朽木 寒三(くちき かんぞう、1925年5月20日[1] - 2019年5月22日[2])は、日本の作家

人物 編集

北海道生まれ。本名・水口安典。東京農林専門学校(現:東京農工大学)卒。在学中に召集され、中国戦線に従軍。「馬」を扱う兵士の苦しみを体験したことが、馬賊物の傑作「馬賊戦記」を生む下地になった。

著書 編集

  • 『馬賊戦記 小日向白朗と満洲』番町書房 1966
  • 『馬賊戦記 小日向白朗と満洲 続』番町書房 1966、新版(上下)1975
    • 『馬賊戦記』徳間文庫(上下)1982。改訂版
    • 『馬賊戦記 小日向白朗 蘇るヒーロー』ストーク(上下)2005。新装改訂版
  • 『馬賊と女将軍 中島成子戦記』徳間書店 1967。復刻:伝記叢書 大空社 1999
  • 『馬賊 天鬼将軍伝』徳間書店 1981
  • 『馬賊 天鬼将軍伝 続』徳間書店 1981
    • 『馬賊 天鬼将軍伝』徳間文庫(上下)1984
  • 『少年マタギと名犬タケル』(どんぐりブックス) ポプラ社 1987。児童向け
  • 『釧路湿原 北海道カウボーイ物語』(シリーズ・ヒューマンドキュメント) 理論社 1989。小泉澄夫絵、児童向け

脚注 編集

  1. ^ 『文藝年鑑』2016
  2. ^ 「文藝家協会ニュース」6月号

関連項目 編集