本鵠沼駅

神奈川県藤沢市本鵠沼にある小田急電鉄の駅

本鵠沼駅(ほんくげぬまえき)は、神奈川県藤沢市本鵠沼二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線である。駅番号OE 14

本鵠沼駅
駅舎(2004年10月26日)
ほんくげぬま
Hon-Kugenuma
OE 13 藤沢 (1.5 km)
(1.3 km) 鵠沼海岸 OE 15
地図
神奈川県藤沢市本鵠沼二丁目13-14
北緯35度19分51秒 東経139度28分30秒 / 北緯35.33083度 東経139.47500度 / 35.33083; 139.47500座標: 北緯35度19分51秒 東経139度28分30秒 / 北緯35.33083度 東経139.47500度 / 35.33083; 139.47500
駅番号 OE14
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 江ノ島線
キロ程 24.6 km(相模大野起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]12,054人/日
-2022年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月1日
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歴史

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年表

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駅名の由来

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江ノ島電鉄線に「鵠沼駅」があったことから、「本鵠沼」と名付けられた。旧来の「本村」と呼ばれる集落に隣接するためで、「本厚木駅」と同じ発想である。開設準備段階では「鵠沼本町駅」と言う案もあったとされる。その駅名を記した1928年(昭和3年)の道標が2箇所に残っている。

駅構造

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片瀬江ノ島側の踏切よりホームを望む。左が上りホーム、右が下りホーム。(2004年10月26日)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。上下ホームそれぞれに改札口が設置されている他、両ホームを連絡する跨線橋が設置されている。ホーム有効長は6両分である。

2004年(平成17年)5月、下りホームに簡易出入口が新設され、同年11月、有料駐輪場が開設された。下りホームは下車客の割合が圧倒的に多いため、簡易出入口に駅員は配置されておらず、自動券売機も1台のみの設置となっている。また、2007年(平成19年)3月31日、駅に隣接する本鵠沼1号踏切が拡幅され、歩道が確保されたことで、簡易出入口下車客の安全性が増した。時間帯により駅係員無配置となる。駅係員の配置時間は公式サイト「各駅のご案内 本鵠沼駅」を参照。

2012年度(平成24年度)設備投資計画において行先案内表示器新設が盛り込まれた[2]

急行の停車駅ではあったが、2004年(平成16年)12月ダイヤ改正で平日ダイヤでは当駅へ停車する急行が減少し[注釈 1]、2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正に伴い、急行停車駅から除外された。尚、現在は片瀬江ノ島発着の急行自体早朝の上り1本しか設定が無い。

のりば

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ホーム 路線 方向 行先[3]
1   江ノ島線 下り 片瀬江ノ島方面
2 上り 相模大野新宿  千代田線方面

利用状況

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2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員12,054人である[小田急 1]。小田急線全70駅中58位で、江ノ島線内では最も少ない。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1995年(平成07年) 5,580 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 5,425 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) [小田急 2]10,311 5,190 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) [小田急 3]10,229 5,154 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) [小田急 4]10,150 5,148 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) [小田急 5]9,950 5,029 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) [小田急 6]9,861 5,015 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) [小田急 7]11,235 5,102 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) [小田急 8]11,398 5,204 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) [小田急 9]11,562 5,285 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) [小田急 10]11,716 5,448 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) [小田急 11]11,691 5,494 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) [小田急 12]11,808 5,580 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) [小田急 13]11,733 5,593 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) [小田急 14]11,629 5,567 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) [小田急 15]11,982 5,716 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) [小田急 16]12,430 5,913 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) [小田急 17]12,218 5,913 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) [小田急 18]12,690 6,161 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) [小田急 19]13,235 6,446 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) [小田急 20]13,632 6,651 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) [小田急 21]13,892 6,798 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) [小田急 22]13,938 6,825 [神奈川県統計 22]
2020年(令和02年) [小田急 23]10,766 5,303 [神奈川県統計 23]
2021年(令和03年) [小田急 24]11,432 5,619 [神奈川県統計 24]
2022年(令和04年) [小田急 1]12,054

駅周辺

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バス路線

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駅前にバス停留所はない。最寄は東口が「上岡」、西口が「」及び「鵠沼小学校」だが、いずれも500m程の距離がある。

上岡
  • 江ノ電バス
    • F9:藤沢駅北口行(鵠沼小学校経由) / 鵠沼車庫行
鵠沼小学校

1940年代より暫くの間、藤沢駅 - 辻堂駅間を当駅経由で結ぶ江ノ電バス(一時期は神奈川中央交通)路線があった。

隣の駅

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小田急電鉄
  江ノ島線
急行(早朝上りのみ)
通過
各駅停車
藤沢駅 (OE 13) - 本鵠沼駅 (OE 14) - 鵠沼海岸駅 (OE 15)

脚注

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注釈

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  1. ^ 本駅ホーム長問題に加え、藤沢・片瀬江ノ島両駅の構造上、藤沢駅 - 片瀬江ノ島駅間は10両編成列車を頻繁に走らせることが困難なため、2003年(平成15年)3月ダイヤ改正で江ノ島線急行の大半が10両編成の「湘南急行」(後の快速急行)へ置換わった際、藤沢折返しとされたため、この区間を走る急行が1時間に1往復程度(江ノ島線内のみで6両編成)まで減少、さらに2004年12月ダイヤ改正で平日の線内急行が新宿まで延長され10両化された際に殆どが藤沢折返しとされて、さらに激減した。その上、2008年3月15日に原則として新宿発着便はすべて10両編成での運転となったため、新宿発着列車の停車は消滅した。

出典

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  1. ^ “全線で急行10両化 小田急電鉄 設備改良工事で 22日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年8月10日) 
  2. ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画(2)駅施設改良、サービスの向上 2.行先表示装置の新設 (PDF) - 小田急電鉄(2012年4月27日閲覧)
  3. ^ 本鵠沼駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月6日閲覧。
  2. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2001年1月27日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  3. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年4月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  4. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2002年10月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  5. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2003年6月22日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  6. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2004年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  7. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2005年11月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  8. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2006年6月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  9. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2007年6月23日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  10. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2008年9月17日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  11. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2009年9月20日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  12. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  13. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2011年11月26日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  14. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2012年9月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  15. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2013年10月19日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  16. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2014年10月6日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  17. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2015年10月28日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  18. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2016年9月2日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  19. ^ 1日平均乗降人数 - ウェイバックマシン(2017年10月13日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  20. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  21. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月8日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  22. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年8月18日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  23. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  24. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
小田急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計年報 - 藤沢市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
  2. ^ 平成12年 - 223ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 225ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 223ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 223ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 225ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 227ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 231ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 241ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 239ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 239ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 239ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 239ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
  19. ^ 平成29年 (PDF) - 239ページ
  20. ^ 平成30年 (PDF) - 223ページ
  21. ^ 令和元年 (PDF) - 223ページ
  22. ^ 令和2年 (PDF) - 223ページ
  23. ^ 令和3年 (PDF) - 215ページ
  24. ^ 令和4年 (PDF) - 219ページ

関連項目

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外部リンク

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