昭和36年台風第26号

1961年の26番目に発生した台風

昭和36年台風第26号(しょうわ36ねんたいふうだい26ごう、国際名:ビリー / Billie[1])は、1961年10月に日本に接近し[2]前線低気圧とともに大雨による被害を出した台風である[3]

台風第26号(ビリー・Billie)
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台風26号(10月26日)
台風26号(10月26日)
発生期間 1961年10月23日18時(UTC)- 10月30日0時(UTC)
寿命 150時間
最低気圧 970 hPa
最大風速
米海軍解析)
70 kt(1分間平均)
平均速度 32.1 km/h
移動距離 4,819 km
死傷者数 死者78人・行方不明者31人・負傷者86人
被害地域 日本の旗 日本
プロジェクト : 気象と気候災害
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概要編集

 
進路図

1961年10月25日の朝に、日本の南海上にあった前線が北上し、さらに26日には前線上に低気圧が発生。また、24日にマリアナ諸島近海で発生した台風26号は、北から北北東へ進み、28日から30日にかけて日本の東海上を北上した[3]

影響・被害編集

低気圧と台風の影響で、南からは暖湿気流が流れ込み、期間降水量は奈良県日出岳で1,200mmに達したほか、九州地方から関東地方にかけて300~500mmの大雨となった。また、四国地方から関東地方にかけては北東の風が強く吹き、高波が発生した[3]

九州地方から近畿地方にかけては大雨による浸水被害や土砂災害が多発し、大分県では満員の大分交通の電車が、がけ崩れによって土砂に埋没し、31名が死亡するという事故が起きている[3]

さらにこの台風は、日本の貨物船深山丸」を沈没させた。幸いにも深山丸に乗っていた47人の乗組員は全員救出され、グアム島へと輸送された[4]

この台風や前線、低気圧による災害によって、死者78人・行方不明者31人・負傷者86人の人的被害が確認されているほか、住家全壊234棟・住家半壊444棟・床上浸水10,435棟・床下浸水50,313棟などとなっている[3]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ デジタル台風:台風196126号 (BILLIE) - 災害情報”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年4月20日閲覧。
  2. ^ 気象庁|台風経路図1961年”. www.data.jma.go.jp. 2020年4月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e 前線、台風第26号 昭和36年(1961年) 10月25日~10月28日”. www.data.jma.go.jp. 2020年4月20日閲覧。
  4. ^ ANNUAL TYPHOON REPORT”. JTWC. 2020年4月20日閲覧。

外部リンク編集