札幌東映
札幌東映(さっぽろとうえい・1955年12月26日開業 - 2003年3月30日閉館)は、北海道札幌市中央区南2条西5丁目にかつて存在した映画館である。
札幌東映 Sapporo Toei | |
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情報 | |
通称 | 札幌東映、東映パラス、シネスイッチ札幌 |
正式名称 | 札幌東映会館 |
完成 | 1955年 |
開館 | 1955年12月26日 |
閉館 | 2003年3月30日 |
最終公演 |
ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険(東映) ハリー・ポッターと秘密の部屋(パラス) 仁義なき戦い 完結篇(シネスイッチ) |
収容人員 | (3館合計)824人 |
設備 |
ドルビーデジタル(東映) ドルビーサラウンド(パラス、シネスイッチ) |
用途 | 映画上映 |
運営 | 東映株式会社 |
所在地 |
〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西5丁目26-5 (現況はビジネスホテル「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」[1]) |
アクセス |
札幌市営地下鉄大通駅3番出口より徒歩3分 札幌市電西4丁目停留場より徒歩3分 |
札幌東映会館または札幌東映劇場と呼ばれることもあった。北海道内における東映系のチェーンマスターとして数々のヒット作を上映してきた。
歴史
編集- 1955年12月26日:開館[2]。札幌東映劇場(1階)、東映地下劇場[3](地下1階)の2館体制でスタート。
- 1963年:東映地下劇場を「東映パラス」に改称。洋画ロードショー館となる[3]。
- 1980年:東映劇場の2階席部分を改修し、東映ホールがオープン。3館体制となる。
- 1980年3月7日~3月9日:札幌東映にてぴあ主催による『OFF THEATER FILM FESTIVAL '79』が開催される[4]。
- 1982年5月15日~5月28日:東映ホールにて『第1回さっぽろ映画祭』が開催される。
- 1988年:東映ホールを「東映パラス2」に改称。
- 1997年4月25日:東映パラス2を「シネスイッチ札幌」に改称。リニューアルオープン。
- 2000年11月17日~11月24日:東映パラスとシネスイッチ札幌にて『第13回さっぽろ映画祭』が開催される。
- 2002年12月:札幌駅前に東映と東宝、松竹の3社合同運営によるシネマコンプレックス「札幌シネマフロンティア」が開業するのに伴い、閉館を発表する。
- 2003年3月30日:札幌東映で上映された『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』を最後に閉館(パラスとシネスイッチは同月28日に営業終了)。48年の歴史に幕を閉じる。
各館の特徴
編集※館名及び座席数は閉館時のもの。
- 札幌東映(1階)
- 定員350人。ドルビーデジタル対応。東映の邦画ロードショー館。1ヵ月に1作の割合で新作が上映されていた。
- 東映パラス(地下1階)
- シネスイッチ札幌(2階)
閉館後
編集建物は解体された後しばらく駐車場となっていたが、2016年8月2日、大和リビングマネジメント運営のビジネスホテル「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」がグランドオープンした[1]。ちなみに2008年6月、同館の跡地にダイワロイネットホテル札幌(仮称)を建設する計画が報じられたが[6]、実際は同館跡地ではなく、南4条西1丁目に「ダイワロイネットホテル札幌すすきの」として2012年7月20日に開業している。
2010年6月12日にT・ジョイ稚内(ティ・ジョイ、最北シネマ株式会社共同事業体)がオープンするまで7年3ヵ月間、札幌シネマフロンティアを除いて北海道内に東映系列の映画館は存在しなかった。
脚注・出典
編集- ^ a b “大和ハウス系ホテル「ラ・ジェント・ステイ」札幌に8月2日開業”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2016年8月2日) 2016年9月6日閲覧。
- ^ “ほっかいどう映画館グラフィティー「札幌東映劇場」(札幌市)”. 朝日新聞 (朝日新聞北海道支社). (2013年6月7日) 2013年7月29日閲覧。
- ^ a b “ほっかいどう映画館グラフィティー「東映パラス」(札幌市)”. 朝日新聞 (朝日新聞北海道支社). (2013年6月14日) 2013年7月29日閲覧。
- ^ “映画祭History”. ぴあフィルムフェスティバル. 2013年7月29日閲覧。
- ^ “あなたとHTB”. 北海道テレビ放送 (2001年3月18日). 2013年7月29日閲覧。
- ^ “札幌東映劇場跡地に道内初のダイワロイネットホテル”. 北海道建設新聞. (2008年6月10日) 2013年7月29日閲覧。