服部半蔵 影の軍団
『服部半蔵 影の軍団』(はっとりはんぞう かげのぐんだん)は、日本のテレビ時代劇。主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ・東映。『影の軍団シリーズ』の第1作である。フジテレビ系列にて1980年4月1日 - 9月30日の火曜日22時から22時54分に全27話が放送された。
影の軍団シリーズ Shadow Warriors | |
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ジャンル | 時代劇 |
脚本 | 各作品リスト参照 |
監督 | 各作品リスト参照 |
出演者 |
千葉真一 樹木希林 |
時代設定 | 江戸時代 |
制作 | 関西テレビ |
放送 | |
音声形式 | アナログ放送 |
放送国・地域 |
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公式ウェブサイト | |
服部半蔵 影の軍団 | |
プロデューサー | スタッフ参照 |
出演者 | 三林京子・高岡健二・長谷直美・火野正平・春田純一・栗田洋子・菅貫太郎・石橋蓮司・山村聰・西郷輝彦 |
ナレーター | 小池朝雄 |
オープニング |
スペクトラム 『服部半蔵 影の軍団 メインテーマ』 |
エンディング | 岡林信康 『Gの祈り』 |
放送期間 | 1980年4月1日 - 9月30日 |
放送時間 | 火曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 27 |
服部半蔵 影の軍団 | |
影の軍団II | |
プロデューサー | スタッフII参照 |
出演者 | 真田広之・江藤潤・朝加真由美・星正人・黒崎輝・崎津隆介・志穂美悦子・成田三樹夫・長門勇・山村聰 |
ナレーター | 小池朝雄 |
オープニング |
スペクトラム 『服部半蔵 影の軍団 メインテーマ』 |
エンディング | 泉洋次 『光と影のバラード』 |
放送期間 |
1981年10月6日 - 1982年3月30日 |
放送時間 | 火曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 26 |
影の軍団II | |
影の軍団III | |
プロデューサー | スタッフIII参照 |
出演者 | 志穂美悦子・真田広之・蟹江敬三・立川光貴・黒崎輝・誠吾大志・崎津隆介・中村晃子・河原崎建三・小沢栄太郎・岸田今日子 |
ナレーター | 橋爪功 |
オープニング | 真田広之 『誓い (JACのテーマ)』 |
エンディング | 真田広之 『砂漠の都会に』 |
放送期間 | 1982年4月6日 - 9月28日 |
放送時間 | 火曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 26 |
影の軍団III | |
影の軍団IV | |
プロデューサー | スタッフIV参照 |
出演者 | 池上季実子・美保純・橋爪功・石田純一・大葉健二・伊原剛・澄川真琴・志穂美悦子・黒崎輝・千原麻里・MIE・亀石征一郎・范文雀・成田三樹夫・世良公則・真田広之 |
ナレーター | 久米明 |
オープニング | 『影の軍団IV メインテーマ』 |
エンディング | 千葉真一 『影』 |
放送期間 | 1985年4月2日 - 10月1日 |
放送時間 | 火曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 27 |
影の軍団IV | |
影の軍団 幕末編 | |
プロデューサー | スタッフ 幕末編参照 |
出演者 | MIE・黒崎輝・橋爪功・大葉健二・伊原剛・千原麻里・岩戸隼人・志穂美悦子・浅野ゆう子・亀石征一郎・范文雀・世良公則・夏八木勲・真田広之 |
ナレーター | 久米明 |
オープニング | 『影の軍団 幕末編 メインテーマ』 |
エンディング | 千葉真一 『影』 |
放送期間 | 1985年10月7日 - 12月30日 |
放送時間 | 月曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・月曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 13 |
影の軍団 幕末編 | |
特記事項: 制作 : 東映、制作協力 : サニ千葉エンタープライズ |
影の軍団シリーズ編集
『服部半蔵 影の軍団』を皮切りに、1981年の『影の軍団II』(全26話)、1982年の『影の軍団III』(全26話)、1985年の『影の軍団IV』(全27話)、1985年の『影の軍団 幕末編』(全13話)とシリーズ化されたテレビ時代劇である。千葉真一を主演に迎えた全シリーズは、千葉と彼が率いるジャパンアクションクラブ (JAC)の躍動感あふれるダイナミックなアクションと質の高いドラマ構成により、社会現象を巻き起こすほどの熱狂的な人気を誇った[1]。作品ごとに時代・舞台設定や登場人物は異なるが、千葉演じる伊賀忍者の頭領(おかしら)率いる影の軍団が御庭番の甲賀組や様々な敵と戦い、権力にへつらわない影の軍団というモチーフは共通している。忍者を演じる必要上、JAC の俳優が多く配役された。千葉と同様に樹木希林はシリーズ通して登場し、一貫してお人好しの下ネタ好きで、千葉扮する主人公に片思いという役どころとなっている。
「1980年代の傑作シリーズ」と能村庸一は評しており、その要因を東映プロデューサーの翁長孝雄は「吹き替えのないスタントの魅力」と一言で表現している[2]。関西テレビプロデューサーの岩崎義は「現代の価値観とは異なり、他人のために死ぬことを表現できる時代劇で忍者という虐げられた人々の怒り、悲しみ、非情な権力への憤りがベースにあったから、抵抗なく感情移入されたのではないか」と振り返っている[2]。
1987年には大阪府中座で『千葉真一奮闘公演・影の軍団』として演劇化、2003年には千葉が初代服部半蔵を演じた映画『新・影の軍団』シリーズも封切り公開され、『服部半蔵 影の軍団』、『影の軍団II』のDVDボックスも販売された。衛星放送などで繰り返し再放送されており、2010年10月から時代劇専門チャンネルでシリーズ全作が再放送された。
国内ではプロゴルファー・尾崎将司[3]、海外ではクエンティン・タランティーノ[1]、アメリカの新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘でパトリシア・ハーストの妹であるビクトリア・ハーストが熱狂的なファンでいる。ハーストは『影の軍団IV』、『影の軍団 幕末編』に出演。タランティーノは2003年の映画『キル・ビル』に半蔵役の千葉真一とがま八役の大葉健二をキャスティングしている。
本シリーズの音楽を渡辺茂樹が手掛けており、『影の軍団II』以降から『服部半蔵 影の軍団』の音楽に加えて、渡辺が担当した映画『仕掛人梅安』の音楽も使われるようになった。
服部半蔵 影の軍団編集
解説編集
1978年の映画『柳生一族の陰謀』は日本公開後にテレビドラマが放送され、本ドラマも同様に映画『影の軍団 服部半蔵』の公開後、連動して放送される予定だった[2]。同映画も千葉真一が服部半蔵役で主演するキャスティングで進められていたが[2][4]、脚本の変更により千葉は降板[2][5]。
テレビ時代劇のみ千葉真一は主演することとなるが、この試みは成功し、全5作のシリーズとなっていった[2]。東映プロデューサーの翁長孝雄は伊賀忍者のアジトを、忍者屋敷を兼ね備えた一軒家の銭湯にした[6]。忍者の活躍と幕府の権力闘争に女湯のコミカルお色気を同居されていたことが人気の一つとなり、『必殺シリーズ』のプロデューサーである山内久司も本作の設定に感心している[6]。
関西テレビのプロデューサーである岩崎義の提案により、主題歌には岡林信康が起用された[7]。「山谷ブルース」で労働者の悲哀を表現した岡林のセンスを忍者たちに置き換えた形で、当時としては異例のフォークソングによる主題歌・挿入歌が本作のイメージアップに貢献している[7]。
2006年12月8日に『服部半蔵 影の軍団』全27話を完全収録したDVDボックスが発売、同商品のテレビCMでは歴代の服部半蔵を演じた千葉真一のナレーションが新規に録音された。
ストーリー編集
慶安四年、三大将軍徳川家光がにわかに世を去り、嫡子の徳川家綱が四代将軍の治世になっていたが、家綱は僅か五歳。政権の座に送り出さねばならない生母のお楽や大奥の不安はひとしおであった。御三家・幕閣が集まる間へ母と共に招かれた家綱は、水戸光圀から徳川家の御威光を未来永劫守り継ぐために、幕閣諸役の人事を一新することになったと報告される。新将軍家補佐役には家光異母弟の保科正之。老中筆頭に堀田正盛、次席に酒井忠清と阿部重次、以下六名。御三家も新将軍家を守ると光圀から具申された。しかし古来幼君が立てば政変が巻き起こる。新体制は確立したが、幕閣重臣たちの間にもそれぞれの思惑を胸に、疑心暗鬼の緊迫した空気がみなぎっていた。
いっぽう権力闘争と無縁の庶民は、今日も神田の湯屋「
そんなある夜更け、堀田正盛と保科正之が正体不明の忍び集団に襲撃される。保科は自ら身を守り、家来の生駒春緒たちも敵を撃退するが、堀田はその首を半蔵門に掲げられ、病死で隠し通そうとした保科の思惑とは反する方向へ事件が発展していく。公儀御庭番で甲賀組頭領の
