木場潟公園

石川県小松市にある公園

木場潟公園(きばがたこうえん)は、石川県小松市南部にある都市公園。石川県が開設・運営している都市公園(広域公園)である。

木場潟公園
木場潟公園 中央園地
分類 都市公園(広域公園)
所在地
石川県小松市木場町、島町、符津町、矢崎町、今江町、蓮代寺町、三谷町
座標 北緯36度22分0.5秒 東経136度27分3.5秒 / 北緯36.366806度 東経136.450972度 / 36.366806; 136.450972座標: 北緯36度22分0.5秒 東経136度27分3.5秒 / 北緯36.366806度 東経136.450972度 / 36.366806; 136.450972
面積 194.6ha(うち水域114ha)[1]
開園 1982年(昭和57年)10月17日
運営者 石川県
年来園者数 58万6千人(2010年(平成22年))[2]
設備・遊具 中央園地:公園管理センター、多目的グラウンド、ふれあい広場、ドッグラン、多目的展望台、湖上園路
南園地:潟の花園(菖蒲園)、ボート乗り場、ボートハウス、貸し自転車
西園地:眺望の草原、水草園、展望台
北園地:運動広場、野外遊具、休憩所、トイレ
駐車場 あり
事務所 木場潟公園管理センター
事務所所在地 石川県小松市三谷町ら之部58
公式サイト 木場潟公園公式ホームページ
テンプレートを表示

概要 編集

小松市の沿岸部にある木場潟の周囲を整備した公園である。1973年(昭和48年)3月7日に都市計画決定され、1982年(昭和57年)10月17日に一部開園。2008年(平成20年)度に事業が完了した。木場潟を囲むように中央園地南園地西園地北園地の4つの緑地が整備され、各園地を結ぶ園路が木場潟を1周(6.4 km)する[1]

木場潟は、柴山潟、今江潟とともに加賀三湖と呼ばれていた。干拓により今江潟は姿を消し、柴山潟も3分の2ほどが陸地となったため、木場潟は唯一、元の姿をとどめる。このため本来の植生が残り、岸辺や水辺では野鳥の姿を見ることができる[3]。木場潟の水郷風景はいしかわの自然百景に選定されており、ヨシマコモ等の群落にガマヒメガマが混じり、コウホネイボビシオオカナダモなどの水生植物が見られる[4]。また、南東側には県内最高峰の白山を遠望することができる[3]

2006年(平成18年)からは、石川県の指定管理者制度により、財団法人木場潟公園協会が指定管理者として公園の整備・運営を行っている。

2015年5月17日には、木場潟公園を会場として第66回全国植樹祭いしかわ2015[5][6] が開催された。石川県で全国植樹祭が開催されたのは、1983年昭和58年)に河北郡津幡町石川県森林公園で開催された第34回全国植樹祭以来で、32年ぶりの開催となった。

2019年には、東側丘陵を里山として整備することに小松製作所(コマツ)が協力する協定を石川県と結んだ[7]

ギャラリー 編集

周辺施設 編集

アクセス 編集

脚注・出典 編集

  1. ^ a b 「公園事業 木場潟公園」石川県南加賀土木総合事務所
  2. ^ 「統計からみた石川県の観光 平成22年」石川県観光交流局交流政策課
  3. ^ a b 「魅力ある石川の自然 木場潟」石川県
  4. ^ 「梯川水系前川圏域河川整備計画(平成17年3月)」石川県
  5. ^ 第66回全国植樹祭いしかわ2015 - 石川県農林水産部全国植樹祭推進室
  6. ^ 第66回全国植樹祭 - 小松市
  7. ^ 平成31年2月5日 石川県とコマツによる木場潟東側丘陵エリアの整備・活用に関する協力協定締結式 石川県庁(2019年3月8日閲覧)。

関連項目 編集

外部リンク 編集