーディメンションヒーローズ」に登場する異空のツインクラッコ。ツインクラッコの強化版で見た目は黒雲になっている。一度倒しても二体が合体し「 異空の大乱雲 アナザービッグクラッコ」(後述)に変化する。
- 異空の大乱雲 アナザービッグクラッコ
- 前述のアナザーツインクラッコを倒すと登場。
- 基本的には通常のクラッコを巨大化したものであり、挙動も通常のクラッコとほぼ同じだが、新たに突風を巻き起こして画面奥から雷雲を出すといった攻撃が追加されている。
- 三魔官(さんまかん)
- 本作で初登場。魔神官ハイネスの配下で、暗黒要塞「ジャマハルダ」の指揮を執る三姉妹[16]の幹部。公式Twitterの「三魔官のスタアラ☆特報」では交代で解説を担当している[17][18][19]。それぞれ二回戦う事になり、二回目の戦いでは攻撃が強化されている。また「魂が飛び出る辛さExtra」では服が白い更なる強化版が登場する。
- 三人はかつて瀕死の危機に扮していた所をハイネスに助けられ、魔力を与えられたことで素質に目覚めたという。
- 後述のように三魔官は扱う武器が名前のモチーフで、拠点のジャマハルダの名称はインドの刀剣「ジャマダハル」が由来である[20]。ゲーム開発の都合で言うと、ジャマハルダ編で新規ボスをHD画質のモデルで作るには多くて2体ほどが労力的に限界で、そのため共通のデザインを持ちつつ武器が異なる3人になったという経緯がある[20]
- 氷華の三魔官[21] フラン・キッス
- 声 - 上田麗奈[22]
- 3-3『ぎょうしの回ろう』並びに4-8『小惑星フュー』のボス。三魔官の1人。氷の力を持つ斧を操る。青いロングヘアーが特徴。一人称は「ワタクシ」。冷静沈着な性格で、口調は上品かつ丁寧。
- 斧は巨大化や念動操作する事も可能だが、炎攻撃に弱い。冷水を炭酸飲料のように吹き出す銃も使用するが、こちらは電気系や氷の能力が弱点。
- モデルは戦斧の「フランキスカ」[20]。
- 業火の三魔官[23] フラン・ルージュ
- 声 - 高橋李依[24]
- 3-5『西の外へき』並びに4-12『小惑星メラーガ』のボス。三魔官の1人。炎の力を持つ剣を操る。燃え盛るような赤髪の短髪が特徴。一人称は「アタシ」でお転婆かつ熱血な性格。フラン・キッスへの思い入れが強い。
- 炎を纏った剣の攻撃が得意で、大砲を使った強烈な火炎放射も使用する。水・氷・風の能力に弱く、特に大砲の導火線を消すと大砲の暴発によって気絶させることができる。
- モデルは炎の形を模した刀身の剣「フランベルジュ」[20]。
- 雷牙の三魔官[25] ザン・パルルティザーヌ
- 声 - 柚木涼香[26]
- 3-6『天けいの間』のボス。4-14『神降衛星エンデ』でもハイネスの前に戦う事になるボスとして登場する。三魔官のリーダー格であり三姉妹の長女。雷の力を持つ槍を操る[27]。黄色のサラサラヘアーが特徴。一人称は「わたし」で、男装麗人然とした武人肌の女傑で、荘厳な口調だが、相手を見た目や特徴から取ったあだ名をつけて呼ぶ嫌いがある[28]。 キッス、ルージュと共に彼の目的の達成のために銀河中に散らばったジャマハートを集めている。
- 自分たち姉妹を拾ってくれた主人ハイネスに対しては絶対の忠誠を誓っている。多少虐げられても拾われた恩義と彼のカリスマ性に陶酔し、心から敬愛している。なお、あまりに長すぎるためにハイネスは未だに彼女の名前を覚えていないらしい(ゲーム中では「アナタ」としか呼ばれない)。
- 武器は雷の力を宿した槍。体力が減ると雷神の太鼓を背負いパワーアップするが、この装備を水の能力で破壊することで気絶させることができる。
- モデルは槍の一種の「パルチザン」[20]。
- 復仇する懺党 三魔官シスターズ
- 「アナザーディメンションヒーローズ」の最終ボス。異界に消えたハイネスの元に駆けつけ、カービィとの決着をつけるため三人同時に挑んでくる。序盤は一人が後方に下がり入れ替わりながら二人で攻撃してくるが、体力がある程度減ると三人同時に攻撃してくる。
- 魔神官 ハイネス
- 声 - 千葉繁[29]
- 4-14『神降衛星エンデ』のボス。自らが崇める神の復活を企む祈祷師にして三魔官の指揮官であり、ストーリーモードにおける黒幕。闇の魔術を司る一族の末裔で、かつてその力を危険視して一族を追放した者たちへの復讐のため、ジャマハートを使ってエンデ・ニルの復活の儀式を行っていた。冒頭で儀式が失敗しジャマハートが宇宙各地に飛散してしまったため、三魔官を派遣して集めていた。白いローブを纏っているが、素顔は青い肌に角のような耳に団子鼻を持ち、カメレオンのような大きな目をしており、本人はこの顔つきに並々ならぬコンプレックスを抱いている。カービィに敗れると三魔官と自分自身をエンデ・ニルに捧げるも、カービィがエンデ・ニルの体内から放出されるときに同時に放り出された。
- 炎、氷、雷の3属性を駆使し、一度体力が切れかかるとローブが外れて素顔が露わとなり、体力を吸収した三魔官を道具のように従えて攻撃し、さらに体力が減るとフレンズころがりを模した回転攻撃を行う。
- 顔のコンプレックス、追放された経歴の影響によって精神に異常をきたしており、ローブが外れた第2形態移行時に三魔官の魔力を吸い取って回復する(三魔官は吸い取られた影響で黒くなる)、更にはミサイルのように投げつける、振り回して打撃武器にするといった攻撃方法を取る。