髪結床「おりん」では女主人のおりんが、雉子湯のお梅から半さんが夕べから帰ってこないと聞かされ、常連客から女ができたと言われ不安になる。そんなおりんを微笑みながら横で仕事していたお霧に瓢六から繋ぎがくる。瓢六は大道芸をする大八、大工仕事をしている喜平次、医者をする上忍の津々美京之介にも繋ぎをとり、服部衆が雉子湯に隠されている忍者屋敷に集まってくる。半蔵の死刑が明日と決まったため、京之介が指揮をとり、救出に向かう。吟味所を大八の火薬で注意をそらし、半蔵を助け出した。半蔵は甲賀の陰謀と思い、あえて敵の懐に入り捕まったまま様子を探っていたが、どうやら甲賀の仕業でないと見極める。「このままでは伊賀は濡れ衣を着せられたまま滅びる、おそらく天下を左右する陰謀が隠されているに違いない。伊賀一族のために戦わねばならん」と、生き延びることを服部衆に訓示する三代目半蔵であった。
半蔵は再び保科に会いに屋敷へ行く。幕閣ではまだ自分に力がないと保科は詫びながら、恩賞出すので暗殺一味の正体と事の真相を調べてほしいと依頼。だが半蔵は「信用できぬ。親父の二の舞はごめんだ」と一旦断る。保科は笑いながら「伊賀者には無理な仕事。服部半蔵を買いかぶっていた」と言い出す。半蔵は「今度だけはその誘いにのってやろう」と、事成就の暁には無実を天下へ公表と安全保障を条件につけ、仕事を引き受け、闇へ消えていく。半蔵は瓢六を通して、影の者に幕閣と御三家の手持ちの忍びで挙動不審な忍びを探り出すよう指示。影の者の一人で女郎に身をやつしてるお佐和から、法外な金使いする浪人たちがしばしば遊びに来て、忍者と見受けられるが、正体はわからない、金色の守り袋を肌身離さず、という報告が上がってきた。半蔵は侍に扮し、大八と共にお佐和の仕事場を監視。その浪人たちが来るのを待っていたものの、お佐和は不意に彼らに斬られてしまう。敵を討つと誓う半蔵と服部衆だが、手掛かりを失ってしまった。京之介は「いっそのこと保科殿を暗殺させてしまえばいい。保科殿は殺される、だが保科殿は生きている」という妙案を思いつく。大八がそんなことできっこないと否定するが、半蔵は「おもしろい。不可能を可能にするのがおれたちの生きがい」と京之介の作戦を採用した。
深夜、籠に乗った保科を警護する行列が進む。それを待ち受ける正体不明の忍者たち。彼らが襲おうとしたとき、半蔵が馬に乗って現れ、籠に刀を突きさす。刺された保科は血まみれになって籠から出てきた。家来たちは一目散に逃げていく。当初保科を襲おうとした忍者たちは半蔵の前に現れ、「なぜ獲物を横取りした」と詰問する。半蔵は「おれも金がほしい。雇い主を教えろ」と言い出したので、忍者たちはそんなことはさせんと半蔵に襲いかかるが、返り討ちされた。半蔵は首領のみを生け捕りにする。金色で奥三宝流の守り袋を身にまとった首領は久世法眼とわかり、法眼の雇い主が待つ小屋へ案内させる。大八や喜平次も現れ、半蔵の警護と血だらけの保科を運ぶ。小屋には頭巾を被った侍が待ち構えており、死んだ保科を見たら、「誰が殺ってくれようと構わん。これでわしが筆頭老中、並びに幼君の補佐役になれるのじゃからのう」と満足そうに頭巾を外す。次席老中の阿部重次であった。法眼に見向きもせず、阿部は「半蔵。わしが政権を手にした暁には、服部家の再興を差し許し、禄高も元通りに八千石を取ら、わしの腹心として働いてくれ」と余裕たっぷりに話しかける。その時、外から保科正之が入ってきて「阿部殿。暗殺の首謀者はあなたでしたか」と言い放つ。驚く阿部は既に運び込まれていた血だらけで横たわる保科と後から入ってきた保科を見比べる。血だらけの保科が立ち上がり、面を外すと瓢六であった。血は鶏のものをふんだんに使い、京之介の絡繰りであった。法眼はこの騒ぎに生じて脱出を図るが、半蔵に斬られ、阿部はあくる朝、自邸で切腹。
「先の将軍家光公への殉死」と公表されるが、これは当初の約束である「下手人を天下へ公表する」と違うことから、半蔵は保科を詰問する。「幕閣内での血みどろな抗争が明るみに出れば公儀の威信は地に落ち、世情の動揺を招く。絶対に避けたい。これが政というものだ。徳川家安泰のために、どんな陰謀や混乱が起こるか?半蔵、わしにはどうしてもおまえの力が必要だ。わしの片腕となって働いてくれぬか」と言う保科に、半蔵は「全て幕府のご都合しだいか。いよいよもってうんざりだ。飼い犬になる気はない。わたしは誰にも指図を受けん。影として影の思惑のままに動く。志が相通じれば、時としてあんたと手を組むこともあるだろう。また敵に回して争わねばならないこともあろう。いま私に言えるのはそれだけだ」と返答し、天井裏から消えていく。
三代目半蔵の力量に脅威を抱いていた鬼三太は、配下のくノ一で二代目半蔵に父を殺されたお甲に「三代目半蔵に近づき、動静を逐一報告しろ」と命じ、半蔵と伊賀衆の動きを探らせ始めた。一方、伊賀の里からは甲賀の公儀御庭番が気に食わず、伊賀の復活を狙う下柘植の大猿とその一党が甲賀に戦いを挑むため、江戸へ向かっていた。
それは伊賀と甲賀の暗闘と、それを利用する幕閣たちの権力闘争が始まる幕開けであった。
登場人物編集
- 影の軍団
-
- 三代目服部半蔵:千葉真一
- 伊賀衆の頭領。江戸生まれの服部衆と共に影の軍団を結成。父親である二代目服部半蔵が改易され、それ以降は幕府を信用していない。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、大刀と脇差の柄を併せ持った二刀流・手裏剣・殴打技・蹴り技を駆使して戦う。地毛は短髪。忍装束のほか、黒い袈裟を身に纏う僧侶にもなり、仕込み杖を持つ。旅に出るときは主に僧侶となるが、街中や旅先では編み笠を被る侍へ変わるなど、使い分けている。全国に散らばる伊賀衆から三代目と崇められており、半蔵は彼らを慮りながら、忍びから離れたい者たちはそれを尊重している。改易されてからは神田の湯屋「雉の湯」の主人「半さん」として市井に潜んでおり、雉の湯には忍者屋敷としての機能を持たせており、隠し部屋や敵を撃退させるための罠、武器が備えられている。半さんでは後頭頂部に髷を結った鬘を被り、将棋好きなお人よしを装っている。
- 瓢六:高岡健二(第21話を除く)
- 変装の名人(第1話、第4話、第12話、第23話)[8]。忍びの掟を頑なに守り、普段の鍛錬も欠かさない。表の顔は雉の湯の釜炊きで雑務を担当。おりんから「ひょうろく玉」と揶揄されることがある。お夕という年上の幼馴染がおり、第5話で再会。彼女から好かれ、自身もその思いに応えるが、お夕の死で悲恋に終わる。この時、お甲に亡骸を預けるが、彼女に「くの一と言えども女。何故、抱いてあげなかったの?」と後に諭されている。最終話で「雉の湯」の女中である、お梅を妻に迎える。
- お霧:長谷直美(第24話まで)
- 軍団の紅一点で[9]、くノ一。江戸生まれ。普段は髪結いとしておりんの店で働く。潜入捜査のため、髪結いの霧吉(第8話)、遊び人の霧太郎(第24話)と称して男装をすることもあった。第24話で武家の娘と下働きの男を助けるため、爆死する。
- 大八:火野正平(第6話、第24話 - 第26話を除く)
- 小頭で特技は火薬の術。江戸生まれ。戦闘の時はその作った火薬で敵を倒す。女のことにかけての腕は軍団一。雉の湯を手伝っている時に女湯を覗き見したこともある。しかし女を追いかけ回し、敵の罠にはまり、瀕死の重傷を負うこともあった。表の顔はガマの油売りをする香具師。
- 喜平次:春田純一
- 江戸生まれ。軍団の中では半蔵並の身体能力を持っている。表の顔は大工。最終話、甲賀との死闘で湯屋を爆発させまいとして、体をはって爆弾と心中して戦死。
- 津々美京之介:西郷輝彦(第1話、第2話、第8話、第9話、第18話、第19話)
- 半蔵と並ぶ伊賀の上忍の出で[10]、軍団の参謀。半蔵不在時は軍団の指揮を取る。半蔵とは兄弟分のような間柄だが、半蔵が人情家であるのに対してクールな人柄である[10]。半蔵とは「半さん」「京さん」と呼び合う仲。忍装束では半蔵とは別タイプ鉢金無しの頭巾を被っている。表の顔は医者で[10]、長崎で学んだ医学を江戸の庶民の医療に尽くしている。
- 甲賀衆
-
- お甲:三林京子(第1話 - 第6話、第8話 - 第10話、第20話、第21話、第25話)
- 甲賀のくノ一。鬼三太の命で半蔵を探る一方で、父親である多羅尾弥平次の仇として半蔵を付け狙っていたが、第10話で鬼三太と共に半蔵と戦うも敗れ、その人柄に触れるにつれ「忍び」としての自分と「女」としての自分に葛藤していくようになり、最終的に半蔵を慕うようになる。そのため、後に鬼四郎と対立して抜け忍となるが、第25話でからくり天井の犠牲になって最期を遂げる。
- 水口鬼三太:菅貫太郎(第1話 - 第3話、第5話 - 第10話)
- 公儀御庭番甲賀組頭領。今の地位を守るために伊賀衆殲滅を図る。水口は「みなぐち」と読ませる。第9話で半蔵に右腕を斬られ、義手を装着してお甲と共に半蔵に決闘を挑むが、半蔵を慕う様になったお甲に後に裏切られる。度重なる失敗により弟の鬼四郎に斬られ、敢え無い最期を遂げる。
- お菊:島田歌穂(第8話、第10話、第20話)
- お甲の盲目の妹。第20話で2万5000石の姫君であることが判明する。
- 水口鬼四郎:石橋蓮司(第10話から)
- 鬼三太の弟で、兄以上の残忍さと狡猾さを併せ持つ。半蔵に敗れた鬼三太を殺し、代わって甲賀衆の頭領になる。最終話で半蔵と対決し、落命。
- 市井の人々
作品リスト編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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第1話 | 1980年4月1日 | 虎は嵐に爪をとぐ | 山田隆之 中里峰行 |
黒田義之 | 久米明、神田隆、水原麻記、橘麻紀、林彰太郎、宮口二郎、岩尾正隆、永井秀明、志乃原良子 |
第2話 | 1980年4月8日 | 闇に潜む牝豹 | 野上龍雄 石川孝人 |
倉田保昭、宮口二郎、木村満則、志乃原良子、中村勇 | |
第3話 | 1980年4月15日 | 悪魔が呼んだ奥州路 | 志村正浩 | 工藤栄一 | 河合絃司、五十嵐義弘、鈴木瑞穂、本郷直樹、御木本伸介 |
