本多 静雄(ほんだ しずお、1898年(明治31年)1月5日 - 1999年(平成11年)5月6日)は、日本の実業家陶芸研究家

衆議院議員の本多鋼治は兄。文芸評論家の本多秋五は弟。元東北大学電気通信研究所教授・名古屋大学工学部教授・名古屋商科大学教授・豊橋技術科学大学長の本多波雄(1922年 - 2016年)は、実子。

経歴編集

その他編集

  • 出身地である豊田市に、本多秋五と共に資料を寄贈した。これは豊田市中央図書館の一角に『本多兄弟文庫』として展示してある。
  • 同じく豊田市に収集した『猿投古窯』『古瀬戸』などを寄贈している。これは、豊田市民芸館内の陶芸資料館に展示してある。
  • 愛知県瀬戸市にある愛知県陶磁資料館及び豊田市の豊田市民芸館設立に尽力し、これらの資料館に自身が収集した狛犬を寄贈している。
  • 洋画家杉本健吉と交流があり、杉本に特に請われ杉本美術館の開館と共に初代館長に就任した[3]。当時、本田の屋敷があった民芸の森にて毎年、桜の時期に花見会が開催されていたが、杉本は毎年招待されており、専用の特別席があった。
  • 陶芸研究家を本業とする一方で陶器の狛犬の熱烈なコレクターとしても知られ、その為、自宅を豊田市猿投古窯跡に構えた。自らが収集した狛犬の一部は豊田市拳母町の拳母神社を始めとして市内各地に奉納されている。
  • 2016年4月に一般公開された愛知県豊田市平戸橋町の民芸の森の敷地内にある田舎家「青隹居」は、戦後、本田がアトリエとして使用しており、生前の研究拠点であった。

著書編集

  • 『愛知県猿投山西南麓古窯址群』日本陶磁協会 1957
  • 『シカン坊物語』電経新聞社 1968
  • 『幻の壷 古窯百話』淡交社 1969
  • 『陶磁のこま犬』求竜堂 1976
  • 『青隹愛蔵帳 本多静雄対談集』創樹社美術出版 1983
  • 『青隹自伝』全3巻 通信評論社 1984‐91
  • 『青隹選外集』電気通信協会東海支部 1985
  • 『青隹選集』電気通信協会東海支部 1985
  • 『本多静雄新作狂言集』日本陶磁協会 1989
  • 『民芸彷徨』矢作新報社 1990
  • 『白寿棋譜』電気通信協会東海支部 1996
  • 『愛陶百寿』里文出版 1997
  • 『百寿棋譜』電気通信協会東海支部 1998

共編著編集

  • 『担当区評判記』上野鷹之助共著 陸奥 1974
  • 『繪入狂言記図説 嘉永元年版』堀江勤之助共編 名古屋民芸協会 1989
  • 『男の生き方 田淵寿郎伝』編著 風媒社 1990

翻訳編集

  • サー・ローランド・ヒル,ジョージ・バークベック・ヒル『サー・ローランド・ヒルの生涯とペニー郵便の歴史』逓信協会 1988

脚注編集

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  1. ^ a b 名誉市民 本多静雄 - 豊田市近代の産業とくらし発見館
  2. ^ 中日文化賞:第41回-第50回受賞者”. 中日新聞. 2009年10月26日閲覧。
  3. ^ 洛友会会報 第142号 (PDF)”. 京都大学電気系同窓会 洛友会 (1988年1月1日). 2013年7月31日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集