- 三魔官については、ザン・パルルティザーヌの名前を覚えられないことを謝罪するなど、普段から冷酷な人当たりはしていない模様。
- 「スターフレンズでGO!」でもバルフレイナイトの前に戦う事になるが、能力が若干強化されている。
- 堕神官 ダークサイドハイネス
- 「アナザーディメンションヒーローズ」に登場するハイネスの強化版。異界に通じる穴の一つに落ち、巨大化した異界のジャマハートに全身を飲み込まれてしまいより狂気に染まってしまった。カービィによって封印を解かれ襲い掛かってくる。カービィが飛び立ったときに倒れたハイネスに小さなフレンズハートが降り注ぎ、正気を取り戻した。
- 最初はハイネス同様ローブをかぶった状態で、攻撃が強化され、さらに攻撃パターンが追加されている。体力がある程度減るとローブが外れ三魔官を模した人形を使った攻撃に移行する。
- 破神 エンデ・ニル
- ストーリーモードの最終ボス。魔力を司る一族が信奉していた神。本来は意志や感情を持たない存在であり、それゆえ目覚めさせた者に染まり、慈悲を与える存在らしい。復讐や嫉妬に駆られていたハイネスがやむを得ず三魔官と自らを生贄としたため、闇の力が暴走し、破壊神として顕現した。体内ではハイネスが抱えていた負の感情が闇の力に変換され、魂と混ざって増幅している。
- 「エンデ・ニル」とはドイツ語で「終焉と虚無」という意味であり、海外版の各言語においてもその名前が意味するところはこれと同一である。
- 序盤と中盤は専用のフレンズ能力ティンクルスターアライズを使い、シューティング形式でのバトルとなる。体力は『星のカービィ Wii』のグランドローパー戦やマホロア戦の終盤のようにゲージが5つの壁に隠されており、体の5箇所(胸、両肩、背中、頭)に順番に顕現する目が弱点となる。目を一つ破壊するごとに体力ゲージの壁が壊れ、一気に体力が減る。最初は衝撃波攻撃の「破砕拳」や「破踏襲」を中心として攻撃を行うが、体力がある程度減っていくと、大剣の二刀流による「破双斬」や、炎や氷、電気を纏った攻撃「孤独のメラーガ/ブリザ/バリッカ」を繰り出す。
- 第1形態の目を全て破壊するとマスクが外れて中の空洞が吸い込みを始め、体内に入って心臓部とのバトルとなる。心臓部は毒液を垂らす「アカイナミダ」やエネルギー弾「ヒトリゴト」による攻撃をしてくるが体力は低い。0になると取っ手が出現し、それを一斉に掴む事で体内に取り込まれていたハイネス達を巻き込んで体内から脱出できる(The アルティメットチョイスでは省略される)。
- 体内でのバトルを終えると再びシューティング形式に移行し、エンデ・ニルに羽が生えて足が尻尾となり、鳥のような姿の第2形態となる。滑空による体当たり「堕天」[30]や、属性を秘めた弓矢「虹の弓」、空から雷を帯びた槍の雨を降らす「愛の槍」、衝撃波を伴う斧「憤怒の斧」、さらに星のカービィWii及びWiiデラックスに登場する、ハルカンドラ製の伝説のアイテム「マスタークラウン」のような形を模したエネルギー体から放つレーザー「巨悪と執念の冠」等、ゲージが減る度に攻撃が激しさを増す。
- 再び目を全て破壊すると、再び体内に入って露出したコアとのバトルとなる。そのコアは、フレンズを洗脳状態にする全方位攻撃「トモダチノワ」や、周囲にばらまくエネルギー弾「タノシイユメ」、画面奥からこちらを押し潰す「カケッコ」、自分の一部を針状にして鋭くさせて突き刺す「マンメンノエガオ」、さらに星のカービィ2に登場したリアルダークマターのような姿に変えて、目から強力なビーム攻撃を発射する「オオキナウタ」等の攻撃をしてくる。なお、このコアに限り、フレンズハートを投げつけることでもダメージを与えられる。
- このコアを倒すと外部の身体が消滅し、その後はひたすらスティック・ボタンを連打しながらのビームによる一騎打ちとなる。それに打ち勝てばフレンズヘルパーとドリームフレンズの総攻撃によって消滅することになる。
- 「The アルティメットチョイス」の「魂が飛び出る辛さ」では、耐久力と攻撃規模が激しさを増しており、氷以外にも炎、電気の属性を帯びた剣や弓矢による攻撃が追加されている。最高難易度「魂が飛び出る辛さExtra」では鎧が赤みを帯びた更なる強化版「真 破神 エンデ・ニル」となり、更に攻勢が激しくなるが、複数の弱点が同時に開くようになる。
- 魂沌 ソウルオブニル
- 「The アルティメットチョイス」の「魂が飛び出る辛さ」においてエンデ・ニルのコアが変化した、本作における隠しボス。オリジナルが紫系の色であるのに対し、青白っぽい色になっている。体力も変化前より大幅に増加しているうえ、時間によって防御力が大きく変動する。本来「虚無」の存在であるニルがカービィとの戦いの中で新たに魂を宿した。
- 前作までのソウル系ボスと同様の「シューターカッター」「バウンドポンド」が追加されている。さらに既存の攻撃パターンも強化されており、「トモダチノワ」は左右に移動して繰り出したり、「マンメンノエガオ」は四体に分裂して周囲を串刺しにしたり、「オオキナウタ」時はステージに水を出現させて通電によるダメージを与えてくる、「オオキナウタ」は画面奥からステージ全体に掛けて一気に繰り出す等、多くの攻撃パターンにおいてダメージ範囲が大幅拡大している。
- 星誕 ニル
- 「The アルティメットチョイス」の「魂が飛び出る辛さExtra」に登場するエンデ・ニルの最終形態。Ver4.0.0で登場した、本作の真のラストボス。行動に応じて背景の色がさまざまに変化する。
