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競馬において時計(とけい)とは、競走馬競走調教において所定の距離を走破したタイムのことを指す[1]

目次

競走編集

競走における優勝馬の走破タイムを「勝ち時計」という。勝ち時計は競走馬の能力を判断する根拠となり、またスピード指数理論においては競走馬の能力を数値化するための材料のひとつとなる。

それぞれの馬がそれぞれの距離で過去に記録した最速の走破タイムを「持ち時計」[2]または「持ちタイム」[3][4][2]という。そのタイムが速ければ「時計がある」[2]、遅ければ「時計がない」[1]という。

馬場状態により、基準より速いタイムとなる場合「時計が出る」、遅い場合には「時計がかかる」[1]という。

「時計ひとつ違う」とは、走破タイムが1秒違うという意味[1]である。

レコードタイム編集

それぞれの競馬場に「レコードタイム」が設けられている。1200メートル、1600メートル、2000メートル・・・のように距離別になっており、それを「コースレコード」と呼ぶ。勝ち時計がコースレコードの時計よりも速かった場合は、その勝ち時計が新しいコースレコードになる。中央競馬において、全国の競馬場の時計の中で、一番速いものを「中央競馬レコード」という。またGIレースでは「レースレコード」があり、レースで一番速いタイムのことで、コースレコードより遅くても、それまでのレースレコードより速ければ、レースレコード更新になる。

調教編集

調教における走破タイムを「調教時計」という。調教時計は競走馬の競走能力および体調を判断する根拠となる。

調教において馬を1ハロン(日本の競馬においては200メートルに換算[5])あたり15秒の速さで走らせることを「15-15」という[6][7][8]

ラップタイム編集

スタート地点から1ハロンごとに計測された時計を「ラップタイム」[9][10]または単に「ラップ」[10]という。1ハロンごとの数値を「ハロンタイム」[11]という。

競走におけるラップタイムの計測は、そのときどきで先頭を走っている馬が基準となる[9][10]。このラップタイムの推移をもとに、競走のペースの早い、遅いが判断される[10]。ペースが早い場合をハイペース、遅い場合をスローペースという。基本的にハイペースの場合は差し・追い込み馬が有利になり、スローペースの場合は逃げ・先行馬が有利となる(ただし、例外もある。詳しくは脚質の項を参照)。

参考文献編集

  • 日夏雄高「わかったつもりで意外と知らない競馬用語の基礎知識『厩舎・調教編』『レース編』」『優駿』、日本中央競馬会、2001年9月、 75-81頁。

脚注編集

  1. ^ a b c d 『優駿』2001年9月、 76頁。
  2. ^ a b c 競馬用語辞典 も” (日本語). ケイバブック. 2012年4月14日閲覧。
  3. ^ 『優駿』2001年9月、 81頁。
  4. ^ 持ちタイム” (日本語). 競馬用語辞典. 日本中央競馬会. 2012年4月14日閲覧。
  5. ^ 競馬用語辞典 は” (日本語). ケイバブック. 2012年4月14日閲覧。
  6. ^ 『優駿』2001年9月、 75頁。
  7. ^ 競馬用語辞典 し” (日本語). ケイバブック. 2012年4月14日閲覧。
  8. ^ 久保勝義 (2003年). “サラブレッドのスポーツ科学(1) 15-15(じゅうごじゅうご)の科学的根拠” (日本語). 競走馬総合研究所. 2012年4月14日閲覧。
  9. ^ a b ラップタイム” (日本語). 競馬用語辞典. 日本中央競馬会. 2012年4月14日閲覧。
  10. ^ a b c d 競馬用語辞典 ら” (日本語). ケイバブック. 2012年4月14日閲覧。
  11. ^ ハロンタイム” (日本語). 競馬用語辞典. 日本中央競馬会. 2012年4月14日閲覧。

関連項目編集