村上銀行(むらかみぎんこう)はかつて存在した日本の地方銀行で次の3行がある。

  1. 村上銀行(広島県) - 1898年明治31年)4月に個人経営の銀行として設立され、本店をはじめ広島県佐伯郡地御前村(現在の廿日市市)に、のち平良村(現在の廿日市市)においた。1907年2月に合名会社に改組したが、1916年(大正5年)10月に(旧)広島銀行に債権・債務を譲渡した。しかし銀行としてはその後も存続し、翌1917年1月には営業権譲渡によって熊本県に移転し毛利銀行と改称した。その後、旧広島銀行は芸備銀行の新立合併に参加し、毛利銀行は安田銀行に合併されたため、広島銀行およびみずほ銀行の前身行の一つとなっている。 ⇒ 廣島銀行 (1897年-1920年)#村上銀行
  2. 村上銀行(新潟県) - 1898年(明治31年)10月、第七十一国立銀行普通銀行に改組して株式会社として設立され、本店を新潟県岩船郡村上町(現在の村上市)においた。1938年昭和13年)8月、第四銀行に合併された。第四銀行の前身行の一つである。 ⇒ 第七十一国立銀行
  3. 村上銀行(栃木県) - 1900年(明治33年)3月、個人経営の銀行として設立され、本店を栃木県においたが、1926年(大正15年)2月に営業停止処分を受け、翌1927年(昭和2年)11月に解散した。