- 「トモダチノワ」を使用しなくなった代わりに開幕から高密度の「タノシイユメ」を放ち全方位レーザー✕3を放ってくる。歴代ソウルボスが繰り出してきたデッドリーサンのような突進攻撃や、ダークマインドのようなミラー回転や反射レーザーが加わるなど、攻撃パターンがさらに変化している。「オオキナウタ」はレーザーが移動するようになり回避が非常に困難になっている。
- 時巡る戦士 ギャラクティックナイト
- 『ウルトラスーパーデラックス』から登場している銀河最強の戦士。本作では登場してすぐにバルフレイナイトに変化するため、この姿のままで戦うことはない。
- 黄泉返る極蝶 バルフレイナイト
- 「スターフレンズでGO!」において、エンデ・ニルの代わりに登場する最終ボス。ギャラクティックナイトを取り込んだ一匹の蝶が変化した、蝶の羽を生やした騎士。「歴史の闇に葬られた、決して戦うはずのない存在」(このことは開発中止の『星のカービィ GC(仮称)』に出るはずだったが中止になったために歴史に埋もれたボスを暗示していると思われる)とされている。
- 元々は、開発中止になった『星のカービィ GC(仮称)』で登場予定だったボス敵のひとつ[31][32]。
- 攻撃パターンはメタナイトと似ているが、ワープで移動したり、複雑な軌道を描きながら放たれるエネルギー弾を行うほか、HPが減ると二刀流となって剣を巨大化させて切りつける攻撃や、フレンズを洗脳させる怪音波、さらには竜巻切り、相手を切り上げ、空中で連続で切り裂いた後で吹っ飛ばす乱舞攻撃といった強力な攻撃をしてくる。
- 倒すと天から光が降り注ぎ、まるで昇天するかのように消滅する。
- 災来する黒き極蝶 バルフレイナイトEX
- 「The アルティメットチョイス」の最高難易度「魂が飛び出る辛さExtra」と「星の○○○○ スターフレンズでGO!」の三魔官シスターズ編に登場するバルフレイナイトの強化版。ギャラクティックナイトから受け継いだパワーを増幅させ、完全に我が物としている。体の色が黒くなっている。攻撃パターンが強化してくる他、HPが減ると、二刀流攻撃の回避妨害など、パターンが更に激しくなっていく。
その他のキャラクター
編集- ナゴ、ピッチ、チュチュ
- 『3』以来の登場。クリーンをコピーしたカービィのアクションとして登場。
- ポポン
- 『3』以来の登場。本作ではゴールゲームのジャンプ台として登場。
- バタモン、ゴーストナイト、ドネン
- バタモンは『3』、ゴーストナイトとドネンは『64』以来の登場。3者ともアドレーヌの技「ペインター」のパターンとして登場。
- ワイユー、アイスドラゴン
- ワイユーは『2』以来の登場。両者ともアドレーヌの技「アドペインター」のパターンとして登場。
- ダークゼロ
- 『参上! ドロッチェ団』に登場した暗黒の支配者。ストーンの変身パターンとして登場。またドロッチェの技「サプライズボックス」で宝箱から出現する。
- クィン・セクトニア
- 『トリプルデラックス』に登場した浮遊大陸・フロラルドの住人。前作に引き続き、ストーンの変身パターンとして登場するが、セクトニアは本来の姿だと思われるタランザと似たクモの姿となっている。またタランザの技「クィンズファントム」でセクトニアの幻影が登場する。
- ブロボ
- 『カービィのブロックボール』のみに登場したロボット。ストーンの変身パターンとしてグリルと登場。
- グリル
- 『カービィのきらきらきっず』に登場した魔法使い。ストーンの変身パターンとしてブロボと登場。
- キュービィ
- ハコボーイ!シリーズに登場。本作ではストーンの変身パターンのひとつとして登場するほか、amiiboとして「よみこみ」することで、アイテムを多めに入手することができる。
コピー能力
編集今作では新登場の4種類も含め、歴代シリーズ最多となる28種類ものコピー能力が登場するが、一部の能力の技が削除・変更されている。また、『スーパーデラックス』の「スープレックス」や「プラズマ」、『3』のクリーンなど久々に登場する能力も多数ある。
過去のシリーズに登場する能力
編集- アイス
- 冷気を放ち敵を凍らせる能力。ダッシュが「かっそう」になり、ガードが「こちこちガード」になる。また、こちこちガード解除時には周りに氷を飛ばす「こおりちらし」を出すことができる。火炎ブロックを冷やすことができる。
- ウィップ
- 鞭で敵を叩く能力。離れたところにある敵やアイテムを、たとえ壁越しであっても引き寄せることができる。鞭で相手を掴む「キャプチャーウィップ」から、4種類の投げ技に移行する。↓+↑+Bで鞭を回しながら上昇する「パラダイスタイフーン」が使える。
- ウィング
- 羽が生えて飛行能力が上がる能力。「羽ばたき」や「フェザーガン」では紐を切ったり、アクロバットな体当たり攻撃をすることができる他、風の属2性を持つ技が多い。
- 『トリプルデラックス』以来、4年ぶりの登場である。
- ウォーター
- 水を操る能力。水を吐いたり、噴出したりすることで、火炎の障害物を冷やして排除したり火炎ブロックを冷やして無害化できる。ダッシュがサーフィンのように波に乗る「なみのり」になり、火炎ブロックや溶岩の上を滑るようにして移動することができる。「ふんすいホバー」は空中で下方向に向かって水鉄砲を放ちながら浮遊できる。また、水中での水でっぽうが強化されるという特性を持つ。