第4話 | 1980年4月22日 | 京の春・お歯黒の罠 | 中村努 | 松尾昭典 | 川合伸旺、伊達三郎、頭師佳孝、仁和令子、石濱朗 |
第5話 | 1980年4月29日 | 柔肌は渦に沈んだ | 石川孝人 | 牧口雄二 | 浜田晃、西田良、宮井えりな、小舟秋夫、亀山達也、矢野もと子、永井佐都子 |
第6話 | 1980年5月6日 | 夜霧の港に消えた女 | 田上雄 | 松尾昭典 | 田中春男、戸部夕子、鮎川いづみ、犬塚弘、長門勇 |
第7話 | 1980年5月13日 | 標的は謎の女 | 大津一郎 | 牧口雄二 | 浅野真弓、森次晃嗣、守屋俊志、広瀬義宣、清島智子 |
第8話 | 1980年5月20日 | 潜入! 大奥の昼と夜 | 山田隆之 | 太田昭和 | 北林早苗、三浦真弓、野平ゆき、野口貴史、藤山浩二、田畑猛雄、溝田繁、島田歌穂、結城マミ |
第9話 | 1980年5月27日 | 女忍びの五月闇 | 石川孝人 | 井上昭文、村松克巳、高並功、城春樹、平河正雄、志穂美悦子 | |
第10話 | 1980年6月3日 | 黒髪は恨みに燃えた | 関本郁夫 | 吉沢健、大矢敬典 | |
第11話 | 1980年6月10日 | 花嫁と暗殺の鬼 | 芦沢俊郎 | 船戸順、岩尾正隆、清水健祐、有明祥子、長谷川哲夫 | |
第12話 | 1980年6月17日 | 夜の蜘蛛は親でも殺せ | 下飯坂菊馬 | 黒田義之 | 川辺久造、黒部進、コメディNo.1、秋山勝俊、坂本和子、睦五郎、内藤武敏 |
第13話 | 1980年6月24日 | 真夜中の美女 | 芦沢俊郎 | コメディNo.1、佐藤京一、堀田真三、五十嵐義弘、山地美貴、五十嵐正子、西田治子 | |
第14話 | 1980年7月1日 | 将軍蒸発! 女狐の陰謀 | 山田隆之 | 牧口雄二 | 三浦真弓、奈三恭子、田中綾、原田二美、田中浩、松橋登、岩井友見 |
第15話 | 1980年7月8日 | 地獄を招く妖僧 | 三浦真弓、奈三恭子、山本昌平、佐藤蛾次郎、田中綾、きくち英一、岡嶋艶子、豊田琴美、松橋登、岩井友見 | ||
第16話 | 1980年7月15日 | ヤバイ女に手を出すな | 松本功 | 太田昭和 | 村地弘美、水島彩子、北原義郎、かわいのどか、明日香和泉、広京子、永野辰弥、五味龍太郎、片岡五郎 |
第17話 | 1980年7月22日 | 生きていた闇将軍 | 中村努 | 横森久、蟹江敬三、明石勤、原あけみ、北村英三、山村弘三、溝田繁、多賀勝、山口朱美 | |
第18話 | 1980年7月29日 | 瞳の中の殺人者 | 芦沢俊郎 | 関本郁夫 | 井澤明子、亀石征一郎、今井健二、大江光、田中真理 |
第19話 | 1980年8月5日 | 吸血! 女の館 | 下飯坂菊馬 | 渡辺やよい、飛鳥裕子、遠藤征慈、茜ゆう子、林家珍平、岡田美佐子 | |
第20話 | 1980年8月12日 | 私は殺される! | 芦沢俊郎 | 中島貞夫 | 河合絃司、泉春子 |
第21話 | 1980年8月19日 | 潜伏! 蛇の穴 | 石川孝人 | 橘麻紀、牧れい、うえだ峻、小田部通麿、有川正治、大江光、西村晃 | |
第22話 | 1980年8月26日 | 恐怖の仕掛人 | 国弘威雄 | 太田昭和 | 藤沢薫、白川浩一郎、妹尾和夫、玉川伊佐男、日向明子 |
第23話 | 1980年9月2日 | 赤い蛇の目は死の宣告 | 村尾昭 | 関本郁夫 | 久富惟晴、水原麻記、汐路章、人見ゆかり、水上保広、タンクロー、和田昌也 |
第24話 | 1980年9月9日 | 戦慄! 処女のいけにえ | 石川孝人 | 小林稔侍、名和宏、吉田豊明、大木正司、鈴木康弘、三浦リカ | |
第25話 | 1980年9月16日 | 悲恋からくり天井 | 中村努 | 太田昭和 | 田中綾、山口幸生、石倉英彦、森源太郎、西田治子、関根直秀 |
第26話 | 1980年9月23日 | 魔境・呪いの横笛 | 松本功 | 阿波地大輔、小柳圭子、堀北幸夫、草薙幸二郎、早乙女愛 | |
第27話 | 1980年9月30日 | 乱入! 女湯の24時間 | 中村努 | 石田久美、丸平峯子、工藤英夫 |
スタッフ編集
音楽編集
- オープニング - 『服部半蔵 影の軍団メインテーマ』、作曲 : 渡辺茂樹、演奏 : スペクトラム
- エンディング - 『Gの祈り』、作詞・作曲・歌 : 岡林信康
- 挿入歌 - 『君に捧げるラブソング』、作詞・作曲・歌 : 岡林信康
影の軍団II編集
解説II編集
主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ・東映。『#影の軍団シリーズ』の第2作である。フジテレビ系列にて1981年10月6日 - 1982年3月30日の火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。
千葉真一演ずる柘植新八は腰の大刀を背後に隠し、左右どちらからも抜ける「変異抜刀霞斬り」の達人と設定されており、この剣法は千葉自身のアイデア[11]。本作の見どころの一つとして志穂美悦子が敵役として登場している[11]。また、このシリーズから昼間の野外の殺陣シーンにおける忍者装束に現代戦の兵士のような迷彩柄が使われるようになった。
DVD『影の軍団II』の壱巻が2008年11月21日、弐巻が2009年2月21日にそれぞれ販売された。
ストーリーII編集
時は9代将軍徳川家重の時代。宝暦8年、8代将軍吉宗が没し後継問題が生じた(本作設定)。嫡男家重は言葉が不自由であり、その言動を理解できるのが側用人大岡忠光のみだったため、自然と忠光が権力を握る構図になっていた。そのため、幕閣の重鎮たちは、英明の誉れの高い次男の吉晴を立てようと画策していた。その頃、服部半蔵の末裔・柘植新八と伊賀衆は八王子の山奥でひっそりと暮していた。新八の父は公儀隠密の長として幕府に仕えていたが、十年前に解任された。父は新八や伊賀衆を引き連れ、世の交わりをたち、八王子の山奥に仲間と隠れ住んでいたが、父は既に亡くなっていた。
ある日、新八は日課である狩猟をしていたが、知らぬ男から26人の手形とオランダ語で書かれた巻物を託される。これがそれまで平穏に暮していた新八と伊賀衆を、望まない戦いに巻き込まれることとなった。巻物を手にしたことで、身に覚えのない罪をなすりつけられた新八と伊賀衆。新八は影の軍団を結成して、時に平賀源内やはやて小僧の助力を得て、忠光とその配下の26人衆、甲賀流椎名組との果てしなき戦いに挑んでゆく。
登場人物II編集
- 影の軍団
-
- 柘植新八:千葉真一
- 伊賀衆の頭領で服部半蔵の末裔。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆うときとそうでないときがある。変異抜刀霞斬りの達人[12]。表の顔はももんじ屋「やまびこ」の食料調達である猟師で、とぼけた性格の好人物で、“新さん”の愛称で親しまれている[12]。店にいるときは板前にもなる。
- 鶴三:江藤潤(第7話、第9話、第11話、第13話 - 第16話、第19話を除く)
- 新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に出てきてからは、遊び人としての表の顔を持ち、「やまびこ」に出入りしている。歌之助・小六・竜吉の兄貴分で「兄ぃ」と呼ばれている
- お朱鷺:朝加真由美(第19話を除く)
- 軍団の紅一点で、新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に住み始めてからは街頭で軽業師をし、「やまびこ」を手伝う。色恋沙汰には縁がないが、第15話では若侍に惚れるも悲恋に終わってしまう。
- 歌之助:星正人(第13話まで)
- 情報収集と手榴弾の名手。新八と共に八王子の山奥で暮していた。江戸に出てきてからの表の顔は髪結い。女にもて、色事にも長けている。第13話で一目惚れした商家の妻女を救おうと単身、敵地に乗り込んでいくが、無数の槍で刺され死亡。
- 小六:黒崎輝(第8話、第11話、第17話、第18話、第22話を除く)
- 鉄甲を使って戦う。新八と共に八王子の山奥で暮していた。表の顔は庭師でだんごが好物。
- 竜吉:崎津隆介
- 小刀の逆手2刀流の使い手。表の顔は「やまびこ」の店員で、元から江戸に住んでいた。
- 吾平:長門勇(第1話 - 第4話、第6話 - 第13話、第15話、第24話、第25話)
- 表の顔は飄々とした「やまびこ」の主人。新八率いる軍団の参謀格で、仕込み槍・釵の使い手。鉢金付き頭巾を被る。伊賀衆が江戸から撤退した際に竜吉と共に残り、密かに動向をうかがっていた。
- 大岡方
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- 椎名美里:志穂美悦子(第1話、第2話、第5話 - 第7話、第13話、第17話、第19話、第22話)
- 甲賀流椎名組頭領。新八を父親の仇と思い込み、忠光の命のもと影の軍団の殲滅を図る。第17話で、実は忠光によって殺されたことを知るも目を斬られて失明し、新八たちに救われた後、手形を残して旅立っていく。
- 大岡忠光:成田三樹夫(第1話 - 第3話、第6話 - 第8話、第14話、第16話、第17話、第26話)
- 将軍家側用人にして闇将軍の異名を持つ、大岡二十六人衆の総帥。衆望のある吉晴を暗殺して、家重を将軍職に就ける事に成功する。備前守(本作設定)。
- 黒岩幻斎:佐藤京一(第25話まで)
- 椎名美里の配下、鎖鎌を使う。
- 穴吹左門:林彰太郎(第25話まで)
- 椎名美里の配下。幻斎と共に美里に仕えていたが、第17話で椎名組頭領の地位に目が眩み、美里を裏切る。
- 幕府
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- 徳川家重:石橋蓮司(第1話、第2話、第14話、第26話)
