春・元気ですか!? 靖子 in 四国

春・元気ですか!? 靖子 in 四国』(はる げんきですか やすこ いん しこく)は、1988年4月[要出典]西日本放送の制作で放送された特別番組である。

概要 編集

富田靖子のどっきん四国体験の旅」と題し、香川県瀬戸大橋架橋記念博覧会(瀬戸大橋博'88 / 四国)の模様(※同会場で開催したミニライブを含む)と1988年昭和63年)4月10日に全面開業した本四備讃線(※番組内では瀬戸大橋線と紹介したため、以降の記述はそれに合わせる)のドキュメントや高松駅1日駅長・瀬戸大橋線乗車体験などを放送した。

放送内容 編集

メインコーナー 編集

 
櫃石島高架橋から瀬戸大橋を眺める(助手席より撮影)
 
放送当時の高松駅駅舎(3代目)
  • 高松駅1日駅長に密着
    • 瀬戸大橋線の開業日(1988年4月10日)に1日駅長を務めた、富田の密着ドキュメント[注 1]
  • 瀬戸大橋線乗車体験
備考
※当番組で放送したメインコーナーにはタイトルが付かなかったため、ここでは各コーナーにタイトルを付した(便宜上)。

ミニコーナー 編集

 
讃岐丸(JR四国の観光船)
  • ミニドラマ
    • 沙弥島を舞台としたミニドラマ。富田が出演し、岡山県へ転校した恋人を待つ少女の役を演じた[注 3]
  • ミニライブ
    • 瀬戸大橋博'88 / 四国で開催された、富田のミニライブ。詳細は後述
  • 瀬戸中央自動車道開通式
    • 式典の模様を空撮映像で放送。
  • 富田靖子どっきんクルージング
  • どっきんレポート 私の見つけた妙なモノ
    • 瀬戸大橋博'88 / 四国に関するリポート映像を放送。富田はこのコーナーのVTR振りを担当した[注 5]

CM前のコーナー 編集

  • 恐怖のどっきんしりとり
    • 富田と嘉門のしりとりコーナー。富田はすべて「瀬戸大橋」で終わる言葉で返した[注 6]
  • どっきん四国って知ってますか!?
    • 富田が「『どっきん四国』知ってますか?」と嘉門に問い掛けるコーナー(※同CMの「もうすぐ会える編[注 7]」に関するもの。富田がCM中で「1,2,3」と言った後のセリフを嘉門に問い掛けた[注 8])。

番組中に流れた楽曲 編集

 
マリンドーム(瀬戸大橋側にステージが設けられている)

「マリンドーム」と呼ばれる木製ドームで富田のミニライブが行われ、番組内では下記の曲が流れた。なお、一部の曲は途中でミニコーナーなどに切り替わった。

赤いドレスで歌った曲 編集

デニムの洋服で歌った曲 編集

備考
  • ステージの後方は開閉式[注 10]となっていたが、そこが開いたのは「センチメンタル・ヒッチハイク」という曲の途中からだった。
  • 『元気ですか!?』という曲は2回流れたが、2回目は当番組のエンディング曲を兼ねていたため、フルコーラスで流れた[注 11]

出演 編集

スタッフ 編集

備考 編集

 
「スーパーサルーンゆめじ」(後ろ2両)を連結した快速マリンライナー
  • 富田が出発式を行った列車は快速マリンライナー8号、富田が瀬戸大橋線の乗車体験をした列車は快速マリンライナー10号である。なお、空撮映像にはスーパーサルーンゆめじを連結した快速マリンライナーが映る。
  • 「高松駅1日駅長に密着」で(快速マリンライナー8号の)出発式を行った富田は高松駅に到着する寝台特急瀬戸の到着式にも参加し、(同列車を運転した)機関士のあいさつを聞いた後、富田もあいさつを行った[注 12]
  • コニカ」という字が画面に大きく映るシーンがあった(※同番組のスポンサーの1つであり、売店飛行船が映った[注 13])。

