村田町
むらたまち ![]() 村田町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
![]() 店蔵の並ぶ街並み | |||||
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国 |
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地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 宮城県 | ||||
郡 | 柴田郡 | ||||
市町村コード | 04322-2 | ||||
法人番号 | 5000020043222 | ||||
面積 |
78.38km2 | ||||
総人口 |
10,252人 [編集] (推計人口、2023年2月1日) | ||||
人口密度 | 131人/km2 | ||||
隣接自治体 | 仙台市、名取市、岩沼市、柴田郡大河原町、柴田町、川崎町、刈田郡蔵王町 | ||||
町の木 | マツ | ||||
町の花 | モクセイ | ||||
町の鳥 | キジ | ||||
村田町役場 | |||||
町長 | 大沼克巳 | ||||
所在地 |
〒989-1392 宮城県柴田郡村田町大字村田字迫6 北緯38度07分07秒 東経140度43分21秒 / 北緯38.11853度 東経140.72242度座標: 北緯38度07分07秒 東経140度43分21秒 / 北緯38.11853度 東経140.72242度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要編集
15世紀に村田城が築城され、江戸時代に水運を生かして仙南地方における紅花の集積地となって栄えた[2]。
中心市街地の村田は、「なまこ壁」が多く用いられた「店蔵」(たなぐら)と呼ばれる土蔵造りの店舗と豪壮な表門とが並ぶ古い町並みが残っており[2]、7.4ヘクタールの区域が2014年(平成26年)9月18日付けで国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された[3]。「みちのく宮城の小京都」としても知られる。
その他、「スポーツランドSUGO」を有しており、町内の一地名である「菅生」「SUGO」はモータースポーツ界では鈴鹿と並び非常に有名である。
地理編集
位置編集
宮城県南部に位置する。町の7割を緩やかな丘陵が占める。町の中心部は東西北の三方を山に囲まれた盆地であり、また市街地の東部を川(荒川)が流れるなど京都に類似した地形となっており、小京都と言われる所以の一つとなっている。
地形編集
河川編集
- 主な川
湖沼編集
- 主な湖
- 村田ダム(人造湖)
人口編集
村田町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 村田町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 村田町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
村田町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体・行政区編集
歴史編集
近代編集
- 明治時代
近現代編集
- 昭和時代
- 1955年(昭和30年)4月20日 - 村田町と沼辺村および富岡村の旧菅生村域(13.74平方km、1,460人)が合併し、新制の村田町が発足。
- 1960年(昭和35年)3月14日 - 川崎町の表支倉地区[注釈 1](0.54平方km、133人)を編入。
- 1973年(昭和48年)11月27日 - 東北自動車道白石IC - 仙台南IC間の開通に伴い、村田IC、菅生PAの供用開始。
- 1975年(昭和50年)5月 - スポーツランドSUGOが建設され、営業開始。
- 1988年(昭和63年)10月13日 - 山形自動車道村田JCT - 宮城川崎IC間の開通に伴い、村田JCTの供用開始。
現代編集
- 平成時代
政治編集
行政編集
首長編集
- 歴代村長
代 氏名 就任 退任 備考 1 安積公 1889年(明治22年)4月23日 1894年(明治27年)4月15日 2 桜中荘次郎 1894年(明治27年)4月23日 1895年(明治28年)10月30日
- 歴代町長
-
- 昭和の合併以前
代 氏名 就任 退任 備考 1 桜中荘次郎 1895年(明治28年)10月31日 1899年(明治32年)7月1日 村長より留任 2 八島糾 1899年(明治32年)7月25日 1907年(明治40年)8月2日 3 田山孫八 1907年(明治40年)8月16日 1923年(大正12年)9月 4 大沼万兵衛 1923年(大正12年)10月16日 1932年(昭和7年)12月20日 5 升敏之助 1943年(昭和8年)1月24日 1941年(昭和16年)7月7日 6 武田恭次郎 1941年(昭和16年)7月8日 1946年(昭和21年)6月13日 7 善積康平 1946年(昭和21年)6月18日 1947年(昭和22年)3月31日 8 大沼千吉 1947年(昭和22年)4月6日 1951年(昭和26年)4月4日 9 升健蔵 1951年(昭和26年)4月23日 1955年(昭和30年)4月19日
- 昭和の合併以後