- 9代将軍。忠光の傀儡と化している。
- 市井の人々
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- 平賀源内:山村聰(第8話、第15話、第19話を除く)
- 医学・語学・芸術・発明に該博な人物。さまざまな発明品で新八らを側面からフォローする。
- はやて小僧:真田広之(第1話 - 第3話、第7話、第11話、第12話、第14話、第20話、第22話、第26話)
- 盗んだ金を貧しい人に分け与える義賊だが、根来忍者の出。ひょんなことから、新八たちと知り合い、協力する。幼い頃に家族を殺され、天涯孤独の身。武器は鳶口。
- おりん:樹木希林(第4話、第18話を除く)
- 湯屋「鶴の湯」の女主人。近所の「やまびこ」に苦情を訴えにきたところ、その場にいた新八に一目惚れしてしまい、その後は積極的にアプローチをかける。
- お春:高橋晶子(第25話まで)
- 「やまびこ」の看板娘。吾平の娘で伊賀の血を引いているが、忍びの術は心得ていないため軍団員ではない。
- おけい:徳永まゆみ(第2話から)
- おりんの営む風呂屋の奉公人。
- 正太:谷村隆之(第4話、第6話 - 第8話、第10話、第16話)
- 新八が狩りをしていた時に出会った少年。「やまびこ」に引き取られる。松代藩真田家当主の落胤で、第16話にて藩を存続させるべく藩主世子となった。
作品リストII編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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第1話 | 1981年10月6日 | 眼には眼を | 芦沢俊郎 深作欣二 |
深作欣二 | 松坂慶子、原口剛、稲葉義男、北村英三、河合絃司、相馬剛三、伊庭剛、栗原敏、笑福亭鶴志 |
第2話 | 1981年10月13日 | 姿なき吸血鬼 | 下飯坂菊馬 | 関本郁夫 | 峰岸徹、佳那晃子、谷口香、近江輝子、飛鳥裕子、有明祥子、三崎奈美 |
第3話 | 1981年10月20日 | 恐怖! いけにえの館 | 石川孝人 | 佐藤万理、南原宏治、ハル・ゴールト、小松政夫、鈴木瑞穂 | |
第4話 | 1981年10月27日 | 白蛇の罠 | 芦沢俊郎 | 太田昭和 | 根岸季衣、内田稔、遠藤征慈、加藤和夫、八名信夫、中島俊一 |
第5話 | 1981年11月3日 | お歯黒の秘図 | 中村努 | 芦屋雁之助、谷崎弘一、大月正太郎 | |
第6話 | 1981年11月10日 | 魔界に消えた女 | 芦沢俊郎 | 黒田義之 | 野際陽子、にしきのあきら、服部妙子、賀田裕子、志乃原良子、松村康世、鳳八千代、草薙幸二郎 |
第7話 | 1981年11月17日 | 幻術! さそりの襲撃 | 牧口雄二 | 石橋雅史、矢吹二朗、笹木俊志、武井三二、田中綾 | |
第8話 | 1981年11月24日 | 戦慄! 尼僧の赤い唇 | 中村努 | 太田昭和 | 桜町弘子、菅貫太郎、松岡明美、汐路章、高橋美樹 |
第9話 | 1981年12月1日 | 呪われた抱擁 | 下飯坂菊馬 | 関本郁夫 | マキノ佐代子、蟹江敬三、一柳みる、梅津栄、福山象三、福本清三 |
第10話 | 1981年12月8日 | 幽霊が残した赤い椿 | 芦沢俊郎 | 森次晃嗣、土田早苗、深江章喜、河合絃司、笑福亭鶴志 | |
第11話 | 1981年12月15日 | 真夜中に上る死の煙 | 池上金男 | 太田昭和 | 竹井みどり、宮内洋、田口計、船戸順、野口貴史 |
第12話 | 1981年12月22日 | あの女を逃がすな! | 志村正浩 | 牧口雄二 | 浜田晃、五十嵐知子、田中浩、井上真由美、大葉健二、鈴木康弘 |
第13話 | 1981年12月29日 | 人妻は影におびえる! | 田中利世 | 太田昭和 | 島村佳江、久富惟晴、江幡高志、江角英、井上博一 |
第14話 | 1982年1月5日 | 闇にきらめく美女 | 高田宏治 | 関本郁夫 | 高瀬春奈、北川恵、小沢象、明日香和泉、山口朱美、岩尾正隆、関根大学、木谷邦臣、西田健 |
第15話 | 1982年1月12日 | 黒衣に汚された恋 | 飛鳥ひろし | 荒木しげる、三浦真弓、松山照夫、冨田浩太郎、大竹修造、織本順吉 | |
第16話 | 1982年1月19日 | 牝蜂は二度刺す! | 下飯坂菊馬 | 太田昭和 | 李麗仙、中井啓輔、原口剛、浜田雄史、朝比奈順子 |
第17話 | 1982年1月26日 | 伊賀忍法 火の鳥 | 芦沢俊郎 | 小野田嘉幹 | 穂高稔、島英臣、高谷舜二、小谷浩三 |
第18話 | 1982年2月2日 | 夜霧に啼く黒い狼 | 中村努 | 織田あきら、栗田洋子、大木正司、田中弘史、垂水悟郎 | |
第19話 | 1982年2月9日 | 大追跡! 雪は知っていた | 山田隆之 | 牧口雄二 | 阿藤海、松岡真由、誠吾大志、鈴木弘道、星野美恵子 |
第20話 | 1982年2月16日 | 女風呂異変・謎の手形 | 石川孝人 | 太田昭和 | 伊吹剛、黒部進、矢野宣、関根大学 |
第21話 | 1982年2月23日 | 妖拳! 蛇皮線の女 | 高田宏治 | 本阿弥周子、亀石征一郎、伊達三郎 | |
第22話 | 1982年3月2日 | 甲賀忍法・必殺の賭け | 下飯坂菊馬 | 亀岡正人 | 睦五郎、汐路章、赤松由佳子、八名信夫、石倉英彦、岩尾正隆、佐藤浩、紳助・竜介 |
第23話 | 1982年3月9日 | 魔の振袖御殿 | 山田隆之 | 牧口雄二 | 大信田礼子、松村康世、一柳みる、山口朱美、田中綾、森永奈緒美 |
第24話 | 1982年3月16日 | くノ一秘法“双面の術” | 飛鳥ひろし | 風間舞子、内田稔、千野弘美、中田博久 | |
第25話 | 1982年3月23日 | 伊賀対甲賀・最大の激突! | 芦沢俊郎 関本郁夫 |
関本郁夫 | 成瀬正、北原将光、白井滋郎、細川純一 |
第26話 | 1982年3月30日 | 二十六人最後の首 | 芦沢俊郎 | 南原宏治、鹿内孝、栗原敏、岡本美登、大城泰 |
スタッフII編集
音楽II編集
影の軍団III編集
解説III編集
主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ・東映。『#影の軍団シリーズ』の第3作である。フジテレビ系列にて1982年4月6日 - 9月28日の火曜日22時から22時54分に全26話が放送された。
本作から千葉扮する主人公が敵を倒す直前に「天魔伏滅」と発するようになるが、本作プロデューサーの松平乘道は「シリーズを長丁場に持つものにしていくために、東映の伝統的な作劇方法を活かした」と説明している[13]。
オープニングテーマは千葉真一の作詞で、真田広之が歌っている[14]。
DVD『影の軍団III』の壱巻が2016年8月3日、弐巻が10月5日に販売された。
ストーリーIII編集
時は明暦3年。世に言う明暦の大火で江戸城本丸は消失。世間は混乱の渦に巻き込まれた。紀州藩主徳川光貞はこの機に乗じて現将軍徳川家綱に取って代わろうと野望を巡らし始める。一方、その火事に巻き込まれて死んだとされる前将軍家光の正室、本理院孝子は実は生きていた。孝子は光貞の野望に気づきそれを打ち砕かんとしたが、光貞に気づかれて命の危険を感じたため、死を偽装して逃れた。
名を千愁尼と改めた孝子は自ら動くことができなくなったため、光貞の野望を打ち砕くよう、伊賀の上忍である多羅尾半蔵を千両で専属に雇おうとする。半蔵はその時々の依頼内容によっては断ることを条件に承諾し、自ら影の軍団を率いて、光貞の野望を打ち砕こうと戦っていく。
登場人物III編集
- 影の軍団
-
- 多羅尾半蔵:千葉真一
- 軍団の頭領。忍装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、刀の鞘には刃や目潰しが仕込まれており、敵に応じて太刀・体術を使い分けて戦う。千愁尼の元を訪れたり、旅に出る際は僧侶の姿で短い錫杖を武器にする。普段は「鶴の湯」の釜炊き。釜炊き以外にも、三助や按摩の腕が良いため、女性客からは評判が良い。本作では毎回の敵の首魁に対するとき「我が身既に鉄なり。我が心既に空なり。天魔伏滅」という決め台詞を言う[注釈 1]。
- 手妻のお蝶:志穂美悦子(第1話 - 第14話、第26話)
- 鳥追いや壷振り、花魁、公家女中、腰元などさまざまな変装をする。女盗賊でもあり、隼太からは「姉御」と呼ばれている。公儀に仕える忍びの家系だったが、内情を知り過ぎたがために家族を公儀によって殺された辛い過去を持つ。唯一濃緑色の戦闘服でスカーフの色は赤。普段は居酒屋の女将。第14話で負傷し、竜軒に治療してもらい、一先ず江戸を離れ、最終話に復帰する。
- 暴れ独楽の佐助:真田広之(第1話 - 第8話、第13話、第14話、第16話、第25話、第26話)
- 二連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆っていたが、第7話から他の軍団員と同じようになる。スカーフの色は白。表の顔は身軽な独楽芸人で、独楽を手裏剣代わりに投げるが、時には刃や火薬を仕込んだ独楽も使用。
- 竹林虎麻呂:蟹江敬三(第10話、第12話 - 第14話、第20話 - 第23話除く)
- 半蔵の片腕的存在。お蝶からは「虎さん」、隼太、雉子郎、竜軒からは「アニキ」と呼ばれている。スカーフの色は黒。表の顔はインチキ祈祷占い師で、からくり長屋に住んでいる。最終話で公家に変装して様子を窺っていたが、半蔵が強敵に苦戦していた為、強敵を押さえ込み、身を挺して、半蔵に刺される覚悟を決め、強敵と一緒に死亡。
- むささびの隼太:黒崎輝(第1話 - 第4話、第14話 - 第25話)
- 類まれな脚力、跳躍力を持つ。軍団員で唯一、刀を逆手持ちで戦う。お蝶の子分でもある。スカーフの色は青。普段は飛脚。25話で死亡。