エピソード 編集

 
レインボー(JR四国が所有していたジョイフルトレイン)
  • 嘉門が1985年(昭和60年)12月1日に発売した4thシングル、『哀愁の黒乳首/ペンション』の『ペンション』という曲で富田は「ヤッホー」と呼ぶ役[2]で参加したため両者の共演はそれ以来となったが、1989年平成元年)11月3日に公開した映画『バトルヒーター』で再び富田と共演している。
  • 1988年(昭和63年)4月4日に放送した『歌のトップテン』(日本テレビ系列)に宇多津駅から中継で出演した富田は当番組のレポートをVTRで少し伝えた後、「レインボー」というJR四国のジョイフルトレインを背に、『元気ですか!?』を歌った[注 14]。なお、この中継に出演した富田の衣装は(当番組の)瀬戸大橋博'88 / 四国のロケで着た服と全く同じであった。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 高松駅で発車式を行う前に伊藤弘敦(JR四国社長)と石原慎太郎運輸大臣)のあいさつも一部が放送された(※ともに当時の肩書き)。
  2. ^ 高松駅に停車中の快速マリンライナーの前で富田が敬礼した写真が使われた。カードの右上に赤文字で「富田靖子 一日駅長」、右下に水色の文字で「JR四国」と書かれたものである。
  3. ^ このミニドラマにはセリフが無かったため、ナレーションで補っていた。
  4. ^ ミニドラマと同様にセリフが無かったため、ナレーションで補っていた。
  5. ^ VTR振りは「富田靖子どっきんクルージング」の合間に収録したもの。富田はVTR振りの後に愚痴を漏らしたが、そのシーンも放送された。なお、同シーンのNGテイクはCM前に流れた。
  6. ^ 「渡ってみたいな、瀬戸大橋」など。なお、嘉門は途中からアドリブをきかせたため、富田が返答に困るシーンがあった(※富田は「知っているわ、瀬戸大橋」などで何とかしりとりを続けたが、最後はナレーターに「しっかり見てよね、コマーシャル」というツッコミが入る)。
  7. ^ ※富田が「1,2,3」と言った後に「4,5,6」という掛け声が入り、富田が再び「1,2,3」と言った後、「四国」という掛け声が入るCMである。
  8. ^ 嘉門が「4,5,6」と言った時に富田は拍手をした(ここまではCMと同じ)。富田はその後、再び「1,2,3」と言ったが、嘉門の返答に対し、富田は「本当に知っているんですか!?」と怒っている(※富田は嘉門に「四国」と言って欲しかったため)。
  9. ^ (富田靖子 5thアルバム『OCTAVE』収録曲)
  10. ^ (※普段はステージ後方に開閉式のシャッターパーティション等は設けていない)
  11. ^ (2回目は曲の途中で八木橋のナレーションに合わせて、振り返りVTR(※本編内で放送した映像とその未公開映像を用いたダイジェストVTR)が流れる)
  12. ^ 富田はこのあいさつで「東京駅を出発した(寝台特急)瀬戸号が高松駅に無事到着したのを生で見ることが出来てうれしく思います」(※式典の発言を基に再構成)と語った後、(機関士に)「これからも、東京と四国の素敵な旅をよろしくお願いします」(※式典の発言を引用(原文ママ))と話した。
  13. ^ 番組内で富田が首に掛けてたカメラは「コニカ MR-70 望遠王」である。なお、富田は後に「キヤノン オートボーイ」のテレビCMに出演している。
  14. ^ このジョイフルトレインの前頭部には「ワクワク瀬戸大橋試乗」というヘッドマークを付けていた。また、窓の一部には「どっきん四国」(富田が出演するCMであり、この曲は同CMのイメージソングでもある)のポスター(駅掲出用)を貼っていた。

出典 編集

  1. ^ 瀬戸大橋記念公園 どだま獅子”. 瀬戸大橋記念公園. 瀬戸大橋記念公園管理協会. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月26日閲覧。
  2. ^ ベストアルバム「エエトコドリ!」の歌詞カードにある解説より。

関連項目 編集