- 『Wii』以来、7年ぶりの登場である。
- エスパー
- 超能力を操る能力。瞬間移動や、サイコキネシスなどの技を使う。Bボタンを押し続けることで超能力の電撃を自在に操作したり壁を通り抜けることも可能。電気属性を持っており、コンセントに当てると導線が作動する。カウンターやテレポートなど、トリッキーな技も操れる。『ロボボプラネット』で初登場した能力の中では唯一の続投。
- カッター
- ブーメランのようにカッターを放つ能力。カッターは手持ちの武器としても使用可能。紐を切断することもできる。また、攻撃ボタンを押し続けることで、貫通力の高い「ハイパーブーメラン」を放てるようになる。なお、ハイパーブーメランは壁に当たると何回か跳ね返る性質も持つ。
- クラッシュ
- 画面全体を攻撃する能力。強力だが1回きりの使い捨て。Bボタンを長押ししたまま十字キーを連打すると威力の増した「じごくのごうか」となる。
- クリーン
- ほうきを使い、床を掃く動作で前方や下方の敵にダメージを与える能力。一気に前方に吹き飛ばす「フィニッシュクリーン」、ナゴを呼び出して雑巾がけの要領で突進する「ナゴクリーン」、チュチュと合体して空を飛ぶ「チュチュクリーン」、バケツになったピッチで水を飛ばす「ピッチクリーン」など、今作で初めてコマンド技が搭載された。また、本作ではアニメ版と同じ三角巾を巻く(ただし、色はアニメ版のものとは異なる)。
- 『3』以来、20年ぶりの登場である。
- コック
- 画面内の吸い込めるもの(ザコ敵本体や敵の放った飛び道具)を「調理」し、回復アイテムに変える。Bボタンを長押しすることで全画面に効果が及ぶ「さいごのばんさん」が使用できる。1回しか使えないが、フレンズの場合は一定時間が経つことでまた使用できるようになるなど、挙動が異なる。今作では常に帽子をかぶるようになった。
- 『ウルトラスーパーデラックス』以来、10年ぶりの登場となった。
- スープレックス
- プロレス技を主体に戦う能力。Bボタン1つで簡単に敵を掴むことができ、そこから8種類の投げ技が使える。空中では投げができない代わりにストンピング(踏みつけ)を使用できる。単発攻撃力は全コピー能力中最高、かつつかみ動作中から投げ終わるまでの間など、長めの無敵状態になる技が多いためダメージもやや受けにくいが、掴みが効かず空中にいることが多い、また反撃に用いる星を出しにくいボス戦ではダメージを稼ぎにくい。敵を掴んでいても時間経過で自動的に投げる。
- コック同様、10年ぶりの登場である。
- ストーン
- 石に変身して敵を押しつぶす能力。硬いブロックを壊したり、杭を打ちこむことができる。また腕を石化させてのアッパー攻撃「石ころアッパーカット」と「石ころへんしんおしつぶし」を強化させた「ヘビーおしつぶし」という技もある。前作までに登場したタランザとセクトニアなど石に変身した時の姿が追加されている。
- スリープ
- 一定時間眠ってしまう能力。いわゆるハズレで、寝ている間操作を受け付けなくなるが、十字キーなどを連打したり、フレンズヘルパーが鼻提灯を割ると早く起きられる。
- ソード
- 剣を手に戦う能力。多数のコマンド技を持ち、溜め技「回てんぎり」「たつまきぎり」、空中の下「づき」、対空攻撃の「きり上げスラッシュ」→「メテオエンド」、空中攻撃「つきだし」から派生する「かぶとづき」など、コンボ技が多い。紐を切ることができ、水中でもみずでっぽうの代わりに使用可能。システムの使用上、前作にあった「スカイエナジーソード」が削除された。
- ニンジャ
- クナイや忍者刀を操り、さまざまな忍術で戦う能力。花を咲かせて攻撃する「みだれ花ふぶき」や、壁にはりついたままクナイ手裏剣を放つ「はりつきうち」などの技を繰り出す。紐を切れる技がある。
- パラソル
- 傘でさまざまな攻撃を行う能力。攻撃の際に現れる水滴で火炎ブロックを冷やすことができる。水中でも使用可能。また、傘には常に攻撃判定が存在し、上から降ってきた敵に自動的にダメージを与えプレイヤーを守ってくれる。
- ハンマー
- 木槌を手に戦う、攻撃力の高い能力。水中でも使用可能で、杭を打ちこんだり硬いブロックを破壊したりできる。今作ではシステムの使用上、これまでのシリーズにあった「おにごろし火炎ハンマー」が3段階まで威力を挙げられる「おにごろしチャージハンマー」に変更された。
- ビーム
- 杖からさまざまなビームを繰り出す能力。ビームウィップの射程が長めで、通常では届かない地形の奥の爆弾ブロックやコンセントに干渉できる。
- ビートル
- 角で攻撃する能力。角で連続で攻撃したり、敵を捕えて投げ飛ばすことができる。角で空中に舞い上がる「スパイラルホーン」や、ダッシュで角を突き出す「ロケットホーン」など、無敵状態になる技が多い。また、翅を出して空を飛ぶこともできる。紐を切れるほか、杭も打てる。
- ウィング同様、4年ぶりの登場である。
- ファイア
- 炎を繰り出す能力。氷ブロックを溶かしたり、導火線に火を点けたりできる。移動中は無敵になれる「バーニングアタック」も発動可能。
- ファイター
- 格闘技で戦う能力。パンチ・キックの他にも、投げ技や気の波動による遠距離攻撃を放つこともできる。この波動を最大まで溜めた「ギガはどうショット」は火の属性を持ち、氷ブロックを破壊したり導火線に火を点けられる。
- プラズマ
