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昭和41年台風第24・26号(しょうわ41ねんたいふうだい24・26ごう、台風第24号:ヘレン/Heren、台風第26号:アイダ/Ida)は、1966年(昭和41年)9月25日に相次いで日本に上陸した台風。この2個の台風は互いに影響しあい、西側にあった台風第24号は速度が遅く、東側を通った台風第26号は非常に早い速度で北上した。特に台風第26号による土砂災害が顕著であった。

目次

進路編集

台風第24号編集

台風第24号(Helen、ヘレン)
トロピカル・ストーム  (SSHS)
発生期間 1966年9月17日 3:00
25日 21:00
寿命 8日18時間
最低気圧 978 hPa
最大風速
(気象庁解析)
30 m/s
最大風速
(米海軍解析)
60 knot
被害総額
死傷者数 死者238名、行方不明者79名、負傷者824名(台風第24号によるものも含む)
被害地域 日本

1966年9月16日9時にテニアン島の西南西の海上で熱帯低気圧が発生し、9月17日3時に北緯14度2分、東経140度で台風第24号(ヘレン/Heren)になった。比較的ゆっくりした速度で進みながら、23日15時頃に沖縄本島に最接近した。24日15時から25日0時頃には大隅海峡を通過、25日10時頃高知県安芸市付近に上陸した。この際、前線を活発化させ、宮崎県では期間降水量が300mmを超えた所もあった。その後衰えながら近畿地方北部、能登半島付近を北東に進み、同日21時に佐渡島北方の北緯39度、東経138度5分で温帯低気圧に変わり、9月28日21時に択捉島北西の海上で低気圧に吸収されて消滅した。

台風第26号編集

台風第26号(Ida、アイダ)
カテゴリー3の タイフーン  (SSHS)
発生期間 1966年9月22日 21:00
25日 9:00
寿命 2日12時間
最低気圧 965 hPa
最大風速
(気象庁解析)
35 m/s
最大風速
(米海軍解析)
100 knot
被害総額
死傷者数 死者238名、行方不明者79名、負傷者824名(台風第26号によるものも含む)
被害地域 日本

1966年9月22日9時にサイパン島の東北東の海上で熱帯低気圧が発生。同日21時にマリアナ諸島近海の北緯18度2分、東経147度6分で台風第26号(アイダ/Ida)となった。発生当初から時速50km前後の高速で北上、典型的な放物線状の経路を取って台風第24号より先に24日15時に静岡県御前崎市に上陸、御前崎で最大風速33.0m/s、最大瞬間風速50.5m/sを記録。富士山山頂では最大瞬間風速91.0m/sという記録的な数値を得ている。また雨も強く、静岡県の北部から山梨県にかけての山間部で1時間に60~120mmの豪雨となり、期間降水量も200~400mmの大雨となった。その後は、時速70km以上の速度で25日9時に三陸沖の北緯39度3分、東経142度5分で温帯低気圧に変わった。

被害編集

台風第24号は、西日本一帯に豪雨をもたらし、各地で浸水が発生した。また、前線を刺激するとともに台風第26号の進路にも影響を与えたことから、間接的に東日本にも影響を与えた。

台風第26号は、東日本一帯に豪雨をもたらし、静岡県と山梨県で土砂災害による大きな被害を発生させた。梅ヶ島温泉では、安倍川で発生した土石流により10軒の温泉宿のうち8軒が流出。温泉宿泊者及び関係者の死者・行方不明者数は32名となった。山梨県南都留郡足和田村(現在の富士河口湖町)では、根場集落上部の山腹斜面が崩壊、土石流となり集落の7割が流出、死者行方不明者は94名を数えている。この台風による災害は、「足和田災害」と呼ばれている。

両台風による被害は、台風第26号を主として死者238名、行方不明者79名、負傷者824名、住家全壊2,422棟、半壊8,431棟、床上浸水8,834棟、床下浸水42,792棟である(消防白書)。

外部リンク編集