横浜港 > 本牧埠頭

本牧埠頭(ほんもくふとう)は、横浜港埠頭の一つ。住所神奈川県横浜市中区本牧ふ頭

本牧ふ頭
町丁
本牧埠頭D突堤
地図北緯35度26分02秒 東経139度40分24秒 / 北緯35.433986度 東経139.673392度 / 35.433986; 139.673392
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川県
市町村 横浜市
行政区 中区
面積[1]
  2.992 km²
設置日 1968年昭和43年)8月31日
郵便番号 231-0811[2]
市外局番 045(横浜MA[3]
ナンバープレート 横浜
※人口は秘匿のため、省略。
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

解説 編集

日本有数の国際貿易港、横浜港にある埠頭の一つであり、コンテナターミナルとしては横浜港内で最大級の規模と施設を有する。

1960年代からA, B, C, D突堤が順次建設された櫛形の埠頭であったが、B, C突堤間の水域は1990年代から2004年にかけ順次埋め立てられ、一体化された。BC突堤先端部には水深15メートルの大水深コンテナ岸壁を整備、旧C突堤の従来岸壁と合わせ、単一のコンテナターミナルとしては国内最大級の施設に再編・整備されている。また、南側の根岸湾沿いには南本牧埠頭があり、当埠頭と接続するための臨港道路として「南本牧はま道路[4]」(2017年3月4日開通)が整備されている[5]

A, D突堤は横浜市港湾局および横浜港埠頭株式会社が主に管理・運営。一体となったBC突堤は国土交通省からスーパー中枢港湾対象ターミナルとしての指定を受け、民間共同出資のメガターミナルオペレーターである横浜港メガターミナル株式会社(略称YPM)が主に管理・運営を行っている。また、コンクリートを生産するための建材埠頭もある。

この他、D突堤には横浜港シンボルタワー本牧海づり施設本牧漁港港湾職業能力開発短期大学校横浜校がある。

本牧埠頭と大黒埠頭を結ぶ横浜ベイブリッジは、横浜市のシンボルとなっている。また2025年を目標に、横浜ベイブリッジの下をくぐることができない超大型客船(海面上の高さ〈マスト高〉が55m以上の客船、22万総トン級のパナマックス)に対応した多目的岸壁の整備もA突堤(A-5〜A-8バース[6]で計画されている[7][8][9][注 1](「大さん橋#パナマックス問題」も参照)。

2020年1月より、D突堤からさらに延伸し、ロジスティクス用の新本牧埠頭造成が開始される。この埋め立てには、JR東海が建設を進めているリニア中央新幹線の地下トンネル掘削に伴い発生した残土を用いる[10]

位置 編集

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
名称 座標
A突堤 北緯35度26分49秒 東経139度40分16秒 / 北緯35.44694度 東経139.67111度 / 35.44694; 139.67111 (本牧埠頭A突堤)
BC突堤 北緯35度26分24秒 東経139度40分40秒 / 北緯35.44000度 東経139.67778度 / 35.44000; 139.67778 (本牧埠頭BC突堤)
(旧B突堤) 北緯35度26分34秒 東経139度40分28秒 / 北緯35.44278度 東経139.67444度 / 35.44278; 139.67444 (本牧埠頭旧B突堤)
(旧C突堤) 北緯35度26分13秒 東経139度40分37秒 / 北緯35.43694度 東経139.67694度 / 35.43694; 139.67694 (本牧埠頭旧C突堤)
D突堤 北緯35度26分18秒 東経139度41分06秒 / 北緯35.43833度 東経139.68500度 / 35.43833; 139.68500 (本牧埠頭D突堤)

事業所 編集

2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[11]

町丁 事業所数 従業員数
本牧ふ頭 223事業所 3,521人

事業者数の変遷 編集

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[12]
231
2021年(令和3年)[11]
223

従業員数の変遷 編集

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[12]
3,523
2021年(令和3年)[11]
3,521

その他 編集

日本郵便 編集

警察 編集

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[14]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 山手警察署 本牧ふ頭交番

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 横浜港は2017年7月に国土交通省より「国際旅客船拠点形成港湾」に指定されており、横浜市では当埠頭を大さん橋新港埠頭山下埠頭と共に将来的な拠点(計4箇所)の一つとして想定している[8][9]。なお、当埠頭に岸壁が整備されるまでの間は、大黒埠頭の自動車運搬船岸壁など(再整備・2019年供用開始)を超大型客船対応岸壁として暫定活用する方針である[8][9]

出典 編集

  1. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  2. ^ a b 本牧ふ頭の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 南本牧ふ頭連絡臨港道路(仮称)の名称を次のとおり決定しました。” (pdf). 国土交通省関東地方整備局 京浜港湾事務所 (2017年2月14日). 2024年4月7日閲覧。
  5. ^ 南本牧ふ頭連絡臨港道路及び首都高湾岸線南本牧ふ頭出入口は3月4日(土)に開通いたします。(第2報)” (pdf). 国土交通省関東地方整備局 京浜港湾事務所・横浜市港湾局 (2017年2月3日). 2024年4月7日閲覧。
  6. ^ 本牧ふ頭 横浜港埠頭株式会社
  7. ^ 横浜ベイブリッジをくぐれない大型客船の対応策は? はまれぽ.com 2013年3月24日
  8. ^ a b c 横浜市/国際旅客船拠点形成計画/超大型客船対応など受入機能強化 日刊建設工業新聞 2018年1月4日〈5面〉
  9. ^ a b c 「横浜港国際旅客船拠点形成計画」を作成しました > {{PDF|横浜港国際旅客船拠点形成計画 横浜市 2017年12月
  10. ^ 新本牧ふ頭、埋め立てを承認 横浜市が来年1月着工へ 神奈川新聞2019年11月19日
  11. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  12. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  13. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (pdf). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  14. ^ 交番案内”. 山手警察署. 2023年10月14日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集