- 電気エネルギーを溜めて発射する能力。『Wii』でのスパークのようにジョイコンを振るあるいはレバガチャ動作(十字キー連打)で充電し、弾は溜め具合によって全部で4段階。溜めた電気エネルギーは時間と共にだんだん減っていく。最大まで溜めると攻撃判定のあるバリアを張り、こちらの攻撃で相殺可能な攻撃(一部除く)を無効化することができる。今作では突進攻撃の「でんこうせっか」と上方にプラズマを放つ技が追加されているなど、『Wii』以降のスパークとの差別化が図られている。高速溜めに多少コツがいるがリーチが長く、瞬間的な攻撃力が高い。
- コック、スープレックス同様、10年ぶりの登場である。
- ボム
- 花火爆弾を投げる能力。爆弾の軌道は調整可能で、ボーリングのように転がしたり、つかみ技の要領で近接した敵に設置することもできる。ボムを掲げたまま自爆してもダメージを受けない。
- マイク
- 音痴かつ大音量の歌で、3回まで攻撃できる能力。ただし1、2回目は攻撃範囲は前方のみで、3回目のみ画面全体攻撃となる。3回目の攻撃時のみ、Bボタンを長押ししたまま十字キーを連打することで威力の増した「ラストコンサート」になる。
- ヨーヨー
- アメリカンヨーヨーで攻撃する能力。トリッキーな動作の技が多い。地形を貫通するので仕掛けを動かすのに役立つが、攻撃判定が紐部分にないためが密接距離で攻撃が当たらない場合がある。対ボス威力は弱いが、全方位に攻撃できる上に連射も利き、今作では「下なぎヨーヨー」が左右にヨーヨーを振り回す「よこなぎヨーヨー」に変更された他、前方にヨーヨーを転がす「いぬのさんぽ」が追加され、道中の小型敵を突破する際に有効となる。
- コック、スープレックス、プラズマ同様、10年ぶりの登場である。
本作で新たに登場する能力
編集- アーティスト
- 絵を実体化させたり筆で攻撃する[1]。絵の具の飛沫は水属性を持っているが、他の能力に水属性を付与することはできない。
- スパイダー
- 蜘蛛の糸で敵を閉じ込める[1]。網をジャンプ台替わりに使うこともできる。
- スティック
- 伸び縮みする棒で攻撃する。壁を貫通した攻撃が可能で、属性付与もしてもらえるが、射程の代わりに範囲は狭い。
- フェスティバル
- 踊って周りにいる敵を一気に倒す。フレンズヘルパーの数によって威力が変動する。クラッシュと同じく一度きりの使い捨て。
フレンズ能力
編集カービィのコピー能力とフレンズヘルパーが持つ能力を組み合わせることで威力を発揮することができる能力。コピー能力に属性(属性の種類は、炎(ファイア、ボム、ファイター)・水(ウォーター、パラソル、クリーン)・氷(アイス)・雷(ビーム、プラズマ、エスパー)・風(ウィング、クリーン)の5種類)が付加される場合は能力アイコンの横に属性に対応したマークが表示される。また、組み合わせに依存せず、フレンズヘルパーがいるだけで使えるようになるフレンズ能力もある。
- メラーガソード
- ソードに炎属性を付加する。「メテオエンド」が二回攻撃になり、さらに炎を飛ばして遠隔攻撃ができる。
- スプラソード
- ソードに水属性を付加する。
- ブリザソード
- ソードに氷属性を付加する。「切り上げスラッシュ」で氷柱を作り、「メテオエンド」でそれを切り裂いて氷の破片を飛ばすことで遠隔攻撃ができる。「したづき」も範囲が広がる。
- バリッカソード
- ソードに電気属性を付加する。「かいてんぎり」「メテオエンド」「したづき」で、落雷により上空に攻撃する。
- ウィンガソード
- ソードに風属性を付加する。「チョッピング」が二回攻撃になり、「ドリルソード」「切り上げスラッシュ」「たつまきぎり」の移動力が強化され、「スピニングソード」にも滞空力が付加される。
- メラーガボム
- ボムが炎属性に変化し、爆発後にしばらくその場を炎上させて攻撃し続ける。
- スプラボム
- ボムが水属性に変化し、爆発後に左右に水しぶきを撒き散らして追撃する。
- ブリザボム
- ボムが氷属性に変化し、爆発した箇所にしばらく氷を出現させて攻撃し続ける。
- バリッカボム
- ボムが電気属性に変化し、爆発した時に落雷で上空に攻撃する。
- ウィンガボム
- ボムが風属性に変化し、投げた際の軌道が大きく変化する。 またボムを持ったまま少し経つと上昇する。
- メラーガカッター
- カッターに炎属性を付加する。
- スプラカッター
- カッターに水属性を付加する。
- ブリザカッター
- カッターに氷属性を付加する。
- バリッカカッター
- カッターに電気属性を付加する。
- ウィンガカッター
- カッターに風属性を付加する。さらに、「カッターブーメラン」が停滞せずに上昇するようになり「カッターめったぎり〜ファイナルカッター」の挙動も変化する。
- ザブンガカーリング
- カーリングストーンを滑走させ、水しぶきを撒き散らしながら攻撃する。
- ツルーガカーリング
- 氷をまとったカーリングストーンを滑走させて攻撃する。
- ホーキンカーリング
- ストーンを纏わせすべって攻撃する。攻撃の余波は生じないが、滑走速度と距離が大きい。
- メラーガヨーヨー
- ヨーヨーに炎属性を付加する。
- スプラヨーヨー
- ヨーヨーに水属性を付加する。
- ブリザヨーヨー
- ヨーヨーに氷属性を付加する。
- バリッカヨーヨー
- ヨーヨーに電気属性を付加する。
- ウィンガヨーヨー
- ヨーヨーに風属性を付加する。
- メラーガニンジャ
