杉浦 イッコウ(すぎうら いっこう、本名:一弘(かずひろ)、1946年11月17日 - )は、日本の現代美術家。愛知県碧南市出身。アクリル絵の具を用いた「A SPACE ODYSSEY」シリーズを基調とし、独自の創作活動を展開する。

杉浦イッコウ
誕生日 1946年11月17日
出生地 愛知県碧南市
国籍 日本の旗 日本
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画歴・受賞歴 編集

  • 1966年 中部新制作展で新人賞受賞。
  • 1973年 桜画廊(名古屋市)で個展開催。
  • 1974年 彩雲堂画廊(岡崎市)で個展開催。
  • 1977年-1985年 ギャラリー安里(名古屋市)で個展開催。
  • 1982年-1988年 ギャラリーアトリエ(碧南市)で個展開催。
  • 1986年 第16回日本国際美術展で国立国際美術館賞受賞/第7回現代日本絵画展で朝日新聞社賞受賞/第8回中日展で準大賞受賞。
  • 1987年-1996年 名古屋芸術大学で非常勤講師を務める。
  • 1987年 第1回ミヤコ版画賞展でフランコニー賞受賞/第9回中日展で大賞受賞。
  • 1988年 第8回現代日本絵画展で佳作賞受賞/第10回中日展で審査員特別賞受賞。
  • 1989年-2000年 ノブギャラリー(岡崎市)で個展開催。
  • 1990年 第18回日本国際美術展で三重県立美術館賞受賞。
  • 1991年 東山荘現代美術展(名古屋市)にインスタレーション出品。
  • 1992年 名古屋市芸術奨励賞受賞。
  • 1993年 名古屋市民ギャラリー(名古屋市)で個展開催。
  • 1998年 哲学たいけん村・無我苑(碧南市)で個展開催。
  • 2001年 碧南市の碧インター東・陸橋下に壁画「なつかしい新須磨海岸」を描く。
  • 2007年 イナテック本社ギャラリー(西尾市)で個展開催。
  • 2012年-2019年 碧南市藤井達吉現代美術館の「碧南ビエンナーレ」に出品。
  • 2012年 ギャラリー&カフェ樹庵(安城市)で作品展「HEAVEN」開催/白竹ギャラリー(碧南市)で作品展「HEAVENⅡ-光の王国-」開催。
  • 2015年 アートギャラリー910(安城市)で個展開催。
  • 2016年 愛知県芸術文化選奨受賞/ギャラリーA・C・S(名古屋市)で作品展「夢 1000夜」開催。
  • 2019年 カフェカノン(碧南市)で個展開催。

作風 編集

  • 現代的な抽象絵画を創出し、日本国際美術展、ホアン・ミロ国際ドローイング・デッサン展など国内外のグループ展に出品するほか、愛知県を中心に個展も数多く開催し、その過程で独自の作風を確立した。第16回日本国際美術展で国立国際美術館賞、第9回中日展で大賞、平成3年度名古屋市芸術奨励賞を受賞するなど、作品の独自性が高く評価されている[1]
  • ご当人は自らのバイオグラフィーをこう振り返っている──20代=前衛の時代/30代=世界・宇宙観の時代、灰・黒の時代/40代=白の時代(立体)/50代=海外を各地旅行後、白の時代II/60代=自由自在になりたい時代/60代後半=桃色の時代/70代(予定)=何でもいいやの時代[2]

装幀・装画 編集

  • 北川透『北川透全対話』(風琳堂、1987年)
  • 永島卓『水に囲まれたまちへの反歌』(思潮社、2011年)

作品所蔵先 編集

 「A Space Odyssey 86-I」

 「A SPACE ODYSSEY 90 BLACK RIVER」

 「A SPACE ODYSSEY 90-III」

 「A SPACE ODYSSEY 87-V」

 「A SPACE ODYSSEY 86-V」

 「A SPACE ODYSSEY 92 BLUE-30」

  • 碧南市役所(碧南市)

 「A SPACE ODYSSEY 87 K-II」

  • タイガージャイロスコープ(碧南市)

 「A SPACE ODYSSEY 88-I」

 「A SPACE ODYSSEY 88-III」

 「A SPACE ODYSSEY 88-5」

 「A SPACE ODYSSEY 93 NCG」

参考文献 編集

  • 『IKKO SUGIURA 1986-1989』(NOB GALLERY、1990年)
  • 『NOB GALLERY 1989-1998』(NOB GALLERY、1998年)

脚注 編集

  1. ^ 愛知県「芸術文化選奨」業績概要
  2. ^ 次の時代が楽しみですね

外部リンク 編集