昭和38年台風第2号(しょうわ38ねんたいふうだい2ごう、国際名:Polly[1] / ポリー)は、1963年6月に日本に接近した台風である。

台風第2号(Polly)
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台風2号
台風2号
発生期間 1963年6月1日6時 - 6月5日18時(UTC)
寿命 4日12時間
最低気圧 978 hPa
最大風速
米海軍解析)
70 kt(1分間平均)
プロジェクト : 気象と気候災害
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概要 編集

 
進路図

1963年6月1日沖ノ鳥島の南西で台風2号が発生し、北上して2日から4日にかけて日本の南の海上を北東に進んだ[2]。その後5日に日本の東で温帯低気圧に変わった。

影響・被害 編集

台風によって、梅雨前線の活動が活発化して、各地で大雨となった[2]

富山県では、県西部を流れる小矢部川の破堤によって、2人が死亡したほか1,000棟以上が浸水した[2]

兵庫県では、県南部を中心に局地的に1時間に40mmを超える激しい雨となって、加古川市川などの河川が氾濫し、3人の死者が出た[2]

香川県では、大雨により各地でため池の堤防決壊が発生[2]坂出市府中町にある野峯池が決壊して、田畑埋没1.4ha、床上浸水3戸、床下浸水5戸の被害が出るなど、県内の計6個のため池が決壊し、30箇所でため池堤防の一部破壊が発生した[3]。その他の被害は、床上浸水3戸、床下浸水48戸、畑の流失・埋没3ha、冠水155ha、道路損壊7箇所、橋の流失1箇所、堤防決壊4箇所、山崩れ崖崩れ30haなどとなった。また、県内の浸水家屋は59棟であった[3]

脚注 編集

外部リンク 編集