- ビードロの猪之吉:立川三貴(第13話まで)
- 長崎仕込みの南蛮技術で主に医療からくり担当。潜望鏡を設置したり、笛の音で居場所を特定する探知機を開発したりと誰もが一目置く技術を誇る。また、外科手術や薬品の分析もそつなくこなす程である。オランダ人と日本人のハーフ。母親は里を離れ、長崎で遊女をしていたところカピタンの父親と出会った後に生まれた。スカーフの色はグレー。表の顔は細工師で、からくり長屋の住人で虎麻呂の隣人。茶髪の月代の鬘を被り、地毛も茶髪。13話で女主人を助けるために単身乗り込んで死亡。
- つむじの大六:誠吾大志(第1話、第2話、第4話 - 第14話、第26話)
- 遠目、遠耳でカンがきく。お蝶の相棒である。スカーフの色はこげ茶。普段は居酒屋を手伝い、月代の鬘を被っている。第14回で傷を負ったお蝶の付き添いで一旦江戸を離れた。最終回お蝶と一緒復帰したが、虎麻呂が化けた公家を監禁して、敵の動向を見ていたが敵に見つかってしまい、斬られて死亡。
- 霞の雉子郎:崎津隆介(第3話、第4話、第14話 - )
- 小太刀2刀流(右手は順手、左手は逆手)の使い手。第3話で半蔵に呼ばれ、軍団に加わる。スカーフの色は青緑。表の顔は左官屋。職業柄、高所が得意。
- ギヤマンの竜軒:河原崎建三(第14話から)
- 南蛮技術を学んで長崎から帰ってきた、医療からくり担当。猪之吉の後釜として半蔵に呼び出された。表の顔は辻講釈師で、猪之吉の部屋にそのまま住み着く。手八丁口八丁な人柄で、猪之吉と比べると技術者より医者に近い存在。スカーフの色はグレー。最終話で先走って敵の罠に掛り、光貞の偽物の籠に仕掛けられた火薬が爆発、爆破に巻き込まれ、半蔵達の治療むなしく、看取られて死亡。
- 十六夜のお鈴:中村晃子(第6話、第15話 - 第23話)
- スカーフの色は赤紫。普段は半蔵と同じ風呂屋のお茶汲み係。からくり長屋の住人。シングルマザーに憧れている(第22話)。第23話で、半蔵が倒した天変丸(第9話)の弟である次兄と末弟から天変丸の妻を助け出す為、僧の扮装で単身乗り込み、手下達に刺され死亡。
- 千愁尼とその配下
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- 千愁尼(本理院孝子):岸田今日子
- 家光の正室。自らが紀州藩主・徳川光貞に命を狙われたことから自分の死を偽装し、落飾。尼僧寺「千愁庵」の庵主となり、大火で死んだ霊を慰めながら半蔵と手を組み光貞に立ち向かう。半蔵からは「尼御前(あまごぜ)」と呼ばれている。
- 小笛:司瑠美子(第9話 - 第11話、第17話、第18話、第22話を除く)
- 侍女。尼僧の姿をしている。
- 陽炎:秋野暢子(第17話 - 第25話)
- 半蔵ら影の軍団とも接点を持つ。戸田一族出身。武器は弓矢。
- 深雪:小川知子(第4話まで)
- 火事による本丸消失の責めを負って切腹した、牧野兵部の妻。
- 由布:岡まゆみ(第7話 - 第10話)
- 琉球一族の娘。幼少の頃、目の前で父親を殺され、攫われた母を探しに江戸に来たが、護衛の者を全員殺されてしまい千愁尼を頼る。
- お仙:松尾嘉代(第11話、第12話)
- 千愁尼の配下。商人の両親を殺され、財産を奪われて以来、心の中で徳川の世を憎む。
- 市井の人々
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- おりん(第1話 - 第12話、第15話 - 第20話、第23話 - 第25話):樹木希林
- 「鶴の湯」の女主人。半蔵の雇い主だが、半蔵に惚れている。半蔵を「半ちゃん・半公」と呼ぶ。
- お君:栗田陽子(第25話まで)
- 従業員。半蔵によく金を貸しているらしい。
- 師匠:高橋利樹(第1話 - 第8話、第15話 - 第17話)
- 上方の女形の師匠。「鶴の湯」の常連。
作品リストIII編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1982年4月6日 | 二つの顔の男 | 高田宏治 | 松尾昭典 | 伊吹吾郎、佐竹明夫、江幡高志、伊沢一郎、飛鳥裕子、青木義朗、若山富三郎 |
第2話 | 1982年4月13日 | 闇からの依頼人 | 和崎俊哉、神田隆、飛鳥裕子、有川正治、森章二、近藤洋介 | ||
第3話 | 1982年4月20日 | 忍びの虫は掃除虫 | 原田雄一 | 砂塚英夫、浜田晃、中島葵、村田みゆき、飛鳥裕子、福本清三 | |
第4話 | 1982年4月27日 | 尾張に消えた赤い影法師 | 石川孝人 | 久富惟晴、大下哲矢、峰祐介、大村由希子、夏木勲 | |
第5話 | 1982年5月4日 | 影なき男の影 | 宮川一郎 | 関本郁夫 | 一柳みる、北町嘉朗、中田博久、丘路千、川上茜、天知茂 |
第6話 | 1982年5月11日 | 夜光る顔 | 中村努 | 藤木敬士、宮口二郎、本郷直樹、里見和香、富永佳代子、的野真衣、あべ静江 | |
第7話 | 1982年5月18日 | 南から来た女間者 | 佐藤繁子 | 原田雄一 | 千野弘美、江並隆、白川浩二郎、出水憲司、岡本美登 |
第8話 | 1982年5月25日 | おんな牢に潜入せよ | 石川孝人 | 遠藤真理子、竹井みどり、藤江リカ、北原義郎、安岡真智子、長谷川明男 | |
第9話 | 1982年6月1日 | 仮面と毒薬 | 村尾昭 | 関本郁夫 | 松橋登、武見潤、水島美奈子、丘路千、益田哲夫、星野美恵子、デヴィット・パトナム |
第10話 | 1982年6月8日 | 死を呼ぶ子守唄 | 佐藤繁子 | 佐藤允、谷口香、外山高士、大木正司、剣持伴紀、タンクロー | |
第11話 | 1982年6月15日 | 謎の牝豹 | 星川清司 | 小野田嘉幹 | 河原崎次郎、きくち英一、栗原敏、綿引勝彦 |
第12話 | 1982年6月22日 | 標的は魔性の肌 | 中村努 | 織田あきら、神田隆、内田勝正、田崎潤 | |
第13話 | 1982年6月29日 | 女相続人の秘密 | 宮川一郎 | 牧口雄二 | 甲にしき、香山武彦、江角英、小沢象、津山栄一、須永克彦 |
第14話 | 1982年7月6日 | 大奥魔女狩り | 山田隆之 | 本阿弥周子、佐藤万理、里見和香、安岡真智子、松村康世、富永佳代子、尾崎俊子、石橋蓮司 | |
第15話 | 1982年7月13日 | 拾った女は夜を恐れる! | 芦沢俊郎 | 麻生えりか、山本昌平、松本朝生、松村康世、丸山千絵子、一の瀬玲奈 | |
第16話 | 1982年7月20日 | 容疑者は三度消える | 飛鳥ひろし | 京春上、田中浩、成瀬正、岩尾正隆、藤山律子、野口貴史、黒川弥太郎 | |
第17話 | 1982年7月27日 | 満月の夜に鬼女が笑う | 林宏樹 | 松本留美、長谷川待子、遠藤征慈、有川正治、牧野恵美、小峰隆司、土屋嘉男 | |
第18話 | 1982年8月3日 | 生きていた怨霊 | 松本功 | 明日香いづみ、北九州男、中村錦司、福本清三 | |
第19話 | 1982年8月10日 | 真夜中の復讐鬼 | 石川孝人 | 太田昭和 | 坂東正之助、佐原健二、石橋雅史、清水めぐみ |
第20話 | 1982年8月17日 | 尼僧は俳句で殺せ! | 松本功 芦沢俊郎 |
内田稔、高野真二、堀田真三 | |
第21話 | 1982年8月24日 | 忍者を狩る美女 | 飛鳥ひろし | 鷹森立一 | 遠藤真理子、水原麻記、曽根晴美、中村孝雄、河合絃司 |
第22話 | 1982年8月31日 | 地獄から来た赤ん坊 | 芦沢俊郎 | 南原宏治、木村弓美、南城竜也、黒部進、白井滋郎 | |
第23話 | 1982年9月7日 | くノ一最後の挑戦 | 村尾昭 | 岡林可典 | 岡本麗、山岡徹也、中田博久、川浪公次郎、平沢彰 |
第24話 | 1982年9月14日 | 影武者の罠 | 志村正浩 | 亀岡正人 | 和崎俊哉、西沢利明、原口剛、大下哲矢、野口貴史、鈴木康弘 |
第25話 | 1982年9月21日 | 尼御前の陰謀 | 山田隆之 関本郁夫 |
関本郁夫 | 太田あや子、深江章喜、船戸順 |
第26話 | 1982年9月28日 | さらば! 影の軍団 | 高田宏治 小野竜之助 |
北町嘉朗、小沢象、大前均、林彰太郎、湖条千秋 |
スタッフIII編集
音楽III編集
- オープニング - 『誓い (JACのテーマ)』、作詞 : 千葉真一、歌 : 真田広之
- 戦国自衛隊の落馬シーンが流される
- エンディング - 『砂漠の都会に』、歌 : 真田広之
- 音楽 - 渡辺茂樹
- 音楽協力 - 菌音楽事務所
影の軍団IV編集
解説IV編集
主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ・東映。『#影の軍団シリーズ』の第4作である。フジテレビ系列にて1985年4月2日 - 10月1日の火曜日22時から22時54分に全27話構成で、第1話と第27話は90分スペシャルで放送された[注釈 2]。
3年ぶりの本作は当初『影の軍団 完結編』と制作発表された。本作から軍団の忍装束(夜間用)には襟・袖のラインに複数の小さな円の金が連なり、頭領(おかしら)の15代目服部半蔵には肩・袴・脛にも施されて手甲を加えた装束となっている。これは千葉真一がニューヨークで観たバンドのファッションをヒントにアイデアとして出したもの[15]。実際の忍装束には反しているデザインだが、暗闇での戦闘が多い本シリーズには絵的にいいということで取り入れられた[15]。
十五代目服部半蔵が敵の首魁と対峙するときの決め台詞は「名もなく地位無く姿無し。されど、この世を照らす光あらば、この世を斬る影もあると知れ。天魔伏滅!」である。
