有馬口駅

日本の兵庫県神戸市北区にある神戸電鉄の駅

有馬口駅(ありまぐちえき)は、兵庫県神戸市北区有野町唐櫃字フチネ垣にある、神戸電鉄。駅番号はKB15

有馬口駅*
Shintetsu Arimaguchi Station.jpg
駅舎(2019年4月)
ありまぐち
ARIMAGUCHI
所在地 神戸市北区有野町唐櫃字フチネ垣127-2
北緯34度47分48.27秒 東経135度13分15.42秒 / 北緯34.7967417度 東経135.2209500度 / 34.7967417; 135.2209500座標: 北緯34度47分48.27秒 東経135度13分15.42秒 / 北緯34.7967417度 東経135.2209500度 / 34.7967417; 135.2209500
所属事業者 神戸電鉄
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
456人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
889[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1928年昭和3年)11月28日
乗入路線 2 路線
所属路線 有馬線
駅番号 KB15
キロ程 20.0km(湊川起点)
新開地から20.4 km
KB14 唐櫃台 (1.1 km)
(2.5 km) 有馬温泉 KB16
所属路線 三田線
駅番号 KB15
キロ程 0.0 km(有馬口起点)
(**KB14 唐櫃台) (- km)
(1.4 km) 五社 KB21
備考 標高293m[2]
* 改称経歴[2]
- 1951年 唐櫃駅→有馬温泉口駅
- 1954年 有馬温泉口駅→有馬口駅

** 全列車が有馬線湊川方面に直通
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プラットホーム

当駅より三田線が分岐し[2]、列車運用上の重要な駅でもある。

利用可能な鉄道路線編集

当駅は三田線の起点となっているが、運転系統上では有馬線新開地方面からの列車の大半が三田線に入るようになっており、有馬線有馬温泉方面の方が実質的に支線扱いとなっている。

歴史編集

  • 1928年昭和3年)11月28日 - 神戸有馬電気鉄道として湊川 - 電鉄有馬(現在の有馬温泉)間が開通した際に、唐櫃駅(からとえき)として開業[2]
  • 1947年(昭和22年)1月9日 - 三木電気鉄道との合併により、神有三木電気鉄道(現在の神戸電鉄)の駅となる。
  • 1951年(昭和26年)3月20日 - 有馬温泉口駅(ありまおんせんぐちえき)に改称[2]
  • 1954年(昭和29年)9月1日 - 有馬口駅に改称[2]
  • 2006年平成18年)
    • 1月22日 - 構内で脱線事故発生。2月3日にも同様の事故が生じた[2]
    • 11月25日 - 1番線使用再開。それに伴い三田線は事故前のダイヤに戻る[3]
  • 2013年(平成25年)
    • 5月28日 - 構内で脱線事故発生[4]
    • 6月1日 - 運行再開。それに伴い新開地 - 有馬温泉間の直通は休止[5]
  • 2014年(平成26年)
    • 6月28日 - 配線の変更工事完了に伴い、ダイヤ改正を実施。新開地 - 有馬温泉間の直通運転を再開[6]

駅構造編集

島式2面4線ホームを持つ地平駅[2]。ホーム有効長は4両。駅舎は下り線側三田寄りにあるほか、上り線側三田寄りにも無人改札口がある[2]。これらの改札と各ホームの間は構内踏切で渡る必要がある。

 
無人改札口

無人改札口には券売機がないため、入場時には発行機で「発駅証明証」を取って入場し、構内踏切経由で本駅舎に回って乗車券を購入する。また、構内通行証で駅構内の通り抜けができるようになっている[2]

以前は有馬温泉方面と三田方面の重要な乗換駅にもかかわらず発車案内標がなく、自動放送が固定音声のもののみだったが、2008年までに神戸電鉄初のフルカラーLED発車標がホームに設置され、同時に自動放送も詳細化された。また、外国からの有馬温泉への観光客への配慮からか、英語による自動放送も行われている。これは神戸電鉄では初である。

のりば編集

1 三田線(下り) 三田方面
2 有馬線(下り) 有馬温泉方面 新開地方面からの列車
3 有馬線(上り) 新開地方面 三田方面からの列車
4 有馬線(下り) 有馬温泉方面 当駅折り返し列車
有馬線(上り) 新開地方面 有馬温泉からの列車

配線上、2番線と4番線は三田方面につながっていない。新開地方からは1・2番線に、有馬温泉方からは2・4番線に、三田方からは1・3番線に入線可能。出発については、有馬温泉方へは2・4番線から、三田方へは1・3番線から、新開地方へは3・4番線から発車可能。