代 氏名 就任 退任 備考 升健蔵 1955年(昭和30年)4月20日 1955年(昭和30年)5月24日 職務代執行者 1 大平良治 1955年(昭和30年)5月25日 1983年昭和58年)5月24日 2 大沼勘右衛門 1983年(昭和58年)5月25日 1991年(平成3年)5月24日 3 桜中良寿 1991年(平成3年)5月25日 1999年(平成11年)5月24日 4 佐藤洋治 1999年(平成11年)5月25日 2007年(平成19年)5月24日 5 佐藤英雄 2007年(平成19年)5月25日 2019年(令和元年)8月27日 6 大沼克巳 2019年(令和元年)8月28日 現職
町章編集
1961年(昭和36年)5月16日制定。村田町の「む」を図案化したもので、村田町をめぐる「山」を上部にとり入れ、和と飛躍する恒久発展の姿を現した。
施設編集
警察編集
- 本部
- 駐在所
- 村田駐在所
消防編集
- 本部
- 消防署
- 村田出張所(村田町大字村田字西田56-1)
医療編集
- 主な病院
郵便局編集
- 主な郵便局
- 村田郵便局
- 沼辺郵便局
- 菅生簡易郵便局
- 集配は大河原郵便局が担当している。
交流施設編集
対外関係編集
姉妹都市・提携都市編集
国内編集
- 提携都市
- その他
海外編集
- 姉妹都市
経済編集
第一次産業編集
農業編集
- そらまめ - 5指に入る生産高
- 味来(とうもろこし)
- そば(たまゆらのそば)
第二次産業編集
工業編集
- 村田工業団地(プラスエンジニアリング、竹内ハガネ商行、三丸化学、東邦メッキ、東亜工業、東北特殊鋼、他7事業所)を中心に、町内の各地で42社が操業。
第三次産業編集
商業編集
- 主な商業施設
金融機関編集
- 仙南信用金庫村田支店(指定金融機関)
- 七十七銀行村田支店(指定代理金融機関)
- みやぎ仙南農業協同組合村田支店(指定代理金融機関)
情報・通信編集
マスメディア編集
中継局編集
教育編集
高等学校編集
- 県立
中学校編集
- 町立
- 村田町立村田第一中学校 : 文部科学省が推進する「学力向上フロンティア」指定校(フロンティアスクール)
- 村田町立村田第二中学校
小学校編集
- 町立
- 村田町立村田小学校
- 村田町立村田第二小学校
交通編集
鉄道編集
鉄道路線編集
町内を東北新幹線が通過しているが、駅は無い。 鉄道を使用する場合の最寄り駅は、JR東日本東北本線大河原駅。
バス編集
路線バス編集
村田町には宮城交通の子会社ミヤコーバス村田駐在所があり、バスの結節点となっている。
しかし、特急バスを除く全路線が財政難を理由に宮城交通グループの廃止路線候補に挙がっており、実施された場合は特急バス以外に路線バスが無くなることが見込まれている。実際1時間に1本は確保されていた大河原線が通勤・通学対策の8.5往復を除いて大幅減便され、逆に仙台方面の特急バスは蔵王延伸・村田町内停留所を大幅削減した上で当初の2往復から10往復に大幅増便されるなど、出入庫・通勤通学客主体の仙台線と日中の幹線路線である大河原線の役割・地位が完全に逆転している。
2007年(平成19年)3月31日をもって、村田営業所 - 永野 - 白石、村田営業所 - 柴田高校の系統が廃止されたほか、特急バスも村田止まりであった時代と異なり駐在所を経由しないため、結節性は薄れた。
- 経路
- 仙台駅から
- 仙台と結ぶ高速バスとして、仙台 - 村田・蔵王町線が一日10往復運行している。
- かつては一般道を経由して、村田町及びスポーツランドSUGOに向かうバスも運行されていたが、現在は廃止されている。
- 大河原駅から
- 村田営業所又は川崎行き(川崎便の一部はみやぎ県南中核病院を経由)
- 大河原駅前 - 村田営業所、平日大河原から8便大河原行き9便、休日5往復。
- 村田営業所 - 川崎、平日5往復、休日川崎行き3便川崎から4便。
- 村田営業所又は川崎行き(川崎便の一部はみやぎ県南中核病院を経由)
- 鉄道非接続系統
- 村田町役場前 - 村田営業所 - 菅生
- 蔵王町総合運動公園 - 蔵王町役場前 - (山ノ入) - 村田営業所
道路編集
高速道路編集
国道編集
県道編集
道の駅編集
観光編集
名所・旧跡編集
- 重伝建
- 村田 - 重要伝統的建造物群保存地区に選定された店蔵が並ぶ街並み。小京都村田の象徴。
- 主な城郭
- 村田城跡 現城山公園
- 主な神社
- 白鳥神社 奥州の蛇藤、縄文けやき、大銀杏、白樫などの巨木群 パワースポット
- 主な寺院
- 主な遺跡
- 愛宕山古墳(90m、県内第3位)
- 主な史跡
観光スポット編集
- スポーツランドSUGO - 台湾ドラマ『戰神 MARS』のロケ地。
- 谷山温泉 - 塩化物泉低張性弱アルカリ性冷鉱泉
- 谷山自然公園 ハイキングコース
- 天然の石橋
- 水芭蕉群生地
- 村田ダムなど
- 民話の里 - 古よりの民話と日本一の夫婦水車
- 道の駅村田 - 村田町の産直品販売所
- 村田町歴史みらい館
文化・名物編集
祭事・催事編集
- 主な祭事
- 主な催事
- むらた 町家の雛めぐり
- 小京都むらた写真展
- 蔵の工芸市
- そら豆まつり(6月第2日曜)
- みやぎ村田町蔵の陶器市
- 蔵ing村田 新そばまつり
名産・特産編集
- 地酒(日本酒)
- 納豆
- 味噌
- そら豆加工品(うどん、コンニャク、アイス、サブレ、ケーキなど)
- 陶器
- ガラス細工
- 草木染
- 日本画、石板画
スポーツ編集
モータースポーツ編集
出身関連著名人編集
出身著名人編集
ゆかりの著名人編集
- 吉川団十郎 - 当町に在住のシンガーソングライター、陶芸家、ラジオパーソナリティ
脚注編集
注釈編集
- ^ 大字支倉のうち、字櫛挽・字道海・字道海前山の全部と、字東湯沢の一部。
出典編集
参考文献編集
- 『村田町史』(宮城県柴田郡村田町、1977年)