昭和34年台風第5号

昭和34年台風第5号(しょうわ34ねんたいふうだい5ごう、国際名:Billie[1] / ビリー)は、1959年7月に発生し、東アジアの複数の国に被害をもたらした台風である。日本でも前線の活動とあいまって、中部地方以西において被害が発生した[2]

台風第5号(Billie)
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台風5号
台風5号
発生期間 1959年7月12日6時 - 7月18日18時(UTC)
寿命 5日12時間
最低気圧 970 hPa
最大風速
米海軍解析)
90 kt(1分間平均)
プロジェクト : 気象と気候災害
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概要編集

 
進路図

1959年7月12日にフィリピンの東方で台風5号が発生。台風は発達しながら北上し、15日に台湾付近を通過後、16日に中国浙江省に上陸。その後も北上を続け、黄海を経て17日に朝鮮半島に再上陸した。その後台風の勢力は弱まって温帯低気圧に変わったが、温帯低気圧は18日から20日かけて日本海を東進し、北海道付近にまで移動した[3]

この台風は、米軍合同台風警報センター(JTWC)が公式に監視を行った最初の台風でもある。

被害編集

この台風は、日本のほかにフィリピンや台湾、中国や韓国など東アジアの複数の国に洪水を発生させ、多数の犠牲者を出した。

日本において、この台風と前線の活動によって生じた被害は、死者44人・行方不明者16人・負傷者77人・住家損壊603棟・住家浸水77,288棟などとなっている[2]

外部リンク編集

脚注編集