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経歴編集

人物編集

卒業公演の際、「在学中に何もやっていない」という焦りから台本執筆を買って出たところ、松尾スズキに「役者よりも台本を書いた方がいいかもね」と言われ、これが執筆活動を開始するきっかけとなった。劇団旗揚げ後の一時期はメディアに“松尾チルドレン”として一括りにされることを嫌い、松尾と接点を持たないようにしていたという。2006年に『生きてるだけで、愛。』が芥川賞候補になった際にも松尾との作風の類似が指摘された[2]。現在では松尾がスーパーバイザーを務める季刊誌『hon-nin』に小説を寄稿するなど、接点を回復している。このことについて本谷は「ようやく違うぞ、と余裕が出てきた」と述べている。

小説の書き方について本谷は、書きあげている最中は完全に登場人物になりきってしまうと言っている。本谷の友人いわく、「執筆中に会うと作品ごとに別人格になっている」ほどである。また、感情移入するのは主人公だけではなく登場人物全般で一人称より三人称が得意だという[3]

声優の能登麻美子とは同郷の友人で、地元時代は同じ劇団に所属していた事がある。のちに『QuickJapan』vol.59で対談を行なっている。

アイドルが好きであり、本谷がMCを務めた『本谷有希子のオールナイトニッポン』では、好きなハロープロジェクトのグループに関する好意を語ったり[4]AKB48メンバーを呼んだコーナーを進行したりしていた[5]

また、中高生時代にはいわゆるおたく趣味に傾倒していた。これまでで好きな漫画には『お父さんは心配症』、『幽☆遊☆白書』、『HUNTER×HUNTER』、『銭ゲバ』、『アシュラ』を挙げている[6]。その中で、『幽☆遊☆白書』の登場人物・蔵馬のファンで、作品中の蔵馬登場シーンの切り抜きなどを収集し、蔵馬の小説も書いていたほどだった[7]

2014年頃までは小説をPCで執筆していた。しかし大変時間がかかるうえ、妊娠した際「目を酷使してのPC作業をすると、お腹の子は神経質になる」という話を聞き、手書きで執筆するようになった。その結果行き詰まったときなどは、イメージ絵や2重丸などの書き込みをして飛ばしておき、時間をおいて客観的に見返すことで、原稿を早く仕上げることができるようになった。本人にとっても、手書きの方が向いているという事を実感できたという。[8]

作品編集

舞台(作品)編集

劇団、本谷有希子公演編集

#劇団、本谷有希子参照

外部公演編集

テレビドラマ(作品)編集

出演編集

舞台(出演)編集

テレビドラマ(出演)編集

テレビアニメ編集

テレビ番組編集

OVA編集

ラジオ番組編集

受賞歴編集

著書編集

戯曲編集

  • 乱暴と待機」(2005年冬号、『せりふの時代』小学館
  • 『遭難、』(2007年、講談社、ISBN 9784062140744
  • 「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」(2007年秋号、『せりふの時代』小学館)
  • 『偏路』(2008年、新潮社、ISBN 9784103017738
  • 『幸せ最高ありがとうマジで!』(2009年、講談社
  • 『来来来来来』(2010年、白水社)

小説編集

  • 『江利子と絶対 本谷有希子文学大全集』(2003年、講談社)(2007年、講談社文庫)
    • 江利子と絶対(『群像』2003年5月号)
    • 生垣の女(同上)
    • 暗狩(同上)
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2005年、講談社)(2007年、講談社文庫)
    • 初出:『群像』2004年12月号
  • 『ぜつぼう』(2006年、講談社)
    • 初出:『群像』2005年11月号
  • 生きてるだけで、愛。』(2006年、新潮社)(2009年、新潮文庫)
    • 生きてるだけで、愛。(『新潮』2006年6月号)
    • あの明け方の(書き下ろし)
  • 『乱暴と待機』(小説版)(2008年、メディアファクトリー)
  • 『ほんたにちゃん』(2008年、太田出版)
  • 『グ、ア、ム』(2008年、新潮社)(2011年、新潮文庫)
    • 初出:『新潮』2008年1月号
  • 『あの子の考えることは変』(2009年、講談社)(2013年、講談社文庫)
    • 初出:『群像』2009年6月号
  • 『ぬるい毒』(2011年、新潮社)(2014年、新潮文庫)
  • 『嵐のピクニック』(2012年、講談社)(2015年、講談社文庫)
    • アウトサイド
    • 私は名前で呼んでる
    • パプリカ次郎
    • 人間袋とじ
    • 哀しみのウェイトトレーニー
    • マゴッチギャオの夜、いつも通り
    • 亡霊病
    • タイフーン
    • Q&A
    • 彼女たち
    • How to burden the girl
    • ダウンズ&アップス
    • いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか
  • 『自分を好きになる方法』(2013年、講談社)(2016年、講談社文庫)
    • 初出:『群像』2013年5月号
  • 『異類婚姻譚』(2016年、講談社)
    • 異類婚姻譚
      • 初出:『群像』2015年11月号
    • 〈犬たち〉
      • 〈この町から〉(「GRANTA JAPAN with 早稲田文学01」掲載)を大幅に改稿・改題
    • トモ子のバウムクーヘン
      • 初出:『新潮』2014年1月号
    • 藁の夫
      • 初出:『群像』2014年2月号
  • 『静かに、ねぇ、静かに』(2018年、講談社)
    • 本当の旅
    • 奥さん、犬は大丈夫だよね?
    • でぶのハッピーバースデー