DVD『影の軍団IV』の壱巻が2017年12月6日、弐巻が2018年2月7日にそれぞれ発売され、60分枠で再放送された第1話(壱巻)と第27話(弐巻)はノーカットの90分スペシャルで収められている。
ストーリーIV編集
この節の加筆が望まれています。 |
登場人物IV編集
- 影の軍団
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- 十五代目服部半蔵:千葉真一
- 伊賀服部家の十五代目で、影の軍団と全国の伊賀衆を束ねる頭領[16]。市井の人々を苦しめる悪を倒すべく、影の軍団を率いる。また、倒幕に関わる事件にも影として関与していく。忍者装束では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、両腕に手甲をはめている。敵に応じて太刀・兜割り(鎧通し)・体術を使い分けて戦う。表の顔は柳橋のよろず屋「べんり屋」で少しドジな人足の半助。いつも白ポニーの五郎が引く馬車に乗りながら、「べんり屋」を宣伝している。語尾に「ござんすよ」をつけて話すのが特徴。孤児になった弥一を引き取り、ゆくゆくは後継者にしようと第11話から育てていく。
- さつき:池上季実子(第1話 - 第4話、第7話 - 第10話、第12話、第15話、第16話)
- 半蔵の妹。刀や先端に鈴の付いた赤い組紐を使用。表の顔は芸者。勝麟太郎とは相思相愛に近く、お才と張り合う。スカーフの色は水色(第1話のみ)紫(第2話以降)。第16話で里に帰っていった。これは、演じていた池上が妊娠し降板したため。
- あやめ:美保純(第1、3 - 5、7 - 9、13、14、17、18、24 - 26話)
- さつきの妹分。さつきと同じ芸者だが、口やかましく言動・行動が男勝り。精神的にまだ未熟で喜怒哀楽が激しく、やや冷静さに欠ける面がある。戦法は針で急所を刺す、スカーフで首を絞めるなど多種多様。スカーフの色は赤。
- 瓢斎:橋爪功(第1 - 3、5 - 10、13、14、17、18、21 - )
- 参謀格で釵や電流手袋を使用。スカーフの色はグレー。表の顔は「べんり屋」の按摩師兼手相占い師。
- 菊次:石田純一(第1、2、4、5、7、10 - 12、15、16、19、20、23、24、26話)
- 爆弾・薬物のエキスパート。写真を撮るなど、時代の先進的な物にも詳しい。スカーフの色は緑。女にモテル優男で撫で付け髪でいることが多いが、ムシリの町人髷になることもある(第2話、第23話、第26話)。表の顔は「べんり屋」の行商人。
- がま八:大葉健二(第1 - - 、6 - 12、15、16、19、20、23 - )
- スキンヘッドに十字手裏剣を付けた鉢金をつけ、携帯している仕込み槍で戦う。体術も優れている。スカーフの色は黒。表の顔は「べんり屋」の船頭。月代の鬘を被る(第20話以降)。
- 演じる大葉は、本役を演じていた都合から同年の『宇宙刑事シャイダー』最終回にもスキンヘッドで出演している[17]。
- 善九:伊原剛(第1、3 - 10、13、14、17、18、21、22、25 - )
- 戦闘では2刀の鎌を使用。スカーフの色は白。表の顔は「べんり屋」の飛脚。 たまに月代の鬘を被っている(第1話、第7話など)。
- お松:澄川真琴(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第25話を除く)
- スカーフの色は薄い橙色。表の顔は「べんり屋」の女中。最終話で井伊の屋敷に潜入するが、見つかってしまい大勢の配下に斬られて力尽き死亡。
- 弥一:岩戸隼人
- 祖父と暮らしていたが、事件を目撃した祖父が邪忍衆に殺されて孤児となり、半蔵が引き取る(第1話)。半蔵はゆくゆく後継者に育てようと考え、忍者としても修行をしていき、髪も短くなった(第11話)。敵に捕捉され囚われて拷問されるも、縄抜けの術で脱出する(第13話)。半蔵と同様の忍装束で敵を撹乱した(第21話)。
- お蓮:志穂美悦子(第1話、第6話、第11話、第12話、第21話)
- 半蔵に次ぐ副頭領で紺色の戦闘服を着用。スカーフの色は黒紫色。主に激動の京(京都)駐在で、べんり屋京都支店にも出入りする、そのために単独行動が多い。鳥追い姿で活動し、仕込み三味線・リボルバー・分銅の付いた赤い組紐などを使用。
- 隼太:黒崎輝(第13話、第14話、第21話、第22話、第27話)
- 元々は隠れ里に住んでいたが、隠れ里を襲われ、義妹のトキと江戸へ逃げてきた後、軍団へ加入。表の顔は「べんり屋」の飛脚。常に刃のついた鎖分銅を携帯している。スカーフの色は赤紫。
- トキ:千原麻里(第13話、第14話、第17話、第18話、第21話、第22話、第26話、第27話)
- 隼太の義妹で、一緒に江戸へ逃げてきた後、軍団加入する。スカーフの色は水色。表の顔は「べんり屋」の飛脚で、男勝りの韋駄天を見せる。
- お蝶:MIE(第19話、第20話、第22話、第23話、第26話、第27話)
- 通称はオランダお蝶。うんすんカルタを手裏剣の様に使い、極秘任務を主とする。「べんり屋」に来る時は髪結いで現れ、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタの占いをしている。スカーフの色は濃いピンク。
- 幕府関係者
-
- 勝麟太郎:真田広之(第1 - 6、8、9、11、12、14、15、18、20、21、24、27話)
- 幕府の海軍奉行。長い歴史の中で、密かに語り継がれてきた軍団の存在を信じ続け、現れる日を待ち望んでいた。開国し新しい時代をつくるため、事ある毎に柳橋の「べんり屋」に現れ、半蔵に協力を依頼する。志しの大きな青年だが、常に無一文に近い状態で方々に借金をしていて取立てに追われている(第3話)。
- 井伊直弼:成田三樹夫(第1話、第3話、第7話、第8話、第12話、第14話、第20話、第26話、第27話)
- 幕府最高の権力者。掃部頭。堀田と熾烈な争いにより大老職に就任。開国した張本人であるが、実は再び鎖国を目論んでいる。権力を自らの手中に収めるべくさまざまな陰謀を企て、甲賀衆を配下に使い、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。江戸市中では井伊の赤鬼と恐れられた。
- 堀田正睦(第1話、第3話、第7話、第11話、第14話):山本學
- 井伊直弼と大老職を争った麟太郎の師匠。備中守。第14話で井伊が放ったニセ軍団の襲撃により死亡。
- 村山大蔵:菅貫太郎(第1話、第5話、第7話、第8話、第12話、第14話)
- 国事監察目付で井伊の配下。第14話で堀田の暗殺に成功するも束の間、半蔵に首を刎ねられて井伊の祝いの席に送られた。
- 鬼源:ストロング金剛(第1話、第2話、第8話、第14話、第18話)
- 本名は鬼頭源太夫。村山の配下で、怪力の同心。第14話で失態を犯し、村山に見限られてクビになる。その後は髷を落としてスキンヘッドになり、「べんり屋」の人足に転職する。
- 土井宗清:綿引勝彦(第2話)
- 書院番頭。旗本4千石。勝たち開明派を狙う。
- 滝川:奈月ひろ子(第4話、第18話)
- 大奥の将軍付御年寄。勝麟太郎の叔母。
- 篤姫:賀田ゆう子(第4話)
- 徳川家定御台所。第14代将軍争いに関わる。
- 幕末関係者
- 甲賀組
-
- 楯岡道雪:亀石征一郎(第4話、第13話、第17話、第25話 - )
- 公儀お庭番・甲賀衆頭領。半蔵の宿敵。私利私欲の為に甲賀衆を使い、時の幕府の支配者である井伊直弼の指示を受けながら、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。
- 市井の人々
-
- 牡丹:樹木希林(第16話 - 第23話、第26話を除く)
- 柳橋のよろず屋「べんり屋」の店長で元祇園の芸者。お狸様を信仰し、信楽焼きの狸を置いている。半蔵を「半公」と虐げているが、実は片思いしている。
- お才:范文雀(第1話、第3話、第15話 - 第23話)
- かつて柳橋で芸者をしており、当時は井伊の馴染みだった。劇中時点では小料理屋「大福」を営んでいる。狐様を信仰し、そのことで牡丹とやりあうことも。第15話で牡丹が長崎の整形手術に行った時、代わりに「べんり屋」の店長を引き受けた。勝麟太郎に好意を抱き、さつきと張り合う。
- お梅:藤沢ふゆき
- 「べんり屋」の女中。
- ツル:田村奈美
- 「べんり屋」の女飛脚。
- ローラ・ウィップル:ビクトリア・ハースト(第22話)
- 神奈川在中アメリカ領事の娘。親日派の好奇心旺盛なお嬢様。ひょんなことから「べんり屋」の面々と仲良くなる。基本的に英語で話すが、日本語も少し話せる。
- おみね:加藤由美
- 「大福」の女中。
作品リストIV編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1985年4月2日 | 春一番! 燃えて半蔵いま発進 | 高田宏治 松本功 |
牧口雄二 | 小沢象、遠藤憲一、中村錦司、岩城力也、伊庭剛、誠吾大志 |
第2話 | 1985年4月9日 | 女の顔が夜光る | 本田英郎 | 原田雄一 | 山本みどり、南城竜也、内田勝正、小沢寿美恵、石山律 |
第3話 | 1985年4月16日 | 微笑みが殺意を呼ぶ | 佐藤繁子 | 磯部勉、宮城健太郎、稲健二、益田哲夫、福本清三 | |
第4話 | 1985年4月23日 | 大奥からの依頼人 | 中村努 | 太田昭和 | 浜田晃、若尾哲平、山田スミ子、奈月ひろ子、賀田裕子 |
第5話 | 1985年4月30日 | 妖精は三度殺られる | 本田英郎 | 大洲斉 | 鹿内孝、苅谷俊介、岩尾正隆、栗原敏、きくち英一、タンクロー、ルーク・ジョンソン、福本清三 |
第6話 | 1985年5月7日 | 京の夜は血の香り | 中村努 | 石橋蓮司、結木恵美、堀光昭、高並功、小林芳宏、大月正太郎 | |
第7話 | 1985年5月14日 | 黒髪の処刑台 | 高田宏治 山本英明 |