2013年6月1日の暫定的な配線変更に伴い、1 - 3番線と有馬温泉方を結ぶ分岐器が切り離され、有馬温泉方は発着ともに4番線のみ可能となっており、2番線は休止状態であった[7]が、2014年4月17日に配線変更の工事に着手し、2014年6月28日のダイヤ改正より2番線の使用が再開された[8][6]。 配線変更前は1番線・2番線共に有馬温泉方面・三田方面の両方向へ発車可能だった。

利用状況編集

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[9]
年度 1日平均
乗車人員
2007年(平成19年) 522
2008年(平成20年) 523
2009年(平成21年) 501
2010年(平成22年) 496
2011年(平成23年) 533
2012年(平成24年) 553
2013年(平成25年) 542
2014年(平成26年) 523
2015年(平成27年) 484
2016年(平成28年) 482
2017年(平成29年) 493
2018年(平成30年) 460
2019年(令和元年) 456

駅周辺編集

当駅構内における脱線事故編集

2006年の事故編集

2006年1月22日に、当駅構内において上り回送列車が脱線した。原因不明のまま神戸電鉄は現場保全命令がとかれた直後に運転再開、入線の際に速度を時速15kmにまで減速する措置を取っていたにもかかわらず、2月3日に再び同駅にて下り普通列車が脱線した。2回の事故共に死傷者は無かったが、事態を重く見た国土交通省近畿運輸局は保安監査を行い、それに基づき神戸電鉄に対し具体的な改善計画の提出を含む改善勧告を発した。

当初原因として当駅構内のレール1箇所における極度の摩耗、1回目の事故車両の車輪転削の不全などが指摘されたが、2007年9月28日国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の報告書では、神戸電鉄のレールを50kgに交換する際に、工事費がかさむなどとして構内に設置されたままとなっていた「大正14年型」と呼ばれる旧式の37kg分岐器が、他のレールより7mm盛り上がっており、その上脱線した車両が車輪転削を終えたばかりで、車輪の摩擦力が増大したことが事故の原因であるとされた。

勧告直後から神戸電鉄は、当面の処置として当駅構内の37kg分岐器の使用の停止、車輪転削の改善、運転指令者・乗務員に対する指導の徹底を実施。またこれによって三田線は特快速の運転休止などを中心とした暫定ダイヤとなる。さらに改善計画の提出期限日であった2006年3月23日には神戸電鉄線内に残る37kg分岐器の交換・撤去、有馬口駅構内におけるホーム拡幅・曲線緩和のほか、安全投資を年10億円増額するなどの長期的改善策を表明。11月には分岐器の交換が完了し、11月25日始発より事故前のダイヤに戻っている[3]

2013年の事故編集

2013年5月28日午後8時頃、当駅構内において新開地発道場南口行き普通電車の2両目が脱線した[4]。事故の影響で発生日から同年5月31日まで谷上‐岡場間と有馬口‐有馬温泉間が運休した。脱線箇所の分岐器を撤去し同年6月1日初発より運転を再開したが、新開地方面から有馬温泉への配線が一時的になくなった為、暫定的に運行形態を変更した[5]

事故に関する参考資料編集

隣の駅編集

神戸電鉄
有馬線
特快速
通過
準急・普通
唐櫃台駅 (KB14) - 有馬口駅 (KB15) - 有馬温泉駅 (KB16)
2013年2月までは当駅 - 有馬温泉駅間に新有馬駅があった[10]
三田線
急行・準急・普通
唐櫃台駅 (KB14)(有馬線) - 有馬口駅 (KB15) - 五社駅 (KB21)

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 2019年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅) (PDF)”. 神戸電鉄. 2021年4月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、169頁。ISBN 9784343006745 
  3. ^ a b “神戸電鉄有馬線脱線:事故前のダイヤに 有馬口駅全ホーム再開/兵庫”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. 23(地方版/兵庫). (2006年11月26日) 
  4. ^ a b “神鉄 有馬口駅で脱線 乗客らけがなし 7年前も2度事故”. 神戸新聞(朝刊) (神戸新聞社): p. 1. (2013年5月29日) 
  5. ^ a b “神鉄が運行再開 4日ぶり”. 神戸新聞(夕刊) (神戸新聞社): p. 1. (2013年6月1日) 
  6. ^ a b ダイヤ改正の実施について
  7. ^ 脱線事故後の運転再開と今後の対策について Archived 2013年6月11日, at the Wayback Machine.
  8. ^ 有馬口駅構内の配線変更工事について Archived 2014年8月4日, at the Wayback Machine.
  9. ^ 神戸市統計書 2021年4月21日閲覧
  10. ^ 神戸電鉄. “会社案内/年譜 平成16~”. 2013年7月12日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集