星野立子賞(ほしのたつこしょう)は、財団法人上廣倫理財団が主催する俳句の賞。昭和期に活躍した星野立子の名を冠し、女性俳人を顕彰する目的で2013年に開始された。公募形式で、女性俳人の出版された句集が選考対象である。同時期に星野立子新人賞も開催しており、こちらは20歳以上、50歳未満の若手作者による未発表の投句50句を選考し、男女1名ずつを選出している。本新人賞は、俳壇における若手の登竜門としての賞として位置付けられている。受賞は雑誌『俳句』(発行:角川文化振興財団)で発表され、受賞作の一部が掲載されている。

選者 編集

受賞一覧 編集

第1回(2013年)

  • 星野立子賞 - 津川絵理子 『はじまりの樹』
  • 星野立子新人賞 - 抜井諒一 「秋ともし」、糸屋和恵 「姉妹」

第2回(2014年)

  • 星野立子賞 - 西嶋あさ子 『的礫』
  • 星野立子新人賞 - 若杉朋哉 「一秋四冬」、馬場君江 「飛沫」

第3回(2015年)

  • 星野立子賞 - 高田正子 『青麗』
  • 星野立子新人賞 - 小助川駒介 「消失点」、吉田林檎 「太古の空」

第4回(2016年)

  • 星野立子賞 - 藺草慶子 『櫻翳』
  • 星野立子新人賞 - 涼野海音「手毬つく」、大西朋「初筑波」

第5回(2017年)

  • 星野立子賞 - 駒木根淳子 『夜の森』
  • 星野立子新人賞 - 金澤諒和「静かな器」、秋山夢「朝な夕な」

第6回(2018年)

第7回(2019年)

第8回(2020年)

  • 星野立子賞 - 小林貴子 『黄金分割』
  • 星野立子新人賞 - 板倉ケンタ 「時に花」、伊藤麻美 「眼光」

第9回(2021年)

  • 星野立子賞 - 藤本美和子 『冬泉』
  • 星野立子新人賞 - 吉田哲二「鍔焦がす」、篠崎央子「家伝」

第10回(2022年)

  • 星野立子賞 - 井上弘美『夜須礼』
  • 星野立子新人賞 - 北杜駿 「はだけゆく」、西山ゆりこ 「ペダル」

第11回(2023年)

  • 星野立子賞 - 和田華凛『月華』
  • 星野立子新人賞 - 鈴木総史「雨の予感」、千野千佳「したがふ」

外部リンク 編集