札幌市交通局3300形電車(さっぽろしこうつうきょく3300がたでんしゃ)は、札幌市交通局1998年に導入した札幌市電路面電車車両である[1]

札幌市交通局3300形電車
Sapporo streetcar 3303.jpg
3303号
テンプレートを表示

概要編集

 
3303号の運転台

1998年(平成10年)に登場した、330形の電装品を用いて車体を新製した車体更新車[1]。シングルアームパンタグラフ[1]、車内案内装置、LED式の停車灯などを新たに採用した。非冷房車であるが、8500形と同様のラインフローファンを設けている。当初よりCIカラー(STカラー)である。初年度の3301号は側窓が内開き式であった[1]が、3302号から横引きに変更されている。3305号の保安ブレーキは国土交通省の通達に伴い、二重化された。330形に続いてM100形も同様の更新を行う予定であったが、現在のところ実施されていない。

製造編集

全車アルナ工機にて車体更新を実施した。

  • 3301号:1998年3月、334号の車体更新
  • 3302号:1999年3月、333号の車体更新
  • 3303号:1999年12月、332号の車体更新
  • 3304号:2000年11月、335号の車体更新
  • 3305号:2001年11月、331号の車体更新

なお3301号は製造当初は内開き式の側窓であったが、3302号登場後に同様の横引き窓に改造された。

広告車両編集

2015年9月現在、3301号がリボンシトロンリボンナポリンポッカサッポロフード&ビバレッジ)の全面広告車両となっている。また、3303号は2006年度から冬季のみ車体全面をライトアップしたイルミネーション電車として運転されている。

3302号と3303号が以下の日程で初音ミクさっぽろ雪まつり向けバージョン「雪ミク」のイラストを用いたラッピング車両となっている。同車の車内放送は初音ミクの担当声優である藤田咲のものを使用している。また、3302号車内には藤田と鏡音リン・レンの担当声優である下田麻美のサインが残されている。

その他編集

2006年4月1日北海道新聞が掲載したエイプリルフールの冗談記事では、3300形5両を「F(フライング)- LRT」に改造し、藻岩山ロープウェイと直通運転を行う予定とされていた[12]

主要諸元編集

  • 全長:13,000mm
  • 全幅:2,230mm
  • 全高:3,800mm
  • 自重:18t
  • 定員(座席):100 (34) 人
  • 出力・駆動方式:40.0kW×2・吊り掛け式[1]
  • 台車型式:東急車輛TS-309

脚注編集

  1. ^ a b c d e 鉄道ジャーナル』第32巻第7号、鉄道ジャーナル社、1998年7月、 100頁。
  2. ^ 札幌市内の路面電車が「雪ミク」仕様に! 車内アナウンスは藤田咲”. RBB TODAY (2011年2月11日). 2011年2月11日閲覧。
  3. ^ 雪ミク電車を運行します。”. 札幌市 (2011年12月27日). 2012年1月13日閲覧。
  4. ^ 今年も雪ミク電車を運行しました。※終了しました。”. 札幌市 (2014年3月29日). 2016年4月6日閲覧。
  5. ^ “[http://snowmiku.com/2015/sp_train.html Special 札幌市電]”. クリプトン・フューチャー・メディア (2014年11月17日). 2016年4月6日閲覧。
  6. ^ 雪ミク電車2016の運行は終了しました。”. 札幌市 (2016年3月28日). 2016年4月6日閲覧。
  7. ^ 雪ミク電車2017”. 札幌市交通局 (2017年3月28日). 2017年12月14日閲覧。
  8. ^ 雪ミク電車2018”. 札幌市交通局 (2017年11月21日). 2017年12月14日閲覧。
  9. ^ 雪ミク電車2019”. 札幌市交通局 (2018年12月3日). 2018年12月3日閲覧。
  10. ^ 雪ミク電車2020”. 札幌市交通局 (2019年11月25日). 2019年11月28日閲覧。
  11. ^ 【SNOW MIKU 2020】雪ミク電車内覧会レポート!ねんどろいど、figmaの紹介も!”. 初音ミク公式ブログ. クリプトン・フューチャー・メディア (2019年11月26日). 2019年11月28日閲覧。
  12. ^ Oh USOさっぽろ 世界初、市電ロープウエー 札幌市交通局 藻岩山頂乗り入れ 来春にも チタン製で軽量化 - 北海道新聞2006年4月1日朝刊 札幌圏30面