春親

明治時代の浮世絵師

春親(はるちか、生没年不詳)とは、明治時代浮世絵師

来歴 編集

師系・経歴不明[1]。画風は小林清親風とされるが、清親の門人だったかどうかは定かではない。明治13年(1880年)12月に清親風の横大判錦絵「池上本門寺夕景」を出している。この作について『浮世絵師伝』は、「版元の届けは寺島村の浦野淺右衛門とあり、未だ版元に認められず、自家出版か或は親戚に頼みて一図だけ試みたるならむ」と述べている。

脚注 編集

  1. ^ 『原色浮世絵大百科事典』第2巻は「三田知空」の門人としているが(82頁)、これが三田知空のことをさすのであれば、春親が絵を版行した明治13年は知空が数えで5歳の時である。当時ほかに「三田知空」を名乗る絵師がいたのかどうかは不明。『浮世絵師伝』は画系の項を空欄としている。

参考文献 編集