村石宏實(むらいし ひろちか、1947年3月1日 - )は日本演出家映画監督東京都出身[1][2]。東京写真大学(現・東京工業大学)卒[3]。別名は村名 宏美[注釈 1]村名 宏実[注釈 2]村石 ヒロチカ

人物・来歴編集

1967年、円谷プロダクションに入社し光学撮影部に配属、光学撮影スタッフとして『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』に参加した[1][2][4][3]。『怪奇大作戦』の終了後、番組制作が途切れた際に、特殊技術の大木淳吉から『快獣ブースカ』でチーフ助監督を務めていた大映テレビ松生秀二を紹介され、助監督に転向し『東京警備指令 ザ・ガードマン』へ参加[4][3]三船プロダクション東映などで経験を積み、1973年に自主作品『OH!カオ』で監督デビューする[1][2][4][3]。1974年には『電人ザボーガー』でテレビドラマの監督も務める[4][3]

以降多くの特撮作品で活躍している。また、しばしば自らの監督作品に出演している[1][注釈 3]

顎髭がトレードマークで、それを弄るのが癖になっている。

エピソード編集

  • 大学時代に進路を考えていたとき、高校時代の友人が『隠密剣士』の切られ役をやっており、その話を聞いて映像業界に興味を持った[3]。村石の母方の親戚が円谷プロダクションのある祖師ヶ谷大蔵で眼鏡・宝飾店を営んでいたことから、村石も円谷英二の妻マサノと対面する機会があり、ドラマ制作を志望していることを伝えたところ、後日円谷プロから連絡を受け入社することとなった[3]。円谷プロ入社時は撮影部を希望していたが、空きがなかったため光学撮影部へ入った[4][3]。しかし、撮影部を希望していたのはカメラマンが映画の撮影を仕切っているものだと誤解していたためで、現場に入って監督が中心だと理解してからは監督を目指すようになった[4][3]
  • チーフ助監督として参加した『鉄人タイガーセブン』では、終盤で監督に昇格するという確約を得ていたが、内藤誠が参加したことによりローテーションへ入れず、監督への昇格は次作『電人ザボーガー』へと持ち越された[4][3]
  • 『鉄人タイガーセブン』第7話では、オートバイに乗っていたことから、バイクに乗るオオカミ原人のスーツアクターを務めた[4]

監督作品編集

テレビ編集

映画編集

出演作品編集

  • 鉄人タイガーセブン 第7話(1973年) - オオカミ原人(スーツアクター)[4]
  • ウルトラマンマックス(2005年)
    • 第9話「龍の恋人」 - テレビクルー 役[1]
    • 第19話「扉より来たる者」 - 古代の村長 役[1]
    • 第29話「怪獣は何故現れるのか」 - マタギ 役[1]
  • ウルトラマンメビウス 第13話「風のマリナ」(2006年) - マタギ 役[2]
  • HE-LOW THE SECOND(2019年) - 風文字 猛/スライダー仮面1号 役

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 書籍『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』では誤表記としている[2]
  2. ^ 読みは「ひろみ」ではなく「ひろちか」のままである[2]
  3. ^ ウルトラマンメビウス』第13話のマタギ役など。
  4. ^ 村石宏美名義。当初は助監督として参加。
  5. ^ 村石ヒロチカ名義。
  6. ^ 村石ヒロチカ名義。
  7. ^ 脚本も担当。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g ウルトラマンマックス マックス!マックス!マックス!怪獣大画報』宇宙船編集部 編、円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマファンタスティックコレクション〉、2006年10月30日、56頁。ISBN 4257037350
  2. ^ a b c d e f 「ウルトラマンメビウス白書 村石宏實」『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』朝日ソノラマファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日、70頁。ISBN 978-4-257-03745-3
  3. ^ a b c d e f g h i j 「スーパー戦隊制作の裏舞台 村石宏實」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1977 ジャッカー電撃隊』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年3月25日、32頁。ISBN 978-4-06-513709-3
  4. ^ a b c d e f g h i 白石雅彦「村石宏實 監督」『別冊映画秘宝電人ザボーガー』&ピー・プロ特撮大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年11月14日、pp.56-59。ISBN 978-4-86248-805-3

関連項目編集