- ニンジャに炎属性を付加する。
- スプラニンジャ
- ニンジャに水属性を付加する。
- ブリザニンジャ
- ニンジャに氷属性を付加する。
- バリッカニンジャ
- ニンジャに電気属性を付加する。「いあいぎり」「みだれ花ふぶき」で落雷で上空に攻撃する。
- ウィンガニンジャ
- ニンジャに風属性を付加する。「いあいぎり」「みだれ花ふぶき」を使うと空中に上昇する。
- メラーガハンマー
- ハンマーに炎属性を付加する。「ぐりぐりハンマー」「ジャイアントスイング」「おにごろしチャージハンマー」時に炎を撒き散らして攻撃する。
- スプラハンマー
- ハンマーに水属性を付加する。「ぐりぐりハンマー」「おにごろしチャージハンマー」時に水しぶきを撒き散らして攻撃する。
- ブリザハンマー
- ハンマーに氷属性を付加する。「ぐりぐりハンマー」で周囲に氷を放ち、「おにごろしチャージハンマー」では正面一直線を一気に凍らせて遠距離攻撃する。
- バリッカハンマー
- ハンマーに電気属性を付加する。「ぐりぐりハンマー」「おにごろしチャージハンマー」時に落雷で上空に攻撃する。
- ウィンガハンマー
- ハンマーに風属性を付加する。「ジャイアントスイング」「ぐりぐりハンマー」「だいしゃりん」「ごく・だいしゃりん」を使うと空中に上昇するようになる。
- アイシックランス(ウォーター+アイス)
- 噴き出した水を凍らせて、氷の槍を飛ばす。
- バリカンデーン(ウォーター+プラズマ)、スプライデーン(プラズマ+ウォーター)
- 水の力で電気を拡散させ、広範囲に水と電撃を飛ばす。
- ポルターガオブジェ(ストーン+エスパー)
- ストーンの石をエスパーの超能力で浮かせて自由に動かせる。
- ヌリクルオブジェ(ストーン+アーティスト)
- ストーンの押しつぶしによってインクの飛沫を放ち、周囲広範囲に攻撃する。
- アイアイパラソル(パラソル)
- パラソルを巨大化させて、上方向からの特定の攻撃を防ぐ。
- フードデルペインター(アーティスト)
- 冷蔵庫(見た目は64のアイス+スパーク)を描いて食べ物を出現させる。
- ブンナゲフレンズ(ファイターorスープレックスorビートル+仲間)
- 上に乗った仲間を投げ飛ばして、敵を攻撃したり、特定のブロックを壊せる。
- ボヨンガフレンズ(スパイダー+仲間)
- 蜘蛛の糸に乗った仲間を弾力で大きくジャンプさせる。
- ニコーミフレンズ(コック+仲間)
- 鍋に入った仲間の能力に応じ、食べ物の出現量を増やす。カービィが使用すると、通常通り能力が無くなる。
- ナベブッパフレンズ(コック+仲間)
- 食べ物の出現量を増やすとともに、入った仲間が勢いよく飛び出して攻撃する。カービィが使用すると、通常通り能力が無くなる。
- デスボイコーラス(マイク+仲間)
- マイク攻撃時、仲間がいると自動的に威力が上がる。使用後能力が無くなる点は変わらない。
- ラストコンサートを使用した際は名前は変わらないが、演出がより派手になる。またカービィの声が「ジェスト」に変化する。
- フェスティバーン(フェスティバル+仲間)
- フェスティバル使用時に仲間がいると自動で発動し、攻撃の威力が上がる。通常通り、使用後能力が無くなる。
- パニクルラッシュ(クラッシュ+仲間)
- クラッシュ発動時に仲間がいると自動で発動し、攻撃の威力が上がる。通常通り、使用後能力が無くなる。
- じごくのごうかを使用した際は名前は変わらないが、演出がより派手になる。
フレンズアクション
編集フレンズエリアに4人がそろうと発動する技。
- フレンズころがり
- 4人が円形になり転がりながら敵や壁を壊して進んでいく。ジャンプ中ボタンを長押しすると距離が伸びる。
- フレンズれっしゃ
- 4人が一列になり壁や天井を駆け回りながら進んでいく。
- フレンズスター
- 空飛ぶスターに乗り「スターショット」で敵を攻撃できる。フレンズの属性によってショットの種類が変わる。
- フレンズつりばし
- 4人でつり橋を作り、ザコキャラクター(基本的にはウォンキィ)にその上を渡ってもらう。
冒険の舞台
編集本作はコースそれぞれに固有の名称がある他、ボス戦専用コースが基本的になくなり大ボス戦がコースごとの終端に設定されるようになった。特定のコースに隠れている大きなスイッチを入れると、対応したエクストラステージまたはドリーム神殿(ドリームフレンズを召喚できる)が出現する。また各ステージには1つずつ虹色のレアピースが隠されている。
- へいわなくに プププランド
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- 1-1 グリーングリーティング
- 1-2 ドーナツドーム
- 1-3 ハニーヒル
- 1-4 フルーティフォレスト(ボス ウィスピーウッズ)
- 1-5 クライマックスオブキャッスルデデデ(ボス デデデ大王)
- 1-EX1 エクストラエクレア
- きせきの星 ポップスター
- このワールドでのコース名は、頭文字をつなげると「FRIENDS」になる。
- 2-1 フレンズフィールド
- 2-2 リーフリゾート
- 2-3 エコーズエッジ
- 2-4 ネイキッドナチュレ
- 2-5 セイントスクエアーズ(ボス メタナイト)
- 2-EX1 インサイドアイランズ
- 2-EX2 ダブルスドリームズ
- 暗黒ようさい ジャマハルダ!