松尾昭典 | 神保美喜、風間舞子、田中浩、加納みゆき、丸平峯子、宮口二郎、汐路章、伊吹剛 |
第8話 | 1985年5月21日 | 闇にきらめく遊女の群れ | 志村正浩 | 牧口雄二 | 峰岸徹、芦川よしみ、石橋雅史、武藤裕子、島村美妃、有栖川淑子、松村直美、鈴川法子 |
第9話 | 1985年5月28日 | 拾った女に手を出すな | 本田英郎 | 牧口雄二 | 奈良富士子、曽根晴美、川合伸旺、川崎公明、森源太郎、三星東美、山本弘、松田明、有川正治 |
第10話 | 1985年6月4日 | 葬式は俺がやる | 飛鳥ひろし | 太田昭和 | 佐藤万理、長谷川明男、黒部進、酒井努、川浪公次郎、北町嘉朗 |
第11話 | 1985年6月11日 | 龍馬、麟太郎を襲う | 中村努 | 鷹森立一 | 和崎俊哉、草薙幸二郎、市川好郎、宮川珠季、小船秋夫、富永佳代子、世利ゆかり |
第12話 | 1985年6月18日 | 地中にうごめく夜の蜘蛛 | 立川光貴、佐藤京一、白川浩二郎、有園文香 | ||
第13話 | 1985年6月25日 | 女の呪いは悪魔の業 | 本田英郎 | 太田昭和 | 金沢碧、久富惟晴、小池雄介、小山みゆき、田中行雄 |
第14話 | 1985年7月2日 | くの一、殺しの罠 | 志村正浩 | 永野辰弥、牧冬吉、近藤宏、原口剛、水原まき、北村明男 | |
第15話 | 1985年7月9日 | 狸と狐の嫁入り合戦 | 佐藤繁子 | 原田雄一 | 小沢象、片岡五郎、加藤由美、水清舞子、清水美紀、堀田真三 |
第16話 | 1985年7月16日 | 女忍者、最後の涙 | 本田英郎 | 高松英郎、有川博、成瀬正、大下哲矢、藤堂新二、木村弓美、杉欣也、壱岐愛香、江原政一、谷口孝史、鈴川法子 | |
第17話 | 1985年7月23日 | 魔女三人江戸を裂く | 和久田正明 | 牧口雄二 | 三原じゅん子、近藤洋介[要曖昧さ回避]、水島幸、稲田弘子、諏訪裕子 |
第18話 | 1985年7月30日 | 半蔵の尻に火がついた | 本田英郎 | 睦五郎、林佳子、松村康世、伊藤高、五十嵐義弘、東山茂幸 | |
第19話 | 1985年8月6日 | 凄い女がやって来た | 山田隆之 中村努 |
大洲斉 | 本阿弥周子、内田勝正、宮本充、徳田興人、世利ゆかり、富永佳代子、誠吾大志 |
第20話 | 1985年8月13日 | 悪女の首が笑う | 本阿弥周子、誠吾大志、石川一行 | ||
第21話 | 1985年8月20日 | 穴の向うの黄金仮面 | 志村正浩 | 太田昭和 | 内田稔、山口美也子、長谷川弘、片桐竜次、笹木俊志、伴勇太郎 |
第22話 | 1985年8月27日 | 金髪娘は拳銃で勝負 | 本田英郎 | 大場順、岡本舞、勝部演之、河合絃司、出水憲司、鈴川法子 | |
第23話 | 1985年9月3日 | 男の中に女が棲む | 志村正浩 | 松尾昭典 | 大出俊、阿井美千子、森章二、藤間紋蔵、湖条千秋、加藤由美 |
第24話 | 1985年9月10日 | 長崎帰りの整形美人 | 本田英郎 | 二宮さよ子、小林勝彦、大木正司、明日香尚、神藤一弘、小柳圭子 | |
第25話 | 1985年9月17日 | 幻の少女・私を殺さないで | 志村正浩 | 原田雄一 | 中村明美、織本順吉、藤木孝、遠藤征慈、竹井みどり、舞小雪 |
第26話 | 1985年9月24日 | 消えた十三人の水夫 | 本田英郎 | 綿引勝彦、小野進也、北原佐和子、福本清三、伊吹剛 | |
第27話 | 1985年10月1日 | 大老暗殺! 桜田門の女たち | 山田隆之 | 太田昭和 | 野際陽子、平泉成、西沢利明、沖田駿一郎、樋浦勉、剣持伴紀 |
スタッフIV編集
- 企画 - 巻幡展男・泊懋
- プロデューサー - 栢原幹・岡林可典[注釈 3](関西テレビ)・松平乘道・清水敬三・亀岡正人[注釈 4](東映)・佐藤公彦
- アクション・セッティング - JACコマンド
- ナレーター - 久米明
- 制作協力 - サニ千葉エンタープライズ
音楽IV編集
影の軍団 幕末編編集
解説 幕末編編集
主演 : 千葉真一、制作 : 関西テレビ・東映。『#影の軍団シリーズ』の第5作である。フジテレビ系列にて1985年10月7日 - 12月30日の月曜日22時から22時54分に全13話で放送された。前作から登場人物と設定が継続しているシリーズ唯一の作品である。
DVD『影の軍団 幕末編』は2018年4月11日が発売された。
ストーリー 幕末編編集
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登場人物 幕末編編集
- 影の軍団
-
- 十五代目服部半蔵:千葉真一
- 伊賀服部家の十五代目で、影の軍団と全国の伊賀衆を束ねる頭領[16]。市井の人々を苦しめる悪を倒すべく、影の軍団を率いる。また、倒幕に関わる事件にも影として関与していく。忍者の扮装では唯一三連星の鉢金付き頭巾を被り、六尺手拭で鼻と口を覆い、敵に応じて太刀・兜割り(鎧通し)・体術を使い分けて戦う。表の顔は「べんり屋」の少しドジな人足。いつも白いポニーの馬車を引き、語尾に「ござんすよ」をつけて話す。孤児になった弥一を引き取り、実の子のように育てている、ゆくゆくは後継者にしようと考えている。
- お蝶:MIE
- 通称はオランダお蝶。うんすんカルタを手裏剣の様に使い、極秘任務を主とする。「べんり屋」に来る時は髪結いで現れ、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタの占いをしている。湯舟の里の出身(第2話)。スカーフの色は濃いピンク。
- 隼太:黒崎輝(第3話、第4話、第8話、第12話)
- 刃のついた鎖分銅を携帯しており、トキの義兄。スカーフの色は茶。表の顔は「べんり屋」の飛脚。第12話で絶命する。
- 瓢斎:橋爪功
- 参謀格で釵や電流手袋を使用。スカーフの色はグレー。表の顔は「べんり屋」の按摩師兼手相占い師。
- がま八:大葉健二
- スキンヘッドで、十字手裏剣を付けた鉢金をつけ、携帯している仕込み槍で戦い、体術も優れた忍び。スカーフの色は黒。表の顔は「べんり屋」の船頭で、旅に出るときは月代の鬘を被ることもある。
- 善九:伊原剛
- 戦闘では2刀の鎌を使用。スカーフの色は白。表の顔は「べんり屋」の飛脚。最終話で甲賀衆とのべんり屋での死闘で弥一を庇って炎の中で死亡。
- トキ:千原麻里
- 隼太の義妹。スカーフの色は水色。表の顔は「べんり屋」の飛脚で、男勝りの韋駄天を見せる。
- 弥一:岩戸隼人
- 半蔵が後継者として育てている子供で忍者としても活躍する。
- お蓮:志穂美悦子(第7話、第9話)
- 半蔵に次ぐ副頭領。主に京都駐在で、べんり屋京都支店にも出入りする。そのために単独行動が多い。鳥追い姿で活動し、仕込み三味線やリボルバーを使用。紺色の戦闘服着用。スカーフの色は黒紫色。
- おりょう:浅野ゆう子(第11話、第13話)
- 坂本龍馬を助ける軍団員。後に龍馬と夫婦となったが、甲賀に龍馬を惨殺され、後追い自決を図ったが半蔵が止め、甲賀との最終決戦を終えた後、半蔵直々に影の軍団を抜けろと許しを得て、坂本龍馬の妻として余生を送った。スカーフの色は紺色。
- 幕府関係者
-
- 勝麟太郎:真田広之(第3話、第12話、第13話)
- 幕府の海軍奉行として半蔵に協力を依頼するが、その時々で半蔵と対立する。
- 小栗上野介:夏八木勲(第1話、第5話、第9話、第12話)
- 勘定奉行兼陸軍奉行。幕府復興のためには手段を選ばぬ果断な人物。甲賀衆を率いる楯岡道雪の野心を見抜きながらも逆にその力を利用して、斜陽の徳川幕府を立て直すため軍制改革を推し進める。半蔵および伊賀衆とは敵対関係にあるものの、私利私欲で悪だくみをする奸物ではない。第12話で上意により蟄居の身となるが、武士の意地をかけて半蔵と対決する。
- 安藤対馬守:鈴木智(第1話、第7話、第11話)
- 幕府老中。井伊直弼亡き後の幕府の実力者。楯岡道雪および甲賀衆を使って幕府の威信を堅持しようとする。小栗とは違って、道雪の野望には気づいていない。
- 井上河内守:柳川清(第5話)
- 幕府老中。
- 佐々木信濃守:(第5話)
- 南町奉行
- 徳川慶喜:佐古雅誉(第12話)
- 徳川幕府第15代将軍。大政奉還を画策。それに反対論を唱え諌言に及んだ小栗上野介の全ての役職を罷免、蟄居させる。
- 幕末関係者
- 甲賀組
- 市井の人々
作品リスト 幕末編編集
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1985年10月7日 | ヤンキー娘の大冒険 | 本田英郎 | 関本郁夫 | 名和宏、西沢利明、宮口二郎、野口貴史、
永野辰弥、テリー・オブライエン |
第2話 | 1985年10月14日 | 影なきおんなに御用心 | 関本郁夫 | 芦川よしみ、和崎俊哉、佐藤京一、汐路章、井上清和、長田知子 | |
第3話 | 1985年10月21日 | 女は二度燃える | 下飯坂菊馬 | 原田雄一 | 岸田今日子、木村元、堀光昭、岡幸恵、川浪公次郎、岩尾正隆、木谷邦臣、
木下通博 |
第4話 | 1985年10月28日 | 私が愛したカゲキ派 | 和久田正明 | 本田博太郎、宮下順子、藤岡重慶、野口早苗、堀内正美、富永佳代子 | |
第5話 | 1985年11月4日 | 江戸城を爆破せよ | 本田英郎 | 関本郁夫 | 仁和令子、久富惟晴、戸浦六宏、勝山純子、春藤真澄、堀田真三、柳川清 |
第6話 | 1985年11月11日 | 右も左もぶっ殺せ | 鈴木生朗 | 江藤潤、吉田豊明、田中浩、杉本こず江、三原世司奈、衣麻遼子、入江慎也、 | |
第7話 | 1985年11月18日 | 危険な男の恋文 | 松本功 | 大洲斉 | 寺田農、宮内洋、原口剛、秋間登、美松艶子 |
