春咲小紅」(はるさきこべに)は、矢野顕子の5枚目のシングル。1981年2月1日発売。発売元はジャパンレコード(現・徳間ジャパンコミュニケーションズ)。

春咲小紅
矢野顕子シングル
初出アルバム『ただいま。
B面 在広東少年
リリース
規格 シングル・レコード
ジャンル テクノ歌謡
レーベル JAPAN RECORD
作詞・作曲
プロデュース 大森昭男
チャート最高順位
  • 週間5位(オリコン
  • 1981年度年間38位(オリコン)
矢野顕子 シングル 年表
ごはんができたよ
1980年
春咲小紅
(1981年)
ただいま。
(1981年)
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背景

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  • カネボウ化粧品の1981年春のキャンペーンのCMソングに起用され、5枚目のスタジオアルバム『ただいま。』(1981年5月1日発売)にも収録された。
  • アルバムはシングルほどのヒットには至らなかった[1]

制作

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  • 作詞はコピーライター糸井重里が担当した。この年カネボウは「春咲小紅ミニミニ」のキャンペーン・タイトルで、容量を従来品の半分にした新製品の口紅「レディ80ミニ口紅」を中心にキャンペーンを行っていた。
  • 「春咲小紅」とは新製品の口紅を漢字で表現したもので、当時カネボウが北京空港免税店に初出店したばかりであったことから、中国のイメージを出すため漢字が用いられた[2][3]
  • この語はCM曲となった矢野の曲の表題ともなっているほか、歌詞の中にも取り入れられている。
  • 「春咲小紅」(はるさきこべに)が「春先、神戸に」(はるさきこうべに)と聞こえることから、最初に発表された年に開催された、神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)と関係のある曲と誤解していた例も見られる[4]
  • 編曲のymoymo(イモイモ)はイエロー・マジック・オーケストラのツアー時のメンバー6人(細野晴臣坂本龍一高橋ユキヒロ松武秀樹大村憲司・矢野顕子)によるこの時だけの表記。
  • ひとつだけ/the very best of 矢野顕子』のライナーノーツには「CMの為に割り切って製作した楽曲なのでそんなに愛着がない楽曲だった」と記している。
  • カップリングの「在広東少年は」はアルバム『ごはんができたよ』とは別アレンジバージョンとなっている。コンピレーション盤『愛がたりない』にも収録されている。

ディスクジャケット

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記録

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  • オリコン週間シングルチャート最高位5位にチャートイン、37.0万枚を超える売上を記録[5]
  • ザ・ベストテン』(最高位は3位[6])と『ザ・トップテン』にランキングされたが、ランキングされた際に出演したのは『ザ・ベストテン』[注釈 1]のみで、『ザ・トップテン』には出演しなかった。

収録曲

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  1. 春咲小紅
    作詞:糸井重里、作曲:矢野顕子、編曲:ymoymo
  2. 在広東少年
    作詞・作曲・編曲:矢野顕子

他のバージョン

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脚注

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  1. ^ 矢野顕子「矢野顕子的ミュージックライフ」『思想の科学』第7次91号、思想の科学社、1987年7月、4-18ページ。
  2. ^ 山岡良夫「特別カラーレポート カネボウ化粧品'81春のキャンペーン 春咲小紅ミニミニ 消費者ニーズから生まれた市場活性化の戦略商品「レディ80ミニ口紅」」『国際商業』第14巻第4号、国際商業出版、1981年4月、67-74ページ。
  3. ^ 「NEW FACE NEWS 新製品広告情報 化粧品4社の'81春キャンペーン情報」『宣伝会議』第28巻第4号、宣伝会議、1981年4月、156-157ページ。
  4. ^ 大村治郎「風来望 UCCコーヒー博物館を訪ねる… 異国トリップ 魅惑の香り」『朝日新聞』2011年(平成23年)3月1日付大阪本社夕刊2面。
  5. ^ 『コンパクトYMO』徳間書店、1998年、84頁。ISBN 4-19-860831-8
  6. ^ 1981年3月26日及び4月2日。『ザ・ベストテン』山田修爾 新潮文庫、296頁

注釈

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  1. ^ 1981年3月12日放映時。坂本、高橋、大村がバック演奏した。

関連項目

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  • テクノ歌謡
  • 松原みき - 同時期にシングル「ニートな午後3時」をリリース。このシングルは資生堂'81春のキャンペーンソングに起用された。

外部リンク

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