晴れ
雲が無いか少ない天気
(晴天から転送)
概念
編集晴れた空の色
編集地球の場合は、「晴れた空」は人に感じられる色に基づき青い空、青空(あおぞら)などとも呼ばれるが、天体が違えば晴れた空の色も異なるし、動物の種類ごとに感知される色は異なる。
気象観測
編集気象観測では、雲量が2から8で、降水などがないときを晴れとする[1]が、気象庁による天気予報においては、快晴と薄曇りも「晴れ」とする[2]。
一般向けの天気情報では一般的に晴れは「太陽」のマークで示している。すべての時間帯で晴れを太陽マークで示す場合や、夜間の場合は「星空」で示す場合がある。
疑似晴天
編集気圧の配置によっては、悪天候の狭間で起こる一時的な晴天を擬似晴天もしくは擬似好天と言い、後に天候の急変をもたらすことがある。山岳で起こりやすく、天候の判断を誤ることが多いため、遭難の原因のひとつにもなる[3]。また、晴天時に発生する晴天乱気流は航空機の運航にとって注意が必要である[4]。
ハレとケ
編集日本人の伝統的な世界観の「ハレとケ」の「ハレ(晴れ)」のように、人間が直面する非日常的な事物を晴れに例えられる状況でもこの語が用いられる(「晴れの舞台」「晴れ姿」「晴れ着」など)。対義語は「ケ(褻)」。
ギャラリー
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火星における晴れ
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台風の目に入ったことによる晴れ
脚注
編集- ^ 気象観測の手引き 気象庁、2017年10月2日閲覧
- ^ 天気 気象庁、2017年10月2日閲覧
- ^ 疑似晴天 ぎじせいてん コトバンク、2017年10月2日閲覧
- ^ 晴天乱気流(読み:せいてんらんきりゅう) 日本気象協会、2017年10月2日閲覧
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィクショナリーには、晴の項目があります。