月村太郎

日本の政治学者

月村 太郎(つきむら たろう、1959年 - )は、日本政治学者同志社大学教授、神戸大学名誉教授。専門は国際関係論比較政治学クロアチア、旧ユーゴスラヴィアを中心にバルカン半島地域研究、および民族紛争・地域紛争の比較研究を行っている[1]

略歴 編集

著書 編集

単著 編集

編著 編集

共編著 編集

論文 編集

雑誌論文 編集

  • 「「クロアティア人・セルビア人連合」の成立過程――クロアティア人ナショナリズムの変遷 (1-3)」『國家學會雑誌』104巻1・2号/3・4号/5・6号(1991年)
  • 「ナショナリズム研究の現状 ナショナリズム, エスニシティ, 地域主義――ユーゴスラヴィアを中心とした東欧の民族問題に関連して」『法学志林』88巻3号(1991年)
  • 「多民族国家における統合と解体――ユーゴスラヴィア解体過程を例として」日本政治学会編『年報政治学』岩波書店、1994年。
  • 「民族紛争の「国際化」に関する序論的考察――ユーゴスラヴィア民族紛争を題材に」『国際法外交雑誌』93巻5号(1994年)
  • 「「ユーゴスラヴィア」の民族間関係――政治的リーダーシップと民族主義」『国際問題』496号(2001年)
  • 「「東欧」の解体?――コソヴォを事例として」『ロシア・東欧研究』35号(2007年)
  • 「民族的少数派となる恐怖――旧ユーゴ連邦解体過程におけるセルビア人を例として」『国際政治』149号(2007年)

単行本所収論文 編集

  • 「東欧から見た「中欧」――ハプスブルク帝国の現代における意味に関して」鴨武彦編『講座世紀間の世界政治 (4) 国際地域における秩序変動』日本評論社 1993
  • 「オーストリア=ハンガリー二重帝国の多文化主義――二重制と少数民族政策を中心に」初瀬龍平編『エスニシティと多文化主義』同文舘 1996
  • 「ユーゴスラヴィアの民主化とアイデンティティの民族化」吉川元加藤普章編『マイノリティの国際政治学』有信堂高文社 2000
  • 「ボスニアの内戦前と内戦後――民族共存の観点から」日本比較政治学会編『民族共存の条件』早稲田大学出版部 2001
  • 「ネイションにおけるメンバーシップと領域」『東欧・中央ユーラシアの近代とネイションI』北海道大学スラブ研究センター 2001
  • 「地域紛争と戦争――旧ユーゴ解体に伴う内戦を題材にして」樫村志郎編『法動態学叢書・水平的秩序 (1) 規範と交渉』法律文化社 2007
  • 「体制移行と民族紛争の発生」大芝亮古城佳子石田淳編『日本の国際政治学 (2) 国境なき国際政治』有斐閣 2009

脚注 編集

  1. ^ a b c 同志社大学政策学部「教員紹介」2023年10月27日閲覧。
  2. ^ 同志社大学研究者データベース2023年10月27日閲覧。