月相(げっそう、英語:lunar phase、phase of the moon)とは、月の公転によって、月面のうち輝いて見える部分が変化する様子のことである。

月相のアニメーション画像
月の公転 地球の周りを天の北極からみて反時計回りに公転している。右側は太陽の方向
月相の変化 上図の1の位置(新月、月相0)から5の位置(満月、月相14)を経由して、再び新月に至る

月面の輝く部分の形は、地球(中心で考える)から見た太陽のなす角度によって決まる。ただしこれでは新月で0とならないので、黄緯差は無視し、太陽と月の黄経差を月相と定義する。月相は本質的には角度であるが、月齢との比較を容易にするため、1周を360°のかわりに28に換算した値で表す。

主な月相編集

月齢との比較編集

月齢と最もよく一致させるには、平均朔望月から、1周を29.530589とすべきだが、そうしないのは、満月と半月を整数にするためである。このずれと、月の公転角速度が一定でないせいで、一般に月相と月齢は一致しない(月齢のほうが大きいことが多い)。たとえば、満月の月相は常に14だが、月齢は13.8〜15.8の範囲を変動する。

ただし、世間一般では月相と月齢の混同がしばしば見られる。

腕時計の「ムーンフェイズ」編集

高級腕時計の中に「月齢を表示する小窓」が付いてあるものがあるが、小売価格はおおむね100万円台である。日本製の中にはそれに比べれば廉価のものがあるが、日差(一日あたりのくるい)が大きい[要出典]。この理由としては直径2センチを超える「回転面の大きさ」がムーブメントには大きな負荷となり、このことと日差数秒以内という高機能の両立が簡単なことではないことが考えられる。