月形樺戸博物館

北海道月形町にある博物館

月形樺戸博物館(つきがたかばとはくぶつかん)は、北海道樺戸郡月形町にある月形町立の博物館。

Japanese Map symbol (Museum) w.svg 月形樺戸博物館
Kabatohakubutukan 2006 0813.JPG
旧樺戸集治監本庁舎
月形樺戸博物館の位置(北海道内)
月形樺戸博物館
月形樺戸博物館の位置
施設情報
正式名称 月形樺戸博物館[1]
前身 北海道行刑資料館
専門分野 刑務所
事業主体 月形町
管理運営 月形町
開館 1972年
所在地 061-0500
北海道樺戸郡月形町字月形1219番地
位置 北緯43度20分20.8秒 東経141度40分8.3秒 / 北緯43.339111度 東経141.668972度 / 43.339111; 141.668972座標: 北緯43度20分20.8秒 東経141度40分8.3秒 / 北緯43.339111度 東経141.668972度 / 43.339111; 141.668972
外部リンク 公式サイト
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概要編集

月形町にはかつて1882年(明治15年)から1919年(大正8年)にかけて、39年間にわたり樺戸集治監があり、国事犯や一般刑事犯を収容していた[2][3]

残っていた樺戸集治監本庁舎は、1972年まで月形町役場として利用され、翌年博物館である『北海道行刑資料館』となった[4]1996年に『月形樺戸博物館』と名称変更し、前後して二階建ての本館が建てられる。

建物編集

 
月形樺戸博物館(本館)
  • 樺戸集治監本庁舎
  • 本館
  • 農業研修館

開館・アクセス編集

開館時間は、9:30~17:00(入館は16:30まで)

冬期(12月~3月中旬頃)は休館となる[5][3]

月形町役場の敷地内にあり、駐車場が利用できる[5]

400mの最寄り駅だったJR学園都市線石狩月形駅は、2020年5月に廃駅となった。公共交通については、町のホームページにバスの情報がある。

沿革編集

  • 1881年9月3日、樺戸集治監が開庁となる[6]。初代典獄(刑務所長)は、月形潔である[2]
  • 1886年、月形樺戸博物館の一部となっている樺戸集治監本庁舎が竣工する[2][7]
  • 1887年1月、樺戸監獄署に改称[8][9]
  • 1890年7月、樺戸集治監に改称[8][10]
  • 1891年7月、北海道集治監に改組[11]。樺戸を本監とし、空知釧路網走を分監とした。
  • 1903年4月、樺戸監獄に改組[12]
  • 1919年1月、樺戸監獄が廃止になるが[13][14]、本部建物は、月形村役場となる。
  • 1967年、月形町役場として使用されている旧・樺戸集治監本部が、北海道百年記念遺跡に指定される[13]
  • 1972年、月形町役場が移転し、本部建物が、『北海道行刑資料館』となる[7][13]
  • 1996年、『北海道行刑資料館』が、『月形樺戸博物館』に名称変更となる[4]
  • 2001年田園空間博物館樺戸地区(つきがたエリア)整備事業開始[15]、本館がコア施設に指定される。
  • 2012年4月、展示内容をリニューアルし、本庁舎内の2部屋と本館2階の展示物を大幅に入れ替える。新たに集治監の概要や歴史を解説するCG映像、樺戸道路開削の模型を導入[16]
  • 2018年1月、「北海道の集治監~北海道開拓を支えた近代化遺産~」として、5つの集治鑑のひとつとして樺戸集治監が北海道遺産に登録される[4][17]
  • 2019年5月、文化庁日本遺産に「炭鉄港」を認定、構成文化財には、「開拓のため道路開削や炭鉱労働に従事した」という位置づけ[18]で、旧樺戸集治監本庁舎が含まれる[4]

脚注編集

  1. ^ 月形樺戸博物館条例
  2. ^ a b c 高橋賢司 (2012年4月1日). “駅 人 話 石狩月形駅”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  3. ^ a b 月形樺戸博物館”. 北海道バリアフリーマップ. 北海道 保健福祉部. 2022年10月8日閲覧。
  4. ^ a b c d 月形が誇る樺戸博物館 (PDF) 」 『広報「花の里つきがた」』第644号、月形町、2021年3月、 2-3頁。全体構成は広報「花の里つきがた」令和3年3月号参照
  5. ^ a b 月形樺戸博物館”. 月形町役場. 2022年10月8日閲覧。
  6. ^ 1881(明治14)年9月3日。樺戸集治監開庁”. 月形歴史物語. 月形町役場. 2022年10月8日閲覧。
  7. ^ a b 1972年、北海道行刑資料館の誕生”. 月形歴史物語. 月形町役場. 2022年10月8日閲覧。
  8. ^ a b 片岡優子「釧路集治監教誨師時代の原胤昭」『関西学院大学社会学部紀要』第101号、関西学院大学、2006年10月、 ISSN 04529456NAID 1100064847232018年7月24日閲覧。“1887年1月4日北海道庁令第1号をもって、樺戸・空知・釧路(1885年9月開庁)の三集治監を樺戸監獄署、空知監獄署、釧路監獄署と改称した。1890年7月23日に、三監獄を旧称に復し、樺戸集治監、空知集治監、釧路集治監と称するようになった。”
  9. ^ 彙報(司法警察及び監獄) 」『官報』第1066号、1887年1月22日、 4頁、2018年7月24日閲覧。
  10. ^ 彙報(司法警察及び監獄) 」『官報』第2125号、1890年7月30日、 4頁、2018年7月24日閲覧。
  11. ^ 明治24年内務省告示第35号」『官報』第2425号、1891年7月30日、 1頁、2018年7月24日閲覧。
  12. ^ 明治36年勅令第35号」『官報』第5913号、1903年3月23日、 4-6頁、2018年7月24日閲覧。
  13. ^ a b c 歴史”. 月形町・月形観光協会. 2017年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月8日閲覧。
  14. ^ 『新北海道史 第9巻 史料3』北海道、1980年、426頁。 NDLJP:9490812/221
  15. ^ 横田勉「監獄都市の発生と消長に関する考察 : 月形町と三笠市を例として」『Sauvage:北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院院生論集』第5号、北海道大学、2009年3月10日、 NAID 1200012069072018年8月17日閲覧。
  16. ^ 2012年度リニューアル博物館(2012年4月~2013年3月)」『ミュージアム・データ』第79巻、丹青研究所、2015年2月、 15頁。
  17. ^ 北海道の集治監(樺戸、空知、釧路、網走、十勝)”. NPO法人北海道遺産協議会事務局. 2022年10月8日閲覧。
  18. ^ 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~”. 文化庁. 2022年10月8日閲覧。

外部リンク編集