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古墳上に並ぶ朝顔形埴輪(柳井茶臼山古墳

朝顔形埴輪(あさがおがたはにわ)とは埴輪の一種であり、器台の上に壺を載せた形状をしており、上部は口縁部が大きく朝顔の花が開いたようにラッパ状に広がっている。

概要編集

大きさは50~110cmのものが多く、円筒部にタガ状の突帯が3~7本あることや透かし孔があることなどが円筒埴輪との共通点である。 この埴輪は、3世紀古墳では見られなく、4世紀頃の古墳から出現し、6世紀の埴輪の歴史が終わるまで存続した。 初期の頃の形状は壺の胴部上半が円筒からはみ出した形であるが、時代が進むと壺の頸・胴部が省略され、口縁部が円筒に直接つながる形になる。

奈良県天理市布留遺跡からの出土品が有名であるが、円筒埴輪をもつほとんどの古墳から出土しており、東は山形県岩手県から西は鹿児島県まで広く分布している。 三重県石山古墳では円筒埴輪4、5本につき1本の割合で本埴輪が配置されている。

参考文献編集

  • 春成秀爾「朝顔形埴輪」/田中琢・佐原真編『日本考古学事典』三省堂 2003年 ISBN 978-4-385-15835-8

関連項目編集