暴れ川(あばれがわ)は、洪水水害が多い河川のことである。

日本では、水源となる山地等からなどに注ぐまでの距離が短い川が多く、それによって流れが速い川が多い。そのような川でひとたび増水すると、その増水分を吸収・緩和できるバッファが少ないことから、堤防の越水・決壊等を招くことが往々にしてあり、そのため「暴れ川」という川が多い。

治水 編集

洪水が多い日本では、昔から川の流れや川の流量を調整する治水が多く行われた。その一つとして、利根川東遷事業が広く知られる。それまで、東京湾に注いでいた利根川の下流部(現・江戸川)の流れを千葉県銚子市太平洋に注ぐように変えた。

「暴れ川」とされる河川 編集

日本三大暴れ川 編集

その他の暴れ川 編集

脚注 編集

注釈・出典 編集

  1. ^ a b c 世界の「ふしぎ雑学」研究会『図解 日本の「三大」なんでも事典』三笠書房〈王様文庫〉、2007年3月、121頁。ISBN 978-4837964179 
  2. ^ a b c 朝日新聞社知恵蔵編集部『ことばの知恵蔵 とっさの日本語便利帳』朝日新聞社、2003年12月30日、258頁。ISBN 4-02-222052-X ただし、同書では「三河川」と題されている。
  3. ^ 流域面積として。なお、江戸川利根川東遷事業中に利根川本流であった時期があり、現在も利根川の分流(派川)である。
  4. ^ 荒川の概要 | 荒川上流河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局”. www.ktr.mlit.go.jp. 2022年5月20日閲覧。
  5. ^ 常願寺川は知名度は低いものの日本三大急流よりも急流、水源の標高2661mに対し、河川の延長は56km。
  6. ^ 木曽川の流路延長は山形県最上川と同じく229km。

関連項目 編集