-
- 3-1 えい門への道
- 3-2 東のまくへき
- 3-3 ぎょうしの回ろう(ボス フラン・キッス)
- 3-4 西の外へき
- 3-5 中おう深部(ボス フラン・ルージュ)
- 3-6 天けいの間(ボス ザン・パルルティザーヌ)
- ボス戦後、フレンズアクションを駆使して要塞を脱出することになる。
- 3-EX1 こうの区画
- 3-EX2 おつの区画
- 3-EX3 へいの区画
- 遥か、きらめきの勇者たち
- 他のワールドと違い、このエリアに入った段階でステージの半分が出現しており、プレイヤーはある程度攻略順を自由に選ぶことができる。ただし、ボスの登場する「小惑星」は直近の惑星ステージをクリアすることで解放され、4-13「大魔星マジュハルガロア」以降はそれまでのステージをすべてクリアしないと入れない。
- 4-1 惑星フォルアース
- 4-2 小惑星フォルナ(ボス ウィスピーウッズ、ユグドラルウッズ)
- 4-3 惑星ミスティーン
- 4-4 小惑星マリーン(ボス ゴールドン&シルバックス)
- 4-5 惑星ポッカラ
- 4-6 小惑星クード(ボス アンセスビッグマム)
- 4-7 惑星ヒャッコル
- 4-8 小惑星フュー(ボス フラン・キッス)
- 4-9 惑星ピサーシャ
- 4-10 小惑星ガベル(ボス クラッコ、ツインクラッコ)
- 4-11 新星ドルムアーツ
- 4-12 小惑星メラーガ(ボス フラン・ルージュ)
- 4-13 大魔星マジュハルガロア
- 4-14 神降衛星エンデ(ボス ザン・パルルティザーヌ、ハイネス)
- 4-EX1 エクストラスターα
- 4-EX2 エクストラスターβ
- 4-EX3 エクストラスターγ
- 4-EX4 エクストラスターδ
- 星のカービィ スターアライズ
- 最終ステージ。このコースはラスボスである「エンデ・ニル」との戦闘のみで構成されている。
サブゲーム
編集- ふりふり!きこりきょうそう
- Joy-Conをふる(ボタン操作も可能)ことでオノを振り木を切り倒していく。毛虫やゴルドーに触れるとタイムロスになる。
- ギャラクティックホームラン王
- タイミングを合わせてパワーをため飛んでくる隕石をバットで打ち返す。
- ちなみに空振りするとリザルト画面の背景のポップスターに隕石が落ちた跡が出る。
- 星の○○○○(マルマル) スターフレンズでGO!
- カービィの代わりにフレンズヘルパー、ドリームフレンズが主人公となって冒険するモード。ストーリーモードを一通りクリアするとプレイ可能になるタイムアタックモード。カービィ同様にフレンズハートを投げてフレンズヘルパーを増やすこともできる。最初は体力などが低く設定されているが、コース上に置かれている特別なレベルアップハートを取ることで、体力や攻撃力、すばやさなどを強化することができる。
- このモードではハイネスが若干強化され、エンデ・ニルに代わってバルフレイナイトがラスボスとして登場(三魔官シスターズでプレイした時のみ、ボスがアナザーディメンションヒーローズ(後述)で登場したものに強化され、ラスボスがバルフレイナイトEXに変化する)する。
- アップデートで追加されたドリームフレンズでプレイすると、それぞれ原作を再現したマップが登場し、さらにバルフレイナイト戦で流れる曲や背景が変化する。
- The アルティメットチョイス
- ストーリーモードを一通りクリアするとプレイ可能になるボスラッシュモード。最初に自身のプレイヤーとフレンズメンバーを選択(カービィをフレンズヘルパーに変えることも可能だが、コックは必ずフレンズヘルパーでのみ選択可能)するが、スタート後にメンバーを変更することはできない。その後に5~9段階の難易度を選択するが、難易度ごとに戦うボスの人数と順序が設定されている。なおアンセスビッグマムだけはこのモードに登場しない。
- バトル後に入れる休憩所には回復アイテムが何個か置かれている(スタート時は6個、使用するとそのプレイ中は復活しない)。なお、一戦を勝ち抜く毎に宝箱が置いてあり、そこでもイラストピースと回復アイテム(最終戦直前のみ。難易度1~7では元気ドリンク、「魂が飛び出る辛さ」と「魂が飛び出る辛さExtra」ではチェリー)が出現する。
- 難易度が上がるにつれて戦う事になるボスの総数が増えていき、プレイヤーの体力上限とアイテムでの回復量が減少する(難易度1ではマキシムトマト6個だが、難易度が1つ上がるごとにマキシムトマトが1つずつ元気ドリンクに変更され、難易度7では元気ドリンク6個になる。また、難易度S「魂が飛び出る辛さ」では普通のトマト6個となる)。「スターフレンズでGO!をクリアする」「難易度7をクリアする」ことで選択できる難易度が増加し、最終コースとなる「魂が飛び出る辛さ」でのみ登場するエンデ・ニルの変化型を倒すことが、このモードの最終目標となる。さらに「アナザーディメンションヒーローズをクリアする」と、更なる高難易度「魂が飛び出る辛さExtra」が選択可能となる。そちらでは体力上限やアイテムの回復総量こそ通常に戻っている(マキシムトマト2つ、元気ドリンク2つ、普通のトマト2つ)が、登場するボスのほとんどがアナザーディメンションヒーローズに登場した強化ボスに差し替えられている。この最高難易度をクリアすることで、初代ゲームボーイやファミコンでのデザインのカービィで遊ぶことが可能になる。
- ボスの体力を一定減らす(形態変化時、撃破時)ごとに難易度に応じたスコアを獲得し、ボスを倒した速さに応じてボーナススコアを得ることができる。なお、複数人プレイでは1Pが倒れるたびにスコアが減点されてしまう。
- 「魂が飛び出る辛さExtra」の開発当初はニルのみ隠しボスとして登場を検討した。真の原点回帰として初代の「星のカービィ」の隠しコマンドのアイディアを浮かび、ライトユーザーが強くは存在を感じないように導入した[33]。
- アナザーディメンションヒーローズ
