札幌市交通局110形電車(さっぽろしこうつうきょく110がたでんしゃ)は、1927年に登場した札幌市電路面電車車両である。

概要 編集

車両番号 製造年月 製造元 廃車年月 機器供出
110号 1927年6月 田中車輌 1959年12月
(実質1958年
11~12月)
215号
111号 213号
112号 216号
113号 211号
114号 214号

1927年昭和2年)に札幌電気軌道株式会社が導入した木造4輪単車。110 - 114号の5両が在籍した。

100形と同様にダブルルーフの車体を持つが、は引戸から折戸に変更された。札幌市電初の空気ブレーキが装備され、空気圧縮機を装備したことから警鈴警笛に変わった。

1927年(昭和2年)12月の市営化後、1958年(昭和33年)に道産電車210形に主要機器を譲って全車廃車となった(届出上は全車1959年12月に廃車)。

主要諸元 編集

  • 全長:8,229 mm
  • 全幅:2,209 mm
  • 全高:3,445 mm
  • 自重:7.0 t
  • 定員:42名
  • 出力・駆動方式:18.65 kW ×2・吊り掛け式
  • 台車型式:住友S-20