単行本未収録作品編集

  • 「被害者の国」(『新潮』2005年4月号)

随筆・コラム等編集

単行本編集

  • 『イママン 本谷有希子マンガ家インタビュウ&対談集』(2007年、駒草出版、ISBN 9784903186511
  • 『かみにえともじ』(2012年8月10日、講談社)
    • モーニング』(講談社)にて連載された「かみにえともじ」をまとめた書籍。
    • 文・本谷有希子、絵・榎本俊二という組み合わせで構成された、基本1つの話が2P分で構成されたエッセイ作品である。
  • 『本谷有希子のこの映画すき、あの映画きらい』(2012年8月13日、日経BP)

雑誌編集

劇団、本谷有希子編集

劇団、本谷有希子(げきだん もとやゆきこ)は、日本の劇団。主宰は本谷有希子

『劇団』という名前は付いているものの、特定の所属俳優を一切持たず、公演によって出演者が変動するため、活動形態としてはプロデュースユニットに近い。

基本的に、脚本・演出は本谷有希子が手がける。

略歴編集

  • 2000年 - 活動開始。第1回公演『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を行う。
  • 2002年 - 第15回パルテノン多摩小劇場フェスティバル参加。
  • 2006年 - 『劇団、本谷有希子(アウェー)』として、初めての番外公演。
  • 2007年 - 前年に公演した 第11回公演 『遭難、』で主宰の本谷有希子は、第10回鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞。

劇団名の由来編集

過去に出演した番組で、主宰の本谷は 「劇団の名前を付けるとき、自分のセンスを信じられなかった。今、よいと思ってもセンスが変わってダサい事になるのは嫌だなと。そこで、親からもらった名前をつけました。普遍という意味で。 センスが問われて、「そういう名前をつけるんだぁ、君は。」とか思われるのがすごい勝負だと思った。」 と述べている[9]

公演編集

過去の主な出演俳優編集

特に吉本菜穂子は、第7回公演以降の全ての公演に出演している。

脚注編集

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  1. ^ “人気劇作家の本谷有希子さんが10月に第1子女児出産「私そっくりだ」”. スポーツ報知 (株式会社報知新聞社). (2016年1月1日). オリジナルの2016年1月3日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160103015354/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160101-OHT1T50111.html 2017年12月1日閲覧。 
  2. ^ 文学賞メッタ斬り! 第135回芥川賞レース予想
  3. ^ EXCLUSIVE INTERVIEW 本谷有希子さん”. 学芸カフェ. 2014年5月25日閲覧。
  4. ^ 本谷有希子の妄想日記”. 劇団、本谷有希子 (2005年6月25日). 2014年5月25日閲覧。
  5. ^ サイゾー』2013年1月号
  6. ^ 突撃型ガールズトーク おしえて、センパイ!#8”. 東京女子プロジェクト. 2014年5月25日閲覧。
  7. ^ 『イママン』87ページ〜
  8. ^ 芥川賞作家 本谷有希子が語る 「ラジオは、聴き手の包容力・懐の深さが一番深いメディア」”. 吉田尚記、カルチャー情報サイト. 2016年1月26日閲覧。
  9. ^ トップランナー(NHK教育、初回放送2007年5月12日)

外部リンク編集