- 無料アップデート第3弾で追加された新モード。ストーリーモードをクリアするとプレイ可能になる。異空間を舞台にカービィとドリームフレンズを交代しながら、フレンズハートを回収していく。フレンズハートは4つのエリアに30個ずつエリア内に隠れており、フレンズ能力やドリームフレンズの能力を駆使して、集めるのが目的。計120個あり、100個以上集めた状態で最終ボスの三魔官シスターズを倒すとエンディングが変化する(この条件を満たしてクリアするとドリームフレンズに三魔官シスターズが追加される)。このモードに登場するボスは「アナザー」の名を冠する通常よりも強化されたボスとなっている[34]。
- ドリームフレンズの設定の親和性があり、モードの構成は企画の遠藤裕樹にリードに動いてまとめた[33]。
アップデート
編集計画は開発当初から立てており、2018年末まで盛り上げる目標の1つである。アップデートの予定は任天堂が考えたもので開発と連携して製作した[33]。
評価
編集AUTOMATONのYuki Kurosawaは、キャラクター同士の人間関係やシリーズ内他作品の世界観のつながりなどの裏設定がゲーム内で説明されている点においては、近年の熊崎らしいとしつつも、ラスボスの エンデ・ニル(ソウル・オブ・ニル/星誕ニル)はカービィを想起させるデザインであることや、フレーバーテキスト等でも出自が不明瞭な点が熊崎の作品には見られなかったことだと指摘している[35]。
そして、Kurosawaは、「[前略]周辺キャラクターの掘り下げや設定開示を可能な限りおこないつつ、最後の最後でラストボスに関する情報の提示を控えた。それは、「謎解き」としての作風を得意とする熊崎氏が、答えを明かさない「不思議」へアプローチした挑戦の姿勢として受け取ることもできるかもしれない。 」と締めくくっている[35]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d Nintendo 公式チャンネル (2018年1月11日). “星のカービィ スターアライズ [Nintendo Direct mini 2018.1.11]”. YouTube. 2018年1月13日閲覧。
- ^ a b “Nintendo Switch『星のカービィ スターアライズ』の発売日が3月16日に決定! 最新情報も公開!”. 任天堂 (2018年1月11日). 2018年1月13日閲覧。
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- ^ a b 2023CESAゲーム白書 (2023 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2023). ISBN 978-4-902346-47-3
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- ^ “大本 眞基子”. アトミックモンキー. 2021年4月7日閲覧。
- ^ 星のカービィ (2018年12月6日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年12月7日閲覧。
- ^ a b 本作のファイアに当たる。
- ^ ただし、三人とも血が繋がっていないため正確には義姉妹である。
- ^ 星のカービィ (2018年1月11日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年1月13日閲覧。
- ^ 星のカービィ (2018年2月15日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年2月16日閲覧。
- ^ 星のカービィ (2018年3月20日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2018年5月号28頁
- ^ 再戦時は災来する氷華。
- ^ 星のカービィ (2018年2月14日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年2月16日閲覧。
- ^ 再戦時は災来する業火。
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- ^ 星のカービィ (2018年4月23日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年4月24日閲覧。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2018年4月号、小学館、2018年3月15日、186頁。
- ^ カービィ→ずんぐりピンク、デデデ大王→くちびるペンギン、マルク→たまのりピエロ、アドレーヌ&リボン→でこっぱちアーティスト&チビッコ妖精、ダークメタナイト→ちょいワル仮面、ドロッチェ→化けネズミ、マホロア→イカサマたまご(略してイカたま)、タランザ→インテリ坊ちゃん刈り、秘書スージー→スイーツOLなど。
- ^ 星のカービィ (2018年6月11日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年6月13日閲覧。
- ^ 体当たりをジャンプなどでうまく避けると一定時間動きが遅くなり、更に溜め撃ちの速度が大幅に上昇して弱点に大ダメージを与えるチャンスとなる。
- ^ “星のカービィ スターアライズ Vol.4 インタビューTheアルティメット 後編(2018年7月号より)”. Nintendo DREAM WEB (2018年8月14日). 2018年12月3日閲覧。
- ^ 『Nintendo DREAM』2018年7月号、徳間書店、2018年5月21日、35頁「星のカービィ スターアライズインタビュー」。
- ^ a b c 「無料アップデート完結!熊崎Dに訊くドリームインタビューExtra」『Nintendo DREAM』2019年2月号、アンビット、2018年12月21日、20頁、雑誌07113-02。
- ^ 星のカービィ (2018年12月17日). “ツイート内容”. Twitter. 2018年12月18日閲覧。
- ^ a b Kurosawa, Yuki (2022年3月22日). “『星のカービィ』の物語はこの10年で何が変わったのか? カービィのストーリーテリングとその未来”. AUTOMATON. アクティブゲーミングメディア. 2022年3月27日閲覧。