第8話 | 1985年11月25日 | 殺しの鈴は闇に鳴る | 中村努 | 安奈淳、遠藤征慈、北村総一朗、重久剛一、福本清三 | |
第9話 | 1985年12月2日 | 哀しき宿命女戦士たち | 本田英郎 | 太田昭和 | 三好鉄生、村田雄浩、浜田晃、長谷川真砂美 |
第10話 | 1985年12月9日 | 逃がし屋は鬼の棲み家 | 鈴木生朗 | 大橋吾郎、三浦リカ、松橋登、卯木浩二、 | |
第11話 | 1985年12月16日 | 密偵の愛・らあぶ・ゆう | 中村努 | 関本郁夫 | 原田美枝子、曽根晴美、崎津隆介、 |
第12話 | 1985年12月23日 | サムライ、荒野の落日 | 本田英郎 | 蜷川有紀、風祭ゆき、八名信夫、 | |
第13話 | 1985年12月30日 | 影は永遠に! | 鈴木生朗 | 太田昭和 | 江夏豊、西田良、鈴川法子、関根大学、
村上潤、野口貴史 |
スタッフ 幕末編編集
- 企画 - 巻幡展男・泊懋
- プロデューサー - 岡林可典(関西テレビ)・松平乘道・清水敬三・亀岡正人(東映)・佐藤公彦
- アクション・セッティング - JACコマンド
- ナレーター - 久米明
- 制作協力 - サニ千葉エンタープライズ
音楽 幕末編編集
放映ネット局編集
- 系列は放送終了時点のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | ネット形態 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 関西テレビ | フジテレビ系列 | 制作局 | |
関東広域圏 | フジテレビ | 同時ネット | ||
北海道 | 北海道文化放送 | |||
青森県 | 青森テレビ | TBS系列 | 遅れネット | |
岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | ||
宮城県 | 仙台放送 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット | 1981年3月まではフジテレビ系単独加盟局 |
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ 系列 |
同時ネット | |
福島県 | 福島テレビ | 1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局 | ||
新潟県 | 新潟放送 | TBS系列 | 遅れネット | 『服部半蔵 影の軍団』のみ |
新潟総合テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット →同時ネット |
1981年3月までは日本テレビ系列とのトリプルネット局 1983年9月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局 『影の軍団II』・『…III』は遅れネット、『…IV』、『… 幕末編』は同時ネット | |
長野県 | 長野放送 | 同時ネット | ||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | 遅れネット | |
静岡県 | テレビ静岡 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | 同時ネット →遅れネット |
月曜22時に放送時間が移行された『… 幕末編』は、毎日放送制作の 『世界まるごとHOWマッチ』の遅れネットのため遅れネットとなった。 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 同時ネット | ||
島根県 鳥取県 |
山陰中央テレビ | |||
岡山県 香川県 |
岡山放送 | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 |
||
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | 遅れネット | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | 遅れネット | |
福岡県 | テレビ西日本 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
佐賀県 | サガテレビ | |||
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
遅れネット | |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
同時ネット | 1982年3月までは日本テレビ系列とのトリプルネット局 |
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | |||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
1982年9月まではテレビ朝日とのトリプルネット局 | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ a b “影の軍団”. ハイビジョンで甦る名作時代劇. 時代劇専門チャンネル. 2010年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f 「ウーマンパワーの席捲 昭和五十四年〜昭和55年」、256頁。
- ^ a b c d 「ジャンボも唱える影の軍団「天魔覆滅」」『週刊ゴルフダイジェスト』第36巻9月24日号、ゴルフダイジェスト社、2013年9月24日、 126頁。
- ^ 「迷走する岡田茂」、369 - 370頁。
- ^ 「迷走する岡田茂」、370頁。
- ^ a b 「テレビ時代劇をスタジオで」、241頁。
- ^ a b 「ウーマンパワーの席捲 昭和五十四年〜昭和55年」、258頁。
- ^ 「服部半蔵 影の軍団 瓢六」、33頁。
- ^ 「服部半蔵 影の軍団 お霧」、34頁。
- ^ a b c 「服部半蔵 影の軍団 津々美京之介」、33頁。
- ^ a b 「影の軍団II かいせつ」、36頁。
- ^ a b 「影の軍団II 柘植新八」、45頁。
- ^ 「テレビ時代劇をスタジオで」、241 - 242頁。
- ^ 「影の軍団III かいせつ」、48頁。
- ^ a b 「影の軍団IV 千葉真一インタビュー」、14頁。
- ^ a b 「影の軍団IV レギュラーメンバー紹介」、20頁。
- ^ 鴬谷五郎「第6章 現場に帰還した伝説のリアルヒーロー 20 大葉健二(東映ヒーローMAX vol.37掲載)」『東映ヒーロー仮面俳優列伝』辰巳出版、2014年12月20日、219頁。ISBN 978-4-7778-1425-1。
参考文献編集
- ※異なる頁を複数参照をしている文献のみ。発表年順。
- 「特集 影の軍団」『テレビジョンドラマ』第3巻第3号、放送映画出版、1985年5月1日。
- 能村庸一『実録テレビ時代劇史』東京新聞出版局(原著1999年2月10日)、二刷。ISBN 4808306549。
- 春日太一『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』文藝春秋(原著2013年11月15日)、初版第一刷。ISBN 4163768106。
- 春日太一『時代劇は死なず!完全版:京都太秦の「職人」たち』河出書房新社(原著2015年2月20日)、初版発行。ISBN 4309413498。
関連項目編集
外部リンク編集
- DVD 服部半蔵 影の軍団 特集
- DVD 影の軍団II 特集
- 服部半蔵 影の軍団の動画 - Hulu タイトルにマウスオーバーしてあらすじが閲覧できる。
フジテレビ系 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1980.4 - 9、一部地域を除く) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
服部半蔵 影の軍団
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フジテレビ系 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1981.10 - 1982.9、一部地域を除く) | ||
影の軍団II 影の軍団III
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フジテレビ系 火曜22時台(関西テレビ制作枠。一部地域を除く。1985.4-10) | ||
影の軍団IV
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三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
(月曜22時台から移行) |
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フジテレビ系 月曜22時台(関西テレビ制作枠。一部地域を除く。1985.10-12) | ||
三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
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影の軍団 幕末編
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