杭全神社(くまたじんじゃ)は、大阪市平野区平野宮町にある神社。旧社格は府社。坂上氏の氏神、平野郷氏神として崇敬を受けている。夏祭り(平野だんじり祭)が毎年7月11 - 14日に行なわれ、付近の国道25号の走行が規制される。

杭全神社
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中門
所在地 大阪府大阪市平野区平野宮町2丁目1-67
位置 北緯34度37分44.2秒
東経135度33分17.8秒
座標: 北緯34度37分44.2秒 東経135度33分17.8秒
主祭神 素盞嗚尊
伊弉册尊
速玉男尊
事解男尊
伊弉諾尊
社格府社
創建 貞観4年(862年
本殿の様式 一間社春日造(第一本殿)
三間社流造(第二本殿)
一間社春日造(第三本殿)
別名 牛頭天王社
例祭 10月17日
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拝殿
本殿

歴史編集

貞観4年(862年)、征夷大将軍坂上田村麻呂の孫で、この地に荘園を有していた坂上当道牛頭天王素盞嗚尊)を勧請し、現在の第一本殿である祇園社を創建したのが最初と伝えられている。

建久元年(1190年)には現在の第三本殿である熊野證誠権現(伊弉諾尊)を建立する。元亨元年(1321年)には現在の第二本殿となる熊野三所権現伊弉册尊速玉男尊事解男尊)を建立して諸殿を修復し、後醍醐天皇から「熊野三所権現」の勅額を賜って祇園社を中心としていた当社を熊野権現の総社に改めている。

明治時代になると神仏分離によって仏教関係のものは全て長宝寺に移された。1870年(明治3年)、熊野権現社の総社とされていたのを改めて本来の祇園社を本社、熊野三所権現を雑社熊野神社とし、證誠殿を摂社、田村堂を別社として社名を平野熊野三所権現から杭全神社に改めた。

1872年(明治5年)に郷社となる。1906年(明治39年)には指定神社となり、翌1907年(明治40年)に神饌幣帛料供進社に指定された。1930年昭和5年)に府社に昇格する。

日本で唯一連歌所が残されている。連歌会は明治以降廃れていたが、1987年(昭和62年)に復活され、現在、毎月定期的に平野法楽連歌会が催されている。1999年平成11年)からはインターネット連歌が始まった。初代の連歌所は室町時代に建てられたが、大坂冬の陣で焼かれている。現存するのは宝永5年(1708年)に再建されたもので、大阪市指定文化財になっている。

境内の南は杭全公園、北は新杭全公園となっており、東は平野郷を囲んでいた環濠の一部が残っている。

祭神編集

主祭神は以下の5柱。

境内編集

飛地境外摂社編集

  • 赤留比売命神社 - 祭神:赤留比賣命式内社江戸時代は「三十歩社」と称していた。
    • 拝殿
  • 住吉社
  • 金刀比羅社
  • 天満宮
  • 吉岡稲荷大明神
  • 社務所

文化財編集

重要文化財編集

  • 第一本殿
  • 第二本殿
  • 第三本殿

大阪府指定天然記念物編集

  • 巨楠

大阪市指定有形文化財編集

  • 連歌所

祭事編集

1月
  • 歳旦祭 (さいたんさい、1日)
  • 注連縄上げ (しめなわあげ、3日)
  • 宇賀祭 (8日)
  • 美保祭 (9 - 11日) - えびす祭とも
  • 成人祭・とんど (せいじんさい、15日)
2月
  • 節分祭・星祭 (3日)
  • 建国記念祭 (けんこくきねんさい、11日)
3月
  • 献花祭 (けんかさい、3日)
  • 稲荷社初牛祭 (旧初牛の日)
  • 卒業祭 (15日)
  • 祖霊祭 (20日春分の日
4月
  • 入学祭 (1日)
  • 御田植神事 (13日)
  • 赤留比賣命神社例祭 (16日)
5月
  • 末社祭 (21日)
  • 田村祭 (23日)
6月
  • 大祓式 (30日)
7月
  • 夏祭無事遂行祈願祭 (1日)
  • 夏祭 (11 - 14日) - 平野だんじり祭
  • 赤留比賣命神社夏祭 (31 - 8月1日)
9月
10月
  • 例祭 (17日)
  • 鎮守の森フェスティバル (例祭直近の日曜日) - 秋祭
11月
  • 鎮火祭 (ちんかさい、15日)
12月
  • 大祓式・除夜祭 (31日)

現地情報編集

所在地

  • 大阪市平野区平野宮町2-1-67

交通アクセス

脚注編集

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注釈